%第 1 章 高齢者を取り巻く現状と将来推計 1 高齢化の進行 人口の推移 本県の高齢化率 ( 総人口に占める 歳以上人口の割合 ) は 平成 年には% と全国 (%) よりもポイント高い水準となっており 全国に比べ約 年早く高齢化が進んでいます また 国立社会保障 人口問題研究所の推計によると 高齢者人口は平成 年の 万 2 千人をピークに緩やかに減少に転ずるものの 年少人口 ( ~ 歳 ) や生産年齢人口 (~ 歳 ) の減少が進み 平成 年には高齢化率が% となり 超高齢社会になることが予測されています 図 山口県の人口の将来推計 千人 総人口 % % % % % % % % % % % % % % % % % % % % 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 高齢者人口 ( 歳以上 ) 生産年齢人口 (~ 歳 ) 年少人口 (0~ 歳 ) 高齢化率 参考 ; 全国平均の高齢化率 注 平成 年以前の総人口には 年齢不詳分を含まない 資料 平成 年以前 : 国勢調査 ( 総務省 ) 平成 年 推計人口 ( 総務省 ) 平成 年以降 : 日本の都道府県別将来推計人口 平成 年 3 月推計 国立社会保障 人口問題研究所
表 山口県の人口の将来推計 ( 単位 : 千人 ) 区 分 平成 22 年 平成 27 年 平成 28 年 平成 32 年 平成 37 年 平成 42 年 平成 47 年 平成 52 年 総人口 全 国 年 0~14 歳 全 国 齢 15~64 歳 三 全 国 65 歳以上 区 うち75 歳 以上高齢者 分 全 国 うち 75 歳以上高齢者 高齢化率 全国順位 4 位 4 位 4 位 注 1) 内の数値は 総人口に対する割合 構成比 2) 平成 年以前の総人口には 年齢不詳分を含まない 資料 平成 年以前 : 国勢調査 ( 総務省 ) 平成 年 : 推計人口 ( 総務省 ) 平成 年以降 : 日本の都道府県別将来推計人口 平成 年 3 月推計 国立社会保障 人口問題研究所 高齢者数 高齢者 1 人当たりの生産年齢人口 図 山口県の高齢者 1 人当たりの生産年齢人口の推移 千人 4 位 8 位 12 位 15 位 17 位 千人 千人 平成 年 平成 年 平成 年 < 圏域別の状況 > 県内の各圏域の高齢化率は いずれも全国 (%) を超えています
高齢化の要因 高齢化の主な要因としては 平均寿命の延伸による高齢者人口の増加や少子化 の進行による若年人口の減少が挙げられます 図 平均寿命の推移 男性 歳 女性 平成 平成 平成 平成 昭和 平成2 平成7 平成 平成 平成 平成 山口県 ( 全国 ) 山口県 ( 全国 ) 図 出生数 合計特殊出生率の推移 出 生 数 人 平成2 平成7 平成 平成 平成 平成 平成 資料 平成 年の山口県分以外 : 完全生命表 ( 厚生労働省 ) 平成 年の山口県分のみ : 山口県簡易生命表 ( 山口県厚政課 ) 歳 合計特殊出生率人 昭和 平成 2 平成 7 昭和 資料 人口動態統計 ( 厚生労働省 )
全国順位 1 位 1 位 1 位 2 位 3 位 9 位 高齢単身世帯の増加 高齢夫婦のみ世帯数については 平成 年の約 9 万 2 千世帯をピークと して 平成 年には約 9 万 1 千世帯と減少に転じる見込みですが 高齢単 身世帯数については 平成 年の約 8 万 7 千世帯から平成 年には 約 9 万 4 千世帯と今後も増加が見込まれています また 一般世帯に対する割合については 平成 年には高齢単身世帯で は全国で4 番目 高齢夫婦のみ世帯では全国で最も高く 今後も全国でも有数の状態が続くことが予測されています ( 世帯 ) 図 山口県の高齢単身世帯等の将来推計 山口県の高齢単身世帯数の将来推計 平成 平成 平成 平成 平成 平成 注 高齢単身世帯 高齢夫婦のみ世帯 : 世帯主の年齢が 歳以上の世帯 (%) 資料 平成 年以前 : 国勢調査 ( 総務省 ) 平成 年以降 : 日本の世帯数の将来推計 都道府県別推計 平成 年 4 月推計 ( 国立社 会保障 人口問題研究所 ) 表 一般世帯に対する高齢単身世帯等の割合と全国順位 区分 高齢単身世帯数高齢単身世帯割合 平成 22 年 平成 27 年 資料 平成 年以前 : 国勢調査 ( 総務省 ) 平成 年以降 : 日本の世帯数の将来推計 都道府県別推計 平成 年 4 月推計 ( 国立社会保障 人口問題研究所 ) ( 世帯 ) 平成 32 年 山口県の高齢夫婦のみ世帯数の将来推計 平成 平成 平成 平成 37 年 高齢夫婦のみ世帯数高齢夫婦のみ世帯割合 平成 平成 平成 42 年 平成 (%) 平成 47 年 高齢単身世帯 全国順位 4 位 4 位 4 位 4 位 4 位 5 位 高齢夫婦のみ世帯
認知症の人の増加 認知症の人については 平成 年の 万人から 平成 年には 9 万人前後になり 歳以上高齢者に対する割合は 現状の約 7 人に 1 人から約 5 人に 1 人に上昇すると見込まれています 表 認知症の人の将来推計 区 分 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 各年齢の認知症有 山口県 万人 万人 万人 万人 病率が一定の場合 全 国 万人 万人 万人 万人 の将来推計 有病率 % % % % 各年齢の認知症有 山口県 万人 万人 万人 万人 病率が上昇する場 全 国 万人 万人 万人 万人 合の将来推計 有病率 % % % % ( 注 )1) 山口県 : 平成 年については 人口推計 総務省 平成 年については 国勢調査 総務省 平成 年以降については 日本の都道府県別将来推計人口 ( 平成 年 3 月推計 ) の 歳以上人口数に有病率を乗じたもの 2) 全国 有病率 : 日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究 ( 平成 年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業 ) 高齢者の住居の状況 高齢者がいる世帯の住居は 持ち家の割合が % 借家の割合が % となって おり 借家の割合が増加しています 表 高齢者がいる世帯の住居の状況 ( 単位 : 世帯 ) 区分総数持ち家 借家 住宅以外 平成 12 年 平成 17 年 平成 22 年 山口県 全国 千世帯 千世帯 千世帯 千世帯 山口県 全国 千世帯 千世帯 千世帯 千世帯 山口県 全国 千世帯 千世帯 千世帯 千世帯 平成 27 年 山口県 全国 千世帯 千世帯 千世帯 千世帯 ( 注 )1)( ) の数値は 総数に対する割合 ( 構成比 ) 2) 住宅以外 には 寄宿舎 寮など生計を共にしない単身者の集まりを居住させるための建物や 病院 学校 旅館 会社 工場 事務所などの居住用でない建物を計上 資料 国勢調査 ( 総務省 )
該当区分まで計 高齢者の就業の状況 高齢者の就業者は 就業者総数の % を占めており 年々増加しています 年齢階級別有業率は 概ね 歳以上から徐々に低下していますが 内閣府の調 査によると 少なくとも 歳まで働きたいと回答した人は % 少なくとも 歳まで働きたいと回答した人は % となっており 就業意欲は高くなっていま す 表 歳以上就業者数と就業者総数に占める割合 ( 単位 : 人 ) 就業者総数に占める割合 資料 国勢調査 ( 総務省 ) 区 分 就業者総数 (15 歳以上 ) 65 歳以上就業者数 平成 12 年 平成 17 年 平成 22 年 平成 27 年 増減 増減 増減 資料 平成 年就業構造基本調査 ( 総務省 ) 区分 30,373 50,842 20,454 3,263 図 山口県年齢階級別有業率 表 退職希望年齢 ( 単位 :%) 働けるうちはいつまでも 76 歳以上 75 歳まで 70 歳まで 65 歳まで 60 歳まで分からない 区分別 資料 平成 年高齢者の経済生活に関する意識調査 ( 内閣府 )
33,196 人 29,487 人 3,709 人 3 介護人材の需給推計 推計の趣旨 高齢化の進行により介護ニーズが増加する中 介護人材を安定的に確保するこ とが必要です このため 本県において将来必要となる介護職員の需要数 供給数の推計を行 い 中長期的な視点で介護人材の確保 育成に向けた取組を推進します 介護職員の需要 供給の推計 ア 推計対象 介護保険施設 事業所に勤務する介護職員を推計の対象とします イ 推計結果 近年における介護労働市場等の状況に基づき推計した場合 平成 年においては 人の介護職員の不足が見込まれます 表 介護職員の需要 供給の推計 区分 1 需要推計 2 供給推計 平成 27 年 (2015) 平成 32 年 (2020) 平成 37 年 介護職員の不足数 (1-2) 25,336 人 25,336 人 30,343 人 27,891 人 2,452 人 ( 注 )1 需要推計については 市町が推計した介護サービス利用見込者数に介護職員の配置率 ( サービス利用者に対する介護職員数 ) を乗じて推計 2 供給推計については 離職率 離職者の介護分野への再就職率 入職者数を予測し 推計 3 介護職員数は実人数で推計