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1 有価証券報告書 ( 金融商品取引法第 24 条第 1 項に基づく報告書 ) 事業年度 自平成 20 年 4 月 1 日 ( 第 29 期 ) 至平成 21 年 3 月 31 日 大阪市北区中津一丁目 11 番 1 号 (E05232)

2 目次 表紙 頁 第一部企業情報 1 第 1 企業の概況 1 1. 主要な経営指標等の推移 1 2. 沿革 3 3. 事業の内容 4 4. 関係会社の状況 6 5. 従業員の状況 7 第 2 事業の状況 8 1. 業績等の概要 8 2. 生産 受注及び販売の状況 対処すべき課題 事業等のリスク 経営上の重要な契約等 研究開発活動 財政状態及び経営成績の分析 15 第 3 設備の状況 設備投資等の概要 主要な設備の状況 設備の新設 除却等の計画 18 第 4 提出会社の状況 株式等の状況 19 (1) 株式の総数等 19 (2) 新株予約権等の状況 19 (3) ライツプランの内容 21 (4) 発行済株式総数 資本金等の推移 22 (5) 所有者別状況 22 (6) 大株主の状況 23 (7) 議決権の状況 23 (8) ストックオプション制度の内容 自己株式の取得等の状況 配当政策 株価の推移 役員の状況 コーポレート ガバナンスの状況等 31 第 5 経理の状況 連結財務諸表等 36 (1) 連結財務諸表 36 (2) その他 財務諸表等 68 (1) 財務諸表 68 (2) 主な資産及び負債の内容 85 (3) その他 87 第 6 提出会社の株式事務の概要 88 第 7 提出会社の参考情報 提出会社の親会社等の情報 その他の参考情報 89 第二部提出会社の保証会社等の情報 90 [ 監査報告書 ]

3 表紙 提出書類 根拠条文 提出先 提出日 有価証券報告書金融商品取引法第 24 条第 1 項近畿財務局長平成 21 年 6 月 19 日 事業年度 第 29 期 ( 自平成 20 年 4 月 1 日至平成 21 年 3 月 31 日 ) 会社名 英訳名 株式会社クイック QUICK CO.,LTD. 代表者の役職氏名 代表取締役社長和納勉 本店の所在の場所 大阪市北区中津一丁目 11 番 1 号中津センタービル 電話番号 06(6375)0061( 代表 ) 事務連絡者氏名 常務取締役管理本部長兼経理部長藤原功一 最寄りの連絡場所 大阪市北区中津一丁目 11 番 1 号中津センタービル 電話番号 06(6375)0061( 代表 ) 事務連絡者氏名 常務取締役管理本部長兼経理部長藤原功一 縦覧に供する場所 株式会社クイック東京本社 ( 東京都港区赤坂二丁目 11 番 7 号 ) 株式会社クイック名古屋オフィス ( 名古屋市中区栄二丁目 1 番 1 号 ) 株式会社ジャスダック証券取引所 ( 東京都中央区日本橋茅場町一丁目 5 番 8 号 )

4 第一部 企業情報 第 1 企業の概況 1 主要な経営指標等の推移 回次 第 25 期 第 26 期 第 27 期 第 28 期 第 29 期 決算年月 平成 17 年 3 月 平成 18 年 3 月 平成 19 年 3 月 平成 20 年 3 月 平成 21 年 3 月 (1) 連結経営指標等売上高 9,509,532 10,633,193 11,689,538 11,435,489 9,110,083 経常利益又は経常損失 ( ) 当期純利益又は当期純損失 ( ) 546, , , , , , , , , ,449 純資産額 1,817,758 2,037,842 2,287,482 2,456,825 1,812,961 総資産額 4,140,124 4,469,708 4,692,192 3,989,894 3,202,501 1 株当たり純資産額 ( 円 ) 株当たり当期純利益又は1 株当たり当期純損失 ( )( 円 ) 潜在株式調整後 1 株当たり当期純利益 ( 円 ) 自己資本比率 (%) 自己資本利益率 (%) 株価収益率 ( 倍 ) 営業活動によるキャッシュ フロー 投資活動によるキャッシュ フロー 財務活動によるキャッシュ フロー 現金及び現金同等物の期末残高 従業員数 ( 外 平均臨時雇用者数 )( 人 ) 353, , ,592 32, ,027 74,918 14, , ,464 22, , , , , ,265 1,269,117 1,506,839 1,498,099 1,036,379 1,131, (108) (110) (127) (125) (91) (2) 提出会社の経営指標等 売上高 5,507,142 5,559,236 5,915,019 5,429,309 3,780,513 経常利益又は経常損失 ( ) 当期純利益又は当期純損失 ( ) 373, , , ,998 92, , , , , ,961 資本金 337, , , , ,317 発行済株式総数 ( 株 ) 9,538,888 19,317,776 19,341,776 19,098,576 19,098,576 純資産額 1,705,091 1,753,301 1,906,477 2,037,611 1,585,012 総資産額 3,182,363 3,190,505 3,369,077 2,805,444 2,349,380 1 株当たり純資産額 ( 円 )

5 回次第 25 期第 26 期第 27 期第 28 期第 29 期 決算年月平成 17 年 3 月平成 18 年 3 月平成 19 年 3 月平成 20 年 3 月平成 21 年 3 月 1 株当たり配当額 ( うち1 株当たり中間配当額 ) ( 円 ) 1 株当たり当期純利益又は1 株当たり当期純損失 ( )( 円 ) 潜在株式調整後 1 株当たり当期純利益 ( 円 ) (8.00) 6.00 (2.00) 7.00 (2.50) 7.00 (2.50) 2.00 (2.00) 自己資本比率 (%) 自己資本利益率 (%) 株価収益率 ( 倍 ) 配当性向 (%) 従業員数 ( 外 平均臨時雇用者数 )( 人 ) (81) (77) (81) (76) (51) ( 注 )1. 売上高には 消費税等は含まれておりません 2. 平成 16 年 11 月 19 日付をもって 普通株式 1 株を2 株に分割しております 平成 17 年 8 月 19 日付をもって 普通株式 1 株を2 株に分割しております なお 第 25 期及び第 26 期の1 株当たりの当期純利益金額は 株式分割が期首に行われたものとして計算して おります 3. 第 27 期より 貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準 ( 企業会計基準第 5 号平成 17 年 12 月 9 日 ) 及び 貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針 ( 企業会計基準適用指針第 8 号 平成 17 年 12 月 9 日 ) を適用しております 4. 第 29 期の潜在株式調整後 1 株当たり当期純利益金額については 潜在株式は存在するものの1 株当たり当期 純損失であるため記載しておりません

6 2 沿革 年月昭和 55 年 9 月昭和 57 年 6 月昭和 58 年 4 月昭和 60 年 9 月昭和 61 年 11 月平成 2 年 9 月平成 4 年 2 月平成 4 年 4 月平成 8 年 12 月平成 9 年 1 月平成 9 年 2 月平成 9 年 4 月平成 9 年 8 月平成 9 年 9 月平成 10 年 2 月平成 11 年 5 月平成 11 年 7 月平成 12 年 4 月平成 12 年 7 月平成 13 年 3 月平成 13 年 10 月平成 15 年 2 月平成 15 年 3 月平成 15 年 6 月平成 15 年 10 月平成 16 年 10 月平成 16 年 12 月平成 17 年 1 月平成 17 年 4 月平成 18 年 11 月平成 20 年 5 月 事項 関西における株式会社リクルートの代理店第一号として求人広告代理業 ( 現リクルーティング広告事業 ) を営むとともに 採用教育に関するコンサルタント業務を目的として 大阪市淀川区に株式会社クイックプランニングを設立 大阪地区の営業力強化を目的として大阪市北区に梅田営業所を設置 東海地区の市場開拓を目的として名古屋市中区に名古屋支店を設置 本店を大阪市北区に移転 東京地区の市場開拓を目的として東京都新宿区に東京支店を設置 商号を 株式会社クイック に変更 有料職業紹介事業を目的として 東京都千代田区に株式会社日本キャリアサーチを設立 保険代理業務及び教育事業を目的として 大阪市北区に株式会社クイックサービスを設立 建築 土木等の設計及び施工管理業務等の請負 ( 現人材サービス事業 ) を開始 子会社株式会社日本キャリアサーチの株式を譲渡し 資本関係を解消 子会社株式会社クイックサービスの商号を株式会社クイック テクノサービスに改称するとともに 建築 土木等の設計及び施工管理業務等の請負 ( 現人材サービス事業 ) を移管 教育 研修事業 ( 現人材サービス事業 ) 及び人材紹介事業 ( 現人材サービス事業 ) を開始 大阪にて有料職業紹介事業の労働大臣 ( 現厚生労働大臣 ) 許可番号を取得 人材紹介事業 大阪人材センター を開始 本店を大阪市北区中津 ( 現在地 ) に移転 東京にて有料職業紹介事業の労働大臣 ( 現厚生労働大臣 ) 許可番号を取得 人材紹介事業 東京人材センター を開始 米国ニューヨークにおいて 現地邦人を対象とした派遣 紹介事業を目的として現地法人 QUICK USA,INC.( 現連結子会社 ) を設立 人材紹介会社への一括エントリーサービスを行うポータルサイト 人材バンクネット の運営 ( 現 IT 関連事業 ) を開始 子会社株式会社クイック テクノサービスを吸収合併 さらにIT 分野への進出を目指し インターネットのコンテンツ企画 制作 運営及びインターネット広告代理部門を独立させ 株式会社アイ キュー ( 現連結子会社 ) を設立 名古屋にて有料職業紹介事業の労働大臣 ( 現厚生労働大臣 ) 許可番号を取得 人材紹介事業 名古屋人材センター を開始 大阪にて特定人材派遣の届出をし 主に電気 ソフトウェア開発等の分野における技術者を契約先企業に派遣する特定労働者派遣事業を開始 日本証券業協会に株式を店頭登録 株式会社ケー シー シー ( 現連結子会社 ) の株式を取得し 北陸地区での情報出版事業に進出 株式会社ケー シー シーの子会社であった株式会社キャリアシステム ( 現連結子会社 ) の株式を取得し北陸地区での人材派遣事業に進出 中国 上海市において 日系企業を中心に人材紹介及び人事労務コンサルティングを目的として現地法人上海可以可邁伊茲明勝人才咨詢服務有限公司 ( 現連結子会社 以下 上海クイックマイツ有限公司 という ) を設立 当社グループの経営の効率化及び意思決定の迅速化を図ることを目的とし 当社テクノサービス部門につき 子会社株式会社キャリアシステム ( 現連結子会社 ) を承継会社とする会社分割を実施 リテールマーケットの強化のため 銀座営業所 ( 東京都港区 ) を開設 日本証券業協会への店頭登録を取消し ジャスダック証券取引所に株式を上場 リテールマーケットの強化のため 吹田営業所 ( 大阪府吹田市 ) 及び堺営業所 ( 大阪府堺市 ) を開設 大阪エリアにおけるリテールマーケット部門につき 会社分割を行い 新たに株式会社クイック エリアサポート ( 現連結子会社 ) を設立 株式会社ケー シー シーが 首都圏でブライダル情報誌出版事業を開始 銀座営業所が東京都港区内で移転し 首都圏営業所に名称を変更

7 3 事業の内容 当社グループは 当社と連結子会社 6 社で構成されており 人材採用広告の広告代理 ( リクルーティング広告事業 ) 有料職業紹介 人材派遣 組織コンサルティング及び教育研修に関するサービスの提供( 人材サービス事業 ) 各種生活情報誌の出版及びWEB 商品の企画 開発 運営 ( 情報出版事業 ) インターネット関連のサイト運営 コンテンツの制作等 (IT 関連事業 ) を行っております なお 次の4 部門は 第 5 経理の状況 1.(1) 連結財務諸表注記 に掲げる事業の種類別セグメント情報の区分と同一であります (1) リクルーティング広告事業リクルーティング広告事業におきましては 企業の求人情報をインターネット上の求人情報サイトや求人情報誌等に掲載する広告代理業務を行っております 当社は 求人情報提供サービス企業の出版元との間に代理店契約を締結しており 出版元の広告掲載枠を採用広告の形にして顧客企業に販売しております 営業部門は 顧客企業から様々な人材採用ニーズを聞き取り 顧客が必要とする各種広告掲載等を企画提案しております また 当事業は当社グループにおける中核事業として位置付けられ 当事業を通じて構築された顧客ネットワーク ( 登録口座数 ) 及び人材採用等に関する採用支援ノウハウは 当社グループの各事業における営業基盤の拡大にも寄与しております リクルーティング広告事業におきましては 当社と連結子会社 クイック エリアサポートが事業を行っております (2) 人材サービス事業 1 人材紹介事業人材紹介事業におきましては 有料職業紹介事業の厚生労働大臣許可番号を取得しており 当社ホームページ及び各種ネット広告 新聞 求人情報誌等の求人媒体を通じて転職希望者等を募集 登録し 一方で企業の求人ニーズに対し 登録した転職希望者をマッチングさせる形態の登録型人材バンクとして事業を行っております 2アウトソーシング事業アウトソーシング事業におきましては 従来 企業が自社に有していた各種機能 業務を当社がアウトソーシングとして受託する事業であり 人材派遣としては建設 土木等の設計技術者等 IT 関係技術者及び一般事務の派遣を行っております また 人事業務請負 組織コンサルティング及び教育研修に関するサービス等の各業務を受託しております 人材サービス事業におきましては 国内においては当社と連結子会社である キャリアシステムが 米国においては連結子会社 QUICK USA,INC. が また 中国においては連結子会社上海クイックマイツ有限公司が事業を行っております (3) 情報出版事業情報出版事業におきましては 各種生活情報誌の広告募集及び出版の業務とWEB 商品の企画 開発 運営を行っております 石川県 富山県 新潟県において 金沢情報 等の宅配フリーペーパー オフィス向けフリーペーパー a haha 住宅情報誌 マイホームいしかわ ブライダル情報誌 結婚賛歌 等 カテゴリー別の情報誌を発行し 地域密着の事業を展開しております インターネット媒体としては 北陸 新潟県の地域情報ポータルサイト サンロクゴ をはじめ 金沢ブログ 等北陸 新潟 4 県各所におけるエリアブログ 求人情報サイト ジョブステnet オシゴトパーク 等の運営を行っております また 東京地区においては BRIDES WEDDING 首都圏版 海外版 を発行するブライダル情報誌出版事業を展開しております 当該事業は 連結子会社 ケー シー シーにおいて行っております (4)IT 関連事業 IT 関連事業におきましては 人材紹介会社の集合サイト 人材バンクネット の企画 運営を主力として インターネット関連のコンテンツ企画 制作 運営等を行っております 人材バンクネット は 各人材紹介会社が当サイトに参画することにより各種サービスを享受し その対価として一定の参画料を徴収しております 当該事業は 前述の人材紹介事業における登録者増加の一翼も担っております 当該事業は 連結子会社 アイ キューにおいて行っております

8 客企業当社とこれらの関係会社等との取引関係の概要は 次のとおりであります ( 株 ) クイック エリアサポート 求人広告の提供 リクルーティング クイック ( 当社 ) 求人広告の提供 人材紹介 業務請負 コンサルティング 広告事業顧QUICK USA, INC. 人材紹介 人材派遣 人材サービス事業 人材紹介 アウトソーシング ( 派遣 コンサルティング ) キャリアシステム 人材派遣 人材紹介予定派遣 上海クイックマイツ有限公司 人材紹介 コンサルティング ケー シー シー 地域情報誌の出版 WEB 商品の企画 開発 運営 情報出版事業 アイ キュー WEB コンテンツ企画 運営 人材バンクネットの運営 日本の人事部 サイト運営 I T 関連事業 ( 注 ) 上記関係会社 6 社は すべて連結子会社であります

9 4 関係会社の状況 名称住所資本金 主要な事業内容 議決権の所有割合 (%) 関係内容 ( 連結子会社 ) アイ キュー東京都港区 30,000 千円 IT 関連事業 当社ホームページ等システム環境の管理 運営 役員の兼任あり ケー シー シー石川県金沢市 98,000 千円情報出版事業 役員の兼任あり キャリアシステム石川県金沢市 30,000 千円人材サービス事業 役員の兼任あり クイック エリアサポート QUICK USA,INC. 上海クイックマイツ有限公司 大阪市北区 アメリカ合衆国 ( ニューヨーク市 ) 中華人民共和国 ( 上海市 ) 30,000 千円リクルーティング広告事業 役員の兼任あり 100 千ドル人材サービス事業 千ドル人材サービス事業 79.4 役員の兼任あり ( 注 )1. 主要な事業内容欄には 事業の種類別セグメントの名称を記載しております 2. ケー シー シー及び上海クイックマイツ有限公司は特定子会社に該当しております 3. ケー シー シー キャリアシステムについては 売上高 ( 連結会社相互間の内部売上高を除く ) の 連結売上高に占める割合がそれぞれ100 分の10を超えております 主要な損益情報等 ケー シー シー キャリアシステム (1) 売上高 2,260,643 千円 1,711,000 千円 (2) 経常利益 50,784 千円 47,964 千円 (3) 当期純利益 151,670 千円 23,318 千円 (4) 純資産額 362,519 千円 268,338 千円 (5) 総資産額 927,096 千円 433,700 千円

10 5 従業員の状況 (1) 連結会社の状況 平成 21 年 3 月 31 日現在 事業の種類別セグメントの名称 従業員数 ( 人 ) リクルーティング広告事業 145 (51) 人材サービス事業 155 (10) 情報出版事業 157 (23) IT 関連事業 32 (6) 全社 ( 共通 ) 18 (1) 合計 507 (91) ( 注 )1. 従業員数は就業人員であり 臨時雇用者数は ( ) 内に当連結会計年度中の平均人員を外数で記載しており ます 2. 全社 ( 共通 ) として 記載されている従業員数は 特定のセグメントに区分できない管理部門に所属してい るものであります (2) 提出会社の状況 平成 21 年 3 月 31 日現在 従業員数 ( 人 ) 平均年齢 ( 歳 ) 平均勤続年数 ( 年 ) 平均年間給与 ( 円 ) 217(51) ,230,642 ( 注 )1. 従業員数は就業人員 ( 当社から社外への出向者を除き 社外から当社への出向者を含んでおります ) であ り 臨時雇用者数は ( ) 内に当事業年度中の平均人員を外数で記載しております 2. 平均年間給与は 賞与及び基準外賃金を含んでおります (3) 労働組合の状況労働組合は結成されておりませんが 労使関係は円満に推移しております

11 第 2 事業の状況 1 業績等の概要 (1) 業績当連結会計年度におけるわが国経済は 年度前半こそ原油及び原材料価格が高騰する中で 景況に対する先行き不透明感から緩やかな後退感を示していたものの 年度後半において米国金融市場の混乱に端を発する世界経済の急速な落ち込みや急激な為替変動の影響により 特に製造業をはじめとした外需依存型の輸出産業を中心とした企業の業績が悪化いたしました さらに 日経平均株価も一時はバブル崩壊後の最安値を更新するなど 国内外を問わず景況の悪化は近年類を見ない速さで進行いたしました また 個人消費につきましても 景気悪化を背景に生活防衛意識が高まり 消費者心理が冷え込んだことで低迷が続きました 国内の雇用情勢につきましても 景況の悪化を反映して企業の採用意欲は急速に減退しており 平成 21 年 3 月の有効求人倍率は0.52 倍 新規求人倍率も0.76 倍にまで下降いたしました こうした新規雇用抑制の動きと同時に 既存社員に関する人件費抑制の取り組みの一環として 派遣社員や契約社員のみならず正社員の削減 今春入社予定の内定者の採用取り消しに踏み切る企業も増加するなど 雇用を取り巻く環境はこれまで以上に厳しさを増しております このような厳しい市場環境の中 当社グループでは新商品の発売によるサービスラインナップの充実のほか 事業部門を越えて顧客企業の採用 人事課題等の解決に当たる連携営業体制の推進 新規顧客開拓の強化 さらに利益の確保に向けた売上原価や広告宣伝費 採用費など各種経費の削減にも鋭意取り組んでまいりました この結果 当連結会計年度における当社グループの売上高は9,110 百万円 ( 前年同期比 20.3% 減 ) 営業損失は 134 百万円 ( 前年同期は営業利益 366 百万円 ) 経常損失は107 百万円 ( 同経常利益 400 百万円 ) 当期純損失は478 百万円 ( 同当期純利益 305 百万円 ) となりました 事業の種類別セグメントの業績は 次のとおりであります ( リクルーティング広告事業 ) リクルーティング広告事業におきましては 景気悪化を受け 幅広い業種で雇用状況の見直しや採用活動を抑制する動きが急増した一方 採用意欲の旺盛な企業に対しては求職者の応募が増加したため 広告効果の向上に伴う継続的な広告活用の機会が失われたことで 雇用形態に関わらず採用広告の売上高が減少いたしました また 例年 年度後半の業績を下支えしておりました新卒採用関連商品につきましては 新商品採用マーケティングサーベイ Entry9 を投入するなど 販売強化に取り組みましたが 歴史的不況の影響から2010 年 4 月入社の新卒採用を見送る企業や採用活動を途中で凍結させる企業が相次ぎ 業績が伸び悩みました この結果 リクルーティング広告事業の売上高は3,022 百万円 ( 前年同期比 35.7% 減 ) 営業利益は247 百万円 ( 同 68.7% 減 ) となりました ( 人材サービス事業 ) 1 人材紹介事業人材紹介事業におきましては 年度前半は業界 業種に細分化した営業組織体制が奏功し 業績は堅調に推移しておりましたが 世界的な景気減速をきっかけに 外資系企業や金融業界をはじめ これまで業績の牽引役となっていた製造業界等 受け皿となる顧客企業において中途採用抑制の本格化 さらには採用基準の厳格化が急速に進んだことから年度後半は紹介実績が伸び悩み 通期売上高は前年同期と比べ ほぼ横ばいという結果となりました こうした状況の中 経費削減策に伴う自社運営サイト 転職 天職 の告知費用圧縮にも取り組みましたが これまでの投資が実を結び 同サイトのブランド認知につきましては既に転職希望者への浸透が進んでおり 転職希望登録者数は堅調に増加いたしております 2 人材派遣 紹介予定派遣事業人材派遣 紹介予定派遣事業におきましては 第 3 四半期までは東海地域のIT 周辺業務及び北陸地域の医療 福祉系業務の一般派遣事業が牽引役となり業績は底堅く推移しておりました しかし 第 4 四半期以降 景気が急速に後退局面に突入したことによる新規需要の大幅な減少に加え 既存の顧客企業でも雇用調整の動きが進められ さらにこれが社会現象にまで発展したことで派遣業界に対する社会的イメージが低下し 事業環境がより一層厳しいものとなりました こうした事業環境の中 通期にわたり採算の改善や求人広告費 広告宣伝費等の各種経費の圧縮にも取り組みましたが 外的要因による売上高の減少をカバーするには至らず減収となりました

12 3 海外事業 QUICK USA,INC. におきましては 一般派遣サービスが 米国国内における就労ビザの取得者数規制による需要の高まりに加え ロサンゼルスが順調に成長したことで堅調に推移いたしました 一方 人材紹介サービスにつきましては 米国国内の景気後退を反映して中途採用数の絞込みや採用基準の厳格化の動きが顕在化し苦戦いたしました また 上海クイックマイツ有限公司におきましても 年度後半より世界的な経済の落ち込みによる顧客企業の事業撤退や規模縮小を受け 人材紹介サービスが伸び悩みましたが 人事コンサルティング業務が堅調に推移し 業績を下支えいたしました 4 人事業務コンサルティング当社は 経営 組織 人事に関するコンサルティング業務を行っており 企業の組織構築や人材活用のソリューションに対するコンサルティングや研修 各種人材サービスを提供しております この結果 人材サービス事業の売上高は3,114 百万円 ( 前年同期比 7.6% 減 ) 営業利益は25 百万円 ( 同 80.0% 減 ) となりました ( 情報出版事業 ) 情報出版事業におきましては 長引く景気低迷や競合他社との価格競争に対して 各拠点の人員配置及び発行媒体の見直しや媒体原価をはじめとした各種経費の圧縮に取り組むことで業績は一時回復の兆しを見せておりましたが 年度後半からのさらなる景気悪化を受け 人材採用及び住宅 不動産に関する広告売上高が伸び悩み 収益を圧迫いたしました こうした市場環境の中 情報誌という形態にとらわれない新たな情報発信方法による顧客満足度の向上と収益の改善を目指し 合同企業説明会 ジョブフェスタ の各県開催や成功報酬型求人サイト ジョブステnet 生活情報誌内の求人情報を完全ネット連動型商品とするための専用サイト オシゴトパーク をオープンさせるなど 地域密着型のコンサルティング企業としての足場固めに取り組んでおります この結果 情報出版事業の売上高は2,250 百万円 ( 前年同期比 9.9% 減 ) 営業損失は56 百万円 ( 前年同期は営業損失 84 百万円 ) となりました (IT 関連事業 ) IT 関連事業におきましては 人事 労務ナビ 日本の人事部 が売上高 登録会員数ともに順調に推移しております さらに2009 年 3 月には 人事 労務ノウハウの習得や人事担当者同士の情報交換 ネットワーク形成をサポートする人事イベント HRカンファレンス by 日本の人事部 を主催し高い評価を得たことで 日本の人事部 がWEB 上以外で提供できる新たなサービスとしての手ごたえをつかむことができました 一方 主力商品である 人材バンクネット は機能強化によるマッチング率向上などにも取り組みましたが 景況悪化に伴う企業の雇用過剰感や人件費抑制の動きが主要顧客層である人材紹介各社に波及し 各社が登録者獲得のための採用コスト削減に転じたことから売上高が伸び悩みました この結果 IT 関連事業の売上高は723 百万円 ( 前年同期比 16.8% 減 ) 営業利益は59 百万円 ( 同 62.8% 減 ) となりました なお 本邦の売上高は 全セグメントの売上高の合計に占める割合が90% 超であるため 所在地別セグメント情報の記載を省略しております

13 (2) キャッシュ フロー当連結会計年度における現金及び現金同等物 ( 以下 資金 という ) の増減額は 税金等調整前当期純損失の計上 長期借入れによる収入等により 前連結会計年度末に比べ94 百万円増加し 当連結会計年度末における残高は1,131 百万円となりました 当連結会計年度における各キャッシュ フローの状況は 次のとおりであります ( 営業活動によるキャッシュ フロー ) 税金等調整前当期純損失は275 百万円であり 減価償却費 98 百万円 売上債権の減少 452 百万円等により資金が増加しましたが 仕入債務の減少 303 百万円 法人税等の支払 90 百万円等により資金が減少したため 営業活動の結果使用した資金は160 百万円 ( 前年同期は32 百万円の獲得 ) となりました ( 投資活動によるキャッシュ フロー ) 定期預金の払戻による収入 100 百万円により資金が増加しましたが 無形固定資産の取得による支出 70 百万円等により資金が減少したため 投資活動の結果得られた資金は22 百万円 ( 前年同期は243 百万円の使用 ) となりました ( 財務活動によるキャッシュ フロー ) 長期借入れによる収入 400 百万円がありましたが 配当金の支払 123 百万円等により資金が減少したため 財務活動の結果得られた資金は244 百万円 ( 前年同期は249 百万円の使用 ) となりました

14 2 生産 受注及び販売の状況 (1) 仕入実績当社グループの各事業における仕入実績につきましては 提供するサービスの性格上該当事項がないことまたは金額が僅少であることから 記載を省略しております なお 当社グループは リクルーティング広告事業を主力事業としており 業務上 当社グループの仕入に類似する求人広告掲載費用を参考として示すと次のとおりであります 当連結会計年度 ( 自平成 20 年 4 月 1 日至平成 21 年 3 月 31 日 ) 前年同期比 (%) 求人広告掲載枠取扱額 1,451, ( 注 )1. 上記のうち 主な相手先別の取扱額及び総取扱額に対する割合は次のとおりであります 相手先 前連結会計年度 ( 自平成 19 年 4 月 1 日至平成 20 年 3 月 31 日 ) 当連結会計年度 ( 自平成 20 年 4 月 1 日至平成 21 年 3 月 31 日 ) 2. 上記の金額には 消費税等は含まれておりません 金額 割合 (%) 金額 割合 (%) 株式会社リクルート 2,391, ,425, (2) 販売実績当連結会計年度の販売実績を事業の種類別セグメントごとに示すと次のとおりであります 事業の種類別セグメント 当連結会計年度 ( 自平成 20 年 4 月 1 日至平成 21 年 3 月 31 日 ) 前年同期比 (%) リクルーティング広告事業 3,022, 人材サービス事業 3,114, 情報出版事業 2,250, IT 関連事業 723, 合計 9,110, ( 注 )1. セグメント間の取引については相殺消去しております 2. 最近 2 連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりで あります 相手先 前連結会計年度 ( 自平成 19 年 4 月 1 日至平成 20 年 3 月 31 日 ) 当連結会計年度 ( 自平成 20 年 4 月 1 日至平成 21 年 3 月 31 日 ) 3. 上記の金額には 消費税等は含まれておりません 金額 割合 (%) 金額 割合 (%) 株式会社リクルート 1,246, ,

15 3 対処すべき課題 わが国経済につきましては世界的な経済不況の長期化に伴い より一層の景気の後退が予想されます こうした流れに伴う企業業績の低迷或いは企業の存続維持の観点からも雇用情勢の早期改善の可能性は低く 新卒 中途の種類を問わず企業の採用広告出稿意欲や 人材紹介及び一般派遣サービスを活用しての中途採用意欲等の減退が想定されることから 当社グループを取り巻く事業環境は引き続き厳しい状況が続くものと思われます この様な事業環境の中 当社グループは 関わった人全てがハッピーに の経営理念に基づき 人材と情報ビジネスを通じて社会に貢献する を事業理念として ビジネスモデルの再構築 新商品 サービスの開発 販売に取り組むとともに 全社的な経費削減も継続してまいります また これらの課題を達成し 中期的な成長力の向上を図るべく 現在の厳しい事業環境に打ち勝つ たくましい事業組織を作り上げてまいります 事業別の課題は次のとおりであります ( リクルーティング広告事業 ) リクルーティング広告事業は顧客基盤の拡大と深耕が課題です このために エリア重視の地域密着型のリテール営業及び提案型のソリューション営業に注力し 新規顧客開拓と既存顧客企業とのリレーションを強化してまいります また 人材獲得のための採用広告だけでなく 人材サービス事業との連携営業による採用手法の提案や既存社員に対する研修 適性 状態把握テストなど多様な商品構成を生かした人材採用 人材マネジメントサービスを提案 提供することで 企業における人的課題解決のパートナーとしてのブランド構築を図ってまいります ( 人材サービス事業 ) 人材サービス事業は収益力の高い事業セグメント エリアへの早期参入と収益化 新サービスの提供が課題です 人材紹介事業においては IT 業界への営業力強化をはじめとした こうした景況下においても比較的中途採用ニーズが堅調に推移している業界 業種に対して人員及び投資を集中していくことで売上高の構築を図ってまいります また 人材派遣 紹介予定派遣事業におきましては 各地域の得意分野に対して人材と投資を集中するほか グループ企業としてのメリットを生かし 事業セグメントの枠を越えた連携営業を推進し業績改善に努めます 海外事業におきましては 従来の一般派遣及び人材紹介サービスに加え 幅広い人事ニーズに応えるべく人事労務コンサルティングサービスにも注力し 人材の採用から雇用に関する様々なサービスの構築 提案を行ってまいります ( 情報出版事業 ) 情報出版事業におきましては 新商品の取り組み強化とコスト管理が課題です 当年度後半よりスタートしました ジョブステnet や オシゴトパーク 等のWEB 系商品の育成に加え 北陸三県に点在する全国または複数県展開企業のニーズを汲み取る商品の企画 開発等にも取り組み 売上高の構築を図ります 一方 媒体原価をはじめとする各種経費の圧縮にも引き続き取り組むとともに 選択と集中の観点から業績の回復が厳しいと考えられる媒体の発行や部数の見直しにも着手し 業績の回復を目指してまいります (IT 関連事業 ) IT 関連事業につきましては 事業モデルの再構築が課題です 既存運営サイトの効果拡大に向けた取り組みやWEBサイトリニューアルも視野に入れた新たな収益モデルの模索を行うほか 当年度に成功を収めました HRカンファレンス by 日本の人事部 をはじめとした WEB 上以外でのサービス提供の機会創出にも取り組むことで 景気回復後の成長に向けた足場を固めてまいります

16 4 事業等のリスク 以下において 当連結会計年度末時点で当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております また 必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても 投資判断 あるいは当社の事業活動を理解する上で重要と考えられる事項については 投資者に対する積極的な情報開示の視点から記載しております 当社グループはこれらのリスクが発生する可能性を認識した上で 発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります (1) 株式会社リクルートとの取引について当社グループは 主力事業であるリクルーティング広告事業において リクルート社の求人広告掲載枠を取扱っております 当連結会計年度の同社に対する取引は 広告掲載枠取扱高が1,425 百万円 加えて 同社に対する売上高 ( 受託手数料 ) が862 百万円であり 同社に対する依存度は高い水準にあります 当社グループが取扱う求人広告は 一部を除きリクルート社の求人メディア等に掲載されるものであり 同社の営業戦略及び経営成績等により リクルーティング広告事業の売上計上額や粗利益額など業績は影響を受ける可能性があります (2) 人材紹介事業 における個人情報管理他のリスクについて人材紹介事業においては 労働者保護の観点から登録希望者の個人情報の管理について必要な対策を講じることが義務付けられており 情報漏洩等については罰則規定も設けられております 当社の転職希望者の登録は 転職希望者の当社 WEBサイトにおける直接登録 履歴書等郵送による登録等があります しかしながら 最近はインターネットを利用した登録が増加しております このため SSLの利用やWEBサーバ等システムにおけるセキュリティ体制の確保など必要と考えられる対策を講じており その他事業所においても十分な管理体制を実施していると認識しております ただし 当社において何らかの理由により当該個人情報等の漏洩が生じた場合には 管理当局より業務停止や許可取り消し等の処分が行われる可能性があります また 損害賠償請求等の発生や当社グループ顧客に対する信頼性の著しい低下等により 当社の事業展開に重大な影響を与える可能性があります なお アイ キューが運営する 人材バンクネット キャリアシステムの人材紹介 人材派遣においても同様の可能性があります また キャリアコンサルタントの育成が計画通りに進まない場合やWEBサイトの開発などで費用先行となる場合は 業績は影響を受ける可能性があります (3) 人材サービス事業 が受ける法の規制などについて当社グループが行う労働者派遣事業 労働者供給事業 有料職業紹介事業については 厚生労働大臣の許可または届出が必要となるほか 労働者派遣法 職業安定法の規定のもとに事業が遂行されております このため それら国内の法律等の重要な変更は 当社グループの事業 業績に影響を及ぼす可能性があります 同様に当社グループが事業を展開する米国や中国においても行政による法令等の変更は 財務状況に悪影響を与える可能性があります また 人材紹介事業における個人情報管理と同様のリスクも存在します (4) 情報出版事業 における競合誌の存在について ケー シー シーで発行しております 金沢情報 富山情報 新潟情報 は 地域イベント 各種店舗 求人 住宅 不動産 飲食店 その他生活に役立つ情報を編集記事と広告で掲載し 無料で各家庭へ配布する週刊の生活情報誌であります また a haha は 20 代のOLを対象としてファッション 飲食店 エステ 理美容 各種教室等の情報を編集記事と広告で掲載し 希望される各企業へ無料で配布する月刊の生活情報誌であります これらの無料生活情報誌 ( フリーペーパー フリーマガジン ) の出版 発行につきましては 現在のところ重要な法的規制は受けておらず 比較的新規参入が可能な事業といえます そのため 今後も大手資本の出版社 新聞社等が新しく同形態の無料生活情報誌 あるいは特定のジャンルの情報に特化した無料情報誌を発行する等の方法で新規参入した場合 取引先からの広告出稿量の変動により 同社事業及び業績に対して重大な影響を与える可能性があります

17 (5) 情報出版事業 における配布業務の外部委託について ケー シー シーで発行しております無料生活情報誌は 戸別無料配布にて各家庭に配られ読者に閲覧されることが媒体の最大の特徴です その根幹を成す配布業務は主婦等を中心としたリビングスタッフと呼ぶ方々に委託しております 各拠点 250~350 名のスタッフで構成されており その個人ごとに配布業務に対するモラル スタンスに差異があり 実際のポスティング方法や時間帯等 常に配布される各家庭から苦情を頂く可能性が潜在しています また 金沢情報 においては 配布スタッフの組織形成や管理も含め 配布業務全てを株式会社ヰセキ北陸に委託しており 同社とは従来から親密な関係にあるとは言え その業務を他社に代替できる体制にはなく 株式会社ヰセキ北陸との関係性には注意が必要と思われます (6) 情報出版事業 における印刷業務のアウトソーシングについて情報出版事業におきましては ケー シー シーで発行しております全ての媒体の印刷を100% アウトソーシングしております また 印刷工程上のトラブルにより情報誌の発行日が遅れる等のリスクを回避するため 媒体別に委託先を分散し 現在は計 3 社にアウトソーシングしております 現在のところ発行日遅延などの事故は発生しておりませんが 何らかの理由により印刷工程でトラブルが発生し 媒体の発行日が遅延した場合には 読者及び顧客からの信頼性の低下により 同社の業績に重大な影響を与える可能性があります (7) ブライダル情報誌出版事業 について ケー シー シーは 首都圏を中心とするブライダル情報誌出版事業を展開しておりますが 計画どおり業績が伸びない場合には 事業の転換を行う可能性があります (8) 当社グループの海外展開について当社グループは 米国においてはニューヨークに子会社を有しており 中国においては上海に子会社を 大連に駐在員事務所を有しております 中国では 人材紹介 教育及び労務コンサルティングの事業を行っており 事業そのものは堅実に成長しておりますが 為替政策による為替レートの大幅な変動 人件費 物価の大幅な上昇等 経済的 社会的及び政治的リスクが潜在しており 中国当局の政策次第によっては思わぬ損失を被る可能性があります 今後も日中問題の政治的解決の進捗に十分な注意が必要と思われます その他競合他社の台頭もあり 事業戦略への影響を与える可能性があります 同様に 米国においても 為替政策による為替レートの大幅な変動やテロの危険性など 経済的 社会的及び政治的リスクが潜在しており 事業戦略への影響を与える可能性があります (9) 連結子会社 アイ キューが運営するサイトについて IT 関連事業において アイ キューが運営する人材紹介会社集合サイト 人材バンクネット においては 類似競合サイトの戦略や今後の参入企業の増加により同社の業績に影響を与える可能性があります (10) 従業員当社グループは 内部統制組織の構築と維持に努めておりますが 将来 財政状態及び経営成績等に重要な影響を及ぼすような従業員による重大な過失 不正 違法行為等の発生を完全に排除できるという保証はございません (11) 企業買収等について当社グループは 企業買収及び資本参加を含む投資による事業の拡大を企画することがあります 当社グループは対象事業との統合効果を最大限に高めるために当社グループの企業文化や経営戦略との統合を図りますが 期待した利益やシナジー効果をあげられる保証はございません

18 5 経営上の重要な契約等 当連結会計年度において締結した経営上の重要な契約等は 下記のとおりであります 株式会社リクルートとの契約当社はリクルーティング広告事業に関し 平成 20 年 4 月 1 日付で株式会社リクルートとの間で代理店契約及び販売委託契約を締結しております 契約の概要は次のとおりであります 会社名契約契約内容契約期間 株式会社リクルート 代理店契約 当社が顧客に対し広告掲載の募集 広告出稿に関するコンサルティング 依頼された広告掲載の原稿作成等の業務を行い 同社に対して広告取次ぎを行い 同社が当社に対して一定の代理店手数料を支払う 自平成 20 年 4 月 1 日至平成 21 年 3 月 31 日 株式会社リクルート 販売委託契約 当社が顧客に対し広告掲載の募集 広告出稿に関するコンサルティング 依頼された広告掲載の原稿作成等の業務を行い 同社に対して広告取次ぎを行い 同社が当社に対して一定の販売委託手数料を支払う 同上 ( 注 )1. 当該各契約については1 年毎の更新でありますが 代理店契約は昭和 55 年 9 月より継続されており 販売委託契約は平成 13 年 6 月より継続されております 2. 平成 21 年 4 月 1 日付で 新たに1 年間の契約を締結しております 6 研究開発活動 該当事項はありません 7 財政状態及び経営成績の分析 (1) 財政状態の分析財政状態及び流動性当連結会計年度における連結総資産は3,202 百万円 ( 前年同期比 19.7% 減 ) となりました 流動資産は売掛金等の減少により2,023 百万円 ( 同 21.7% 減 ) 固定資産は無形固定資産のその他( ソフトウェア ) 繰延税金資産等の減少により1,178 百万円 ( 同 16.2% 減 ) となりました 連結総負債におきましては 買掛金 未払金 賞与引当金等の減少により流動負債は1,070 百万円 ( 前年同期比 28.0% 減 ) となりました 固定負債におきましては 長期借入金の増加等により318 百万円 ( 同 605.4% 増 ) となり負債合計は1,389 百万円 ( 同 9.4% 減 ) となりました 連結純資産におきましては 当期純損失の計上 配当金の支払等により1,812 百万円 ( 前年同期比 26.2% 減 ) となりました この結果 自己資本比率は前連結会計年度に比較して5.0ポイント低下し56.3% となりました 設備投資当社グループは 第一部企業情報第 1 企業の概況 3 事業の内容 で述べましたように人材支援ビジネスを主とするサービス業であります よって設備投資は オフィスの拡充と販売インフラの整備がその対象となります その主なものは 人材紹介事業におけるシステム構築への投資 情報出版事業における新商品開発への投資であります これらに要した投資額は58 百万円となりました

19 キャッシュ フロー当連結会計年度のキャッシュ フローの概況については 第 2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ フロー に記載のとおりであります なお 有利子負債の合計は長期借入金の増加等により504 百万円 ( 前年同期比 338.0% 増 ) となりました [ キャッシュ フローの参考資料 ] 平成 19 年 3 月期 平成 20 年 3 月期 平成 21 年 3 月期 自己資本比率 (%) 時価ベースの自己資本比率 (%) キャッシュ フロー対有利子負債比率 ( 年 ) インタレスト カバレッジ レシオ ( 倍 ) 自己資本比率 : 自己資本 / 総資産時価ベースの自己資本比率 : 株式時価総額 / 総資産 キャッシュ フロー対有利子負債比率 : 有利子負債 / キャッシュ フロー インタレスト カバレッジ レシオ : キャッシュ フロー / 利払い ( 注 )1. いずれも連結ベースの財務数値により計算しております 2. 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております 3. キャッシュ フローは営業活動によるキャッシュ フローを利用しております 4. 有利子負債は貸借対照表に計上された負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象にしておりま す (2) 経営成績の分析売上高当連結会計年度における当社グループの売上高は 9,110 百万円と前年同期比 20.3% の減少となりました 急速な景況悪化による企業の採用費や広告宣伝費等のより徹底したコスト削減姿勢の影響を受けました このような環境の中 リクルーティング広告事業は前年同期比 35.7% 減の3,022 百万円となりました 他の事業も 人材サービス事業が前年同期比 7.6% 減の3,114 百万円 情報出版事業が前年同期比 9.9% 減の2,250 百万円 IT 関連事業が前年同期比 16.8% 減の723 百万円となりました 売上原価 販売費及び一般管理費当連結会計年度における当社グループの売上原価は 前年同期比 23.7% 減の4,793 百万円となりました 求人広告費等のコスト削減効果により 売上原価率は52.6% となり 前年同期より2.4ポイント改善されております 販売費及び一般管理費においても 売上原価同様に各種経費の削減に取り組んだ結果 前年同期比 6.9% 減の 4,451 百万円となりました 営業利益 経常利益 当期純利益以上の結果 営業損失は134 百万円 ( 前年同期は営業利益 366 百万円 ) となりました また 営業外収益において リクルーティング広告事業における受取販売協力金 32 百万円等の計上 また 営業外費用において支払利息 6 百万円 投資事業組合運用損 6 百万円等が計上された結果 経常損失は107 百万円 ( 前年同期は経常利益 400 百万円 ) となりました 当期純損失は 特別利益において役員退職慰労金支給対象である取締役の受給権放棄に伴う債務免除益 3 百万円が計上される一方 特別損失において減損損失 129 百万円 事業構造改善費用 30 百万円を計上したほか 法人税等 202 百万円の計上 少数株主利益の計上を行った結果 478 百万円 ( 前年同期は当期純利益 305 百万円 ) となりました

20 第 3 設備の状況 1 設備投資等の概要 当連結会計年度における当社グループの主要な設備投資につきましては 人材紹介事業におけるシステム構築として52,000 千円 情報出版事業における新商品開発として6,400 千円の設備投資を実施いたしました 2 主要な設備の状況 当社グループの主たる業務は 第一部企業情報第 2 事業の状況 2 生産 受注及び販売の状況 に記載のとおり製造会社のような生産設備は保有しておりません 従って 事業所及びそれに伴う附属設備並びに従業員への福利厚生施設が主要な設備となります 当連結会計年度末における状況は 次のとおりであります (1) 提出会社 ( 平成 21 年 3 月 31 日現在 ) 帳簿価額 事業所名 ( 所在地 ) 事業の種類別セグメントの名称 設備の内容 建物及び構築物 < 面積m2 > 土地 ( 面積m2 ) 工具 器具及び備品 合計 従業員数 ( 人 ) 本社リクルーティング広告事業営業 事務 18, 大阪オフィス人材サービス事業 - 4,094 22,255 施設 <1,296> [5] ( 大阪市北区 ) 全社 東京本社人材サービス事業営業 事務 ( 東京都港区 ) 全社施設 <839> - 東京オフィス営業 事務 7, リクルーティング広告事業 - 1,381 8,737 ( 東京都港区 ) 施設 <535> [13] 名古屋オフィスリクルーティング広告事業営業 事務 ( 名古屋市中区 ) 人材サービス事業施設 <575> [10] 社員寮 福利厚生施 134,565 設等全社独身寮他 60,169 (1,075) ( 大阪府豊中市他 ) ,794 - ( 注 )1. 帳簿価額には 建設仮勘定は含んでおりません なお 金額には消費税等を含めておりません 2. 上記建物のうち営業 事務施設は賃借中であり < > 内はその面積であります 各施設の年間賃借料は次のとおりです 本社 大阪オフィス 71,678 千円 東京本社 91,465 千円 東京オフィス 40,502 千円 名古屋オフィス 31,662 千円 3. 上記従業員数の [ ] は 臨時従業員を外書しております 4. リース契約による主な賃借設備は次のとおりであります 名称 台数 事業の種類別セグメントの名称 リース期間 ( 年 ) 年間リース料 未経過リース料残高 システム装置 ( 所有権移転外ファイナンス リース ) ソフトウェア ( 所有権移転外ファイナンス リース ) 一式 人材サービス事業 4 1,664 - 一式 全社 3~6 3,608 8,419 一式 人材サービス事業 5 1, 一式 全社 5~6 32,962 24,317

21 (2) 国内子会社 ( 平成 21 年 3 月 31 日現在 ) 会社名 事業所名 ( 所在地 ) 事業の種類別セグメントの名称 設備の内容 建物及び構築物 帳簿価額 土地 ( 面積m2 ) 工具 器具及び備品 合計 従業員数 ( 人 ) 本社営業 事務 130, 情報出版事業 143,578 2, ,777 ( 石川県金沢市 ) 施設 (1,202) [15] ケー シー シー社員寮 46,620 情報出版事業独身寮 127, ,263 - ( 石川県金沢市 ) (444) ( 注 )1. 帳簿価額には 建設仮勘定は含んでおりません なお 金額には消費税等を含めておりません 2. 上記従業員数の [ ] は 臨時従業員を外書しております 3 設備の新設 除却等の計画 (1) 重要な設備の新設等当社グループの設備投資については 業績予測 市場動向等を総合的に勘案して策定しております 設備計画は原則的に連結各社が個別に策定しておりますが その実施にあたっては提出会社でのグループ経営戦略会議等でグループCEO 及びグループCFOを中心に協議 調整されております なお 当連結会計年度末現在重要な設備の新設は予定しておりません (2) 重要な設備の除却等重要な設備の除却等の計画はありません

22 第 4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (1) 株式の総数等 1 株式の総数 種類発行可能株式総数 ( 株 ) 普通株式 40,000,000 計 40,000,000 2 発行済株式 種類 事業年度末現在発行数 ( 株 ) ( 平成 21 年 3 月 31 日 ) 提出日現在発行数 ( 株 ) ( 平成 21 年 6 月 19 日 ) 上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名 内容 普通株式 19,098,576 19,098,576 ジャスダック証券取引所 単元株式数 1,000 株 計 19,098,576 19,098, ( 注 ) 提出日現在発行数 欄には 平成 21 年 6 月 1 日からこの有価証券報告書提出日までの新株予約権の権利行使によ り発行された株式数は含まれておりません (2) 新株予約権等の状況 旧商法第 280 条ノ20 及び第 280 条ノ21の規定に基づき発行した新株予約権は 次のとおりであります ( 平成 14 年 6 月 25 日定時株主総会決議 ) 事業年度末現在 ( 平成 21 年 3 月 31 日 ) 提出日の前月末現在 ( 平成 21 年 5 月 31 日 ) 新株予約権の数 29 個同左 新株予約権のうち自己新株予約権の数 - - 新株予約権の目的となる株式の種類普通株式同左 新株予約権の目的となる株式の数 116,000 株同左 新株予約権の行使時の払込金額 134 円同左 新株予約権の行使期間 平成 16 年 6 月 26 日から平成 21 年 6 月 25 日まで 新株予約権の行使により株式を発行する場合発行価格 134 円の株式の発行価格及び資本組入額資本組入額 67 円 同左 新株予約権の行使の条件 対象者は 権利に係る発行価額の年間 (1 月 1 日から12 月 31 日まで ) の合計額が 1,200 万円を超過することになる権利の行使はできない 対象者は 権利行使時において当社並びに当社の子会社の取締役及び従業員のいずれか 同左 の地位を保有していることを要す ただし 任期満了による退任 定年による退職の場合はこの限りではない 対象者が死亡した場合 対象者の相続人による本新株予約権の相続は認めない 新株予約権の譲渡に関する事項 対象者は 付与された権利を第三者に譲渡 質入その他の処分 同左 をすることができない 代用払込みに関する事項 - - 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 - 同左 -

23 ( 平成 15 年 6 月 26 日定時株主総会決議 ) 事業年度末現在 ( 平成 21 年 3 月 31 日 ) 提出日の前月末現在 ( 平成 21 年 5 月 31 日 ) 新株予約権の数 24 個 同左 新株予約権のうち自己新株予約権の数 - - 新株予約権の目的となる株式の種類 普通株式 同左 新株予約権の目的となる株式の数 96,000 株 同左 新株予約権の行使時の払込金額 87 円 同左 新株予約権の行使期間新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額新株予約権の行使の条件新株予約権の譲渡に関する事項 平成 17 年 6 月 27 日から平成 22 年 6 月 26 日まで発行価格 87 円資本組入額 44 円 対象者は 権利に係る発行価額の年間 (1 月 1 日から12 月 31 日まで ) の合計額が 1,200 万円を超過することになる権利の行使はできない 年間(1 月 1 日から12 月 31 日まで ) における権利行使の回数は 2 回までとする 対象者は 権利行使時において当社並びに当社の子会社の取締役及び従業員のいずれかの地位を保有していることを要す ただし 任期満了による退任 定年による退職の場合はこの限りではない 対象者が死亡した場合 対象者の相続人による本新株予約権の相続は認めない 対象者は 付与された権利を第三者に譲渡 質入その他の処分をすることができない 同左同左同左同左 代用払込みに関する事項 - - 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 - -

24 ( 平成 17 年 6 月 24 日定時株主総会決議 ) 事業年度末現在 ( 平成 21 年 3 月 31 日 ) 提出日の前月末現在 ( 平成 21 年 5 月 31 日 ) 新株予約権の数 227 個 同左 新株予約権のうち自己新株予約権の数 - - 新株予約権の目的となる株式の種類 普通株式 同左 新株予約権の目的となる株式の数 454,000 株 同左 新株予約権の行使時の払込金額 364 円 同左 新株予約権の行使期間新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額新株予約権の行使の条件新株予約権の譲渡に関する事項 平成 19 年 6 月 25 日から平成 24 年 6 月 24 日まで発行価格 364 円資本組入額 182 円 対象者は 権利に係る発行価額の年間 (1 月 1 日から12 月 31 日まで ) の合計額が 1,200 万円を超過することになる権利の行使はできない 年間(1 月 1 日から12 月 31 日まで ) における権利行使の回数は 2 回までとする 対象者は 権利行使時において当社並びに当社の子会社の取締役及び従業員のいずれかの地位を保有していることを要す ただし 任期満了による退任 定年による退職の場合はこの限りではない 対象者が死亡した場合 対象者の相続人による本新株予約権の相続は認めない 対象者は 付与された権利を第三者に譲渡 質入その他の処分をすることができない 同左同左同左同左 代用払込みに関する事項 - - 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 - - (3) ライツプランの内容 該当事項はありません

25 (4) 発行済株式総数 資本金等の推移 年月日 発行済株式総数増減数 ( 株 ) 発行済株式総数残高 ( 株 ) 資本金増減額 資本金残高 資本準備金増減額 資本準備金残高 平成 16 年 4 月 1 日 ~ 平成 17 年 3 月 31 日 36,000 4,746,444 3, ,821 3, ,394 ( 注 1) 平成 16 年 4 月 1 日 ~ 平成 17 年 3 月 31 日 38,000 4,784,444 6, ,977 6, ,512 ( 注 2) 平成 16 年 11 月 19 日 ( 注 3) 4,754,444 9,538, , ,512 平成 17 年 8 月 19 日 ( 注 3) 9,538,888 19,077, , ,512 平成 17 年 4 月 1 日 ~ 平成 18 年 3 月 31 日 240,000 19,317,776 11, ,733 11, ,080 ( 注 2) 平成 18 年 4 月 1 日 ~ 平成 19 年 3 月 31 日 24,000 19,341,776 1, ,789 1, ,112 ( 注 2) 平成 19 年 10 月 17 日 ( 注 4) 255,200 19,086, , ,112 平成 19 年 4 月 1 日 ~ 平成 20 年 3 月 31 日 12,000 19,098, , ,628 ( 注 2) ( 注 )1. 旧商法第 280 条ノ19の規定に基づく新株引受権の行使による増加 2. 新株予約権の行使による増加 3. 普通株式 1 株を2 株に分割 4. 自己株式の消却による減少 (5) 所有者別状況 区分 株主数 ( 人 ) 所有株式数 ( 単元 ) 所有株式数の割合 (%) 政府及び地方公共団体 金融機関 金融商品取引業者 株式の状況 (1 単元の株式数 1,000 株 ) その他の法人 個人以外 外国法人等 ( 注 ) 自己株式 350,000 株は 個人その他 に 350 単元を含めて記載しております 個人 個人その他 平成 21 年 3 月 31 日現在 計 単元未満株式の状況 ( 株 ) , , ,926 19,091 7,

26 (6) 大株主の状況 平成 21 年 3 月 31 日現在 氏名又は名称 住所 所有株式数 ( 株 ) 発行済株式総数に対する所有株式数の割合 (%) 和納勉 大阪府豊中市 4,886, 有限会社アトムプランニング 大阪府豊中市本町 ,368, 中島宣明 大阪市北区 1,151, クイック従業員持株会 大阪市北区中津 ,016, 大善彰総 兵庫県西宮市 615, 大善磨世子 兵庫県西宮市 590, 倉地國明 名古屋市天白区 565, 株式会社三菱東京 UFJ 銀行 東京都千代田区丸の内 , 株式会社リクルート 東京都中央区銀座 , 和納妙子 大阪府豊中市 262, 計 - 11,112, ( 注 ) 上記のほか 自己株式が350,000 株あります (7) 議決権の状況 1 発行済株式 平成 21 年 3 月 31 日現在 区分 株式数 ( 株 ) 議決権の数 ( 個 ) 内容 無議決権株式 議決権制限株式 ( 自己株式等 ) 議決権制限株式 ( その他 ) 完全議決権株式 ( 自己株式等 ) 普通株式 350, 完全議決権株式 ( その他 ) 普通株式 18,741,000 18,741 - 単元未満株式 普通株式 7, 発行済株式総数 19,098, 総株主の議決権 - 18,741-2 自己株式等 平成 21 年 3 月 31 日現在 所有者の氏名又は名称 所有者の住所 自己名義所有株式数 ( 株 ) 他人名義所有株式数 ( 株 ) 所有株式数の合計 ( 株 ) 発行済株式総数に対する所有株式数の割合 (%) 株式会社クイック 大阪市北区中津一丁目 11 番 1 号 350, , 計 - 350, ,

27 (8) ストックオプション制度の内容 当社は ストックオプション制度を採用しております 当該制度は 旧商法第 280 条ノ20 及び第 280 条ノ21の規定に基づき新株予約権を発行する方法によるものであります 当該制度の内容は 次のとおりであります ( 平成 14 年 6 月 25 日定時株主総会決議 ) 旧商法第 280 条ノ20 及び第 280 条ノ21の規定に基づき 当社並びに当社の子会社の取締役及び従業員に対して特に有利な条件をもって新株予約権を発行することを 平成 14 年 6 月 25 日の定時株主総会において特別決議されたものであります 決議年月日 付与対象者の区分及び人数 新株予約権の目的となる株式の種類 平成 14 年 6 月 25 日 当社及び当社の子会社の従業員 16 名 (2) 新株予約権等の状況 に記載しております 株式の数同上 ( 注 1) 新株予約権の行使時の払込金額同上 ( 注 2) 新株予約権の行使期間 新株予約権の行使の条件 新株予約権の譲渡に関する事項 同上 同上 同上 代用払込みに関する事項 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 - - ( 注 )1. 新株予約権発行後 当社が株式の分割または併合を行う場合は 次の算式により株式数を調整する ただし かかる調整は 新株予約権のうち当該時点で行使されていない新株予約権の目的たる株式の数についてのみ行い 調整により生ずる1 株未満の端数は切り捨てる 調整後株式数 = 調整前株式数 分割 併合の比率 2. 新株予約権発行後 当社が株式分割または株式併合を行う場合は 次の算式により払込金額を調整し 調整により生ずる1 円未満の端数は切り上げる 1 調整後払込金額 = 調整前払込金額 分割 併合の比率また 当社が株式分割及び時価を下回る価額で新株を発行するとき ( 新株予約権の行使により新株を発行する場合を除く ) は 次の算式により払込金額を調整し 調整により生ずる1 円未満の端数は切り上げる 新規発行株式数 1 株当たりの払込金額既発行株式数 + 分割 新規発行前の株価調整後払込金額 = 調整前払込金額 既発行株式数 + 分割 新規発行による増加株式数

28 ( 平成 15 年 6 月 26 日定時株主総会決議 ) 旧商法第 280 条ノ20 及び第 280 条ノ21の規定に基づき 当社並びに当社子会社の取締役及び従業員に対して特に有利な条件をもって新株予約権を発行することを 平成 15 年 6 月 26 日の定時株主総会において特別決議されたものであります 決議年月日 付与対象者の区分及び人数 新株予約権の目的となる株式の種類 平成 15 年 6 月 26 日当社子会社の取締役 2 名 並びに当社及び当社子会社従業員 40 名 (2) 新株予約権等の状況 に記載しております 株式の数同上 ( 注 1) 新株予約権の行使時の払込金額同上 ( 注 2) 新株予約権の行使期間 新株予約権の行使の条件 新株予約権の譲渡に関する事項 同上 同上 同上 代用払込みに関する事項 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 - - ( 注 )1. 新株予約権発行後 当社が株式分割または株式併合を行う場合は 次の算式により株式数を調整する ただし かかる調整は 新株予約権のうち当該時点で行使されていない新株予約権の目的たる株式の数についてのみ行い 調整により生ずる1 株未満の端数は切り捨てる 調整後株式数 = 調整前株式数 分割 併合の比率 2. 新株予約権発行後 当社が株式分割または株式併合を行う場合は 次の算式により払込金額を調整し 調整により生ずる1 円未満の端数は切り上げる 1 調整後払込金額 = 調整前払込金額 分割 併合の比率また 当社が時価を下回る価額での新株の発行または自己株式の処分を行う場合 ( 新株予約権の行使により新株を発行する場合を除く ) は 次の算式により払込金額を調整し 調整により生ずる1 円未満の端数は切り上げる 新規発行株式数 1 株当たりの払込金額既発行株式数 + 1 株当たりの株価調整後払込金額 = 調整前払込金額 既発行株式数 + 新規発行による増加株式数

29 ( 平成 17 年 6 月 24 日定時株主総会決議 ) 旧商法第 280 条ノ20 及び第 280 条ノ21の規定に基づき 当社並びに当社子会社の取締役及び従業員に対して特に有利な条件をもって新株予約権を発行することを 平成 17 年 6 月 24 日の定時株主総会において特別決議されたものであります 決議年月日 付与対象者の区分及び人数 新株予約権の目的となる株式の種類 平成 17 年 6 月 24 日当社の取締役 2 名 当社子会社の取締役 2 名 並びに当社及び当社子会社従業員 45 名 (2) 新株予約権等の状況 に記載しております 株式の数同上 ( 注 1) 新株予約権の行使時の払込金額同上 ( 注 2) 新株予約権の行使期間 新株予約権の行使の条件 新株予約権の譲渡に関する事項 同上 同上 同上 代用払込みに関する事項 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 - - ( 注 )1. 新株予約権発行後 当社が株式分割または株式併合を行う場合は 次の算式により株式数を調整する ただし かかる調整は 新株予約権のうち当該時点で行使されていない新株予約権の目的たる株式の数についてのみ行い 調整により生ずる1 株未満の端数は切り捨てる 調整後株式数 = 調整前株式数 分割 併合の比率 2. 新株予約権発行後 当社が株式分割または株式併合を行う場合は 次の算式により払込金額を調整し 調整により生ずる1 円未満の端数は切り上げる 1 調整後払込金額 = 調整前払込金額 分割 併合の比率また 当社が時価を下回る価額での新株の発行または自己株式の処分を行う場合 ( 新株予約権の行使により新株を発行する場合を除く ) は 次の算式により払込金額を調整し 調整により生ずる1 円未満の端数は切り上げる 新規発行株式数 1 株当たりの払込金額既発行株式数 + 1 株当たりの株価調整後払込金額 = 調整前払込金額 既発行株式数 + 新規発行による増加株式数

30 2 自己株式の取得等の状況 株式の種類等 会社法第 155 条第 3 号に該当する普通株式の取得 (1) 株主総会決議による取得の状況 該当事項はありません (2) 取締役会決議による取得の状況 区分株式数 ( 株 ) 価額の総額 ( 円 ) 取締役会 ( 平成 20 年 9 月 10 日 ) での決議状況 ( 取得期間平成 20 年 9 月 16 日 ~ 平成 21 年 3 月 31 日 ) 350,000 50,000,000 当事業年度前における取得自己株式 - - 当事業年度における取得自己株式 350,000 21,198,000 残存決議株式の総数及び価額の総額 - - 当事業年度の末日現在の未行使割合 (%) - - 当期間における取得自己株式 - - 提出日現在の未行使割合 (%) - - (3) 株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容 該当事項はありません (4) 取得自己株式の処理状況及び保有状況 区分 株式数 ( 株 ) 当事業年度 処分価額の総額 ( 円 ) 株式数 ( 株 ) 当期間 処分価額の総額 ( 円 ) 引き受ける者の募集を行った取得自己株式 消却の処分を行った取得自己株式 合併 株式交換 会社分割に係る移転を行った取得自己株式その他 ( - ) 保有自己株式数 350, ,000 -

31 3 配当政策 剰余金の配当につきましては 当社は株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題として位置付け 企業体質の強化及び将来の事業展開等を総合的に判断した上で 業績に裏付けられた成果配分により 期間利益の水準等を考慮した上で 連結当期純利益の30% 以上を目安に配当しております 当社は 中間配当と期末配当の年 2 回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております これらの剰余金の配当の決定機関は 期末配当については株主総会 中間配当については取締役会であります 以上の方針に基づき 当事業年度の配当につきましては 中間配当金を1 株当たり2.0 円 期末配当金を無配とし 年間配当金は1 株当たり2.0 円といたしました 内部留保資金の使途については 人員の拡充 設備投資等に備える予定であります 当社は 取締役会の決議により 毎年 9 月 30 日を基準日として 中間配当を行うことができる 旨を定款に定めております 第 29 期の中間配当についての取締役会決議は平成 20 年 11 月 4 日に行っております なお 当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります 決議年月日配当金の総額 1 株当たり配当額 ( 円 ) 平成 20 年 11 月 4 日 38, 取締役会決議平成 21 年 6 月 19 日 - - 定時株主総会決議 4 株価の推移 (1) 最近 5 年間の事業年度別最高 最低株価 回次第 25 期第 26 期第 27 期第 28 期第 29 期 決算年月平成 17 年 3 月平成 18 年 3 月平成 19 年 3 月平成 20 年 3 月平成 21 年 3 月 最高 ( 円 ) 最低 ( 円 ) ( 注 )1. 最高 最低株価は 平成 16 年 12 月 13 日よりジャスダック証券取引所におけるものであり それ以前は日本証券業協会の公表のものであります なお 第 25 期の事業年度別最高 最低株価のうち はジャスダック証券取引所のものであります 2. 印は 株式分割による権利落後の最高 最低株価を示しております 第 25 期は平成 16 年 9 月 30 日を基準として また第 26 期は平成 17 年 6 月 30 日を基準として当社普通株式 1 株を 2 株に分割する株式分割を行っております (2) 最近 6 月間の月別最高 最低株価 月別 平成 20 年 10 月 11 月 12 月 平成 21 年 1 月 2 月 3 月 最高 ( 円 ) 最低 ( 円 )

32 5 役員の状況 役名職名氏名生年月日略歴任期 所有株式数 ( 株 ) 取締役社長 ( 代表取締役 ) グループ CEO 和納勉昭和 24 年 5 月 7 日生 専務取締役営業統括役員中島宣明昭和 27 年 10 月 19 日生 常務取締役 取締役 取締役 管理本部長兼経理部長兼グループCFO リクルーティング東日本事業本部長 リクルーティング西日本事業本部長兼大阪営業部長兼海外事業担当 藤原功一昭和 28 年 2 月 11 日生 中井義貴昭和 37 年 10 月 14 日生 横田勇夫昭和 37 年 1 月 3 日生 昭和 53 年 6 月 就職情報センター ( 現 リクルート ) 入社昭和 55 年 9 月 クイックプランニング ( 現 クイック ) 設立と同時に代表取締役社長就任 ( 現任 ) 昭和 58 年 2 月 クイック ( 現 アトムプランニング ) 設立と同時に代表取締役社長就任 ( 現任 ) 平成 12 年 4 月 アイ キュー代表取締役会長就任平成 15 年 2 月 ケー シー シー代表取締役社長就任 ( 現任 ) 平成 15 年 2 月 キャリアシステム代表取締役社長就任 ( 現任 ) 平成 15 年 6 月上海クイックマイツ有限公司董事長就任 ( 現任 ) 平成 17 年 4 月グループCEO 就任 ( 現任 ) 昭和 54 年 6 月 就職情報センター ( 現 リクルート ) 入社昭和 55 年 9 月当社入社営業部長昭和 56 年 6 月取締役就任平成 10 年 5 月専務取締役就任 ( 現任 ) リクルーティング広告事業本部長平成 14 年 4 月営業本部長平成 17 年 4 月 クイック エリアサポート代表取締役社長就任 ( 現任 ) 平成 18 年 10 月営業統括役員 ( 現任 ) 昭和 50 年 4 月山一證券 入社昭和 59 年 10 月トッパン ムーアシステムズ ( 現 トッパン マルチソフト ) 入社平成 2 年 1 月当社入社平成 7 年 4 月総務部長平成 10 年 6 月取締役就任管理本部長 ( 現任 ) 平成 17 年 4 月常務取締役 グループCFO 就任 ( 現任 ) 平成 19 年 7 月経理部長 ( 現任 ) 昭和 56 年 4 月東海興業 入社平成元年 3 月当社入社平成 10 年 4 月名古屋リクルーティング営業部長平成 14 年 4 月執行役員就任東京リクルーティング営業部長平成 17 年 6 月取締役就任 ( 現任 ) 平成 18 年 10 月リクルーティング東日本事業本部長兼人材総合営業部長平成 19 年 10 月リクルーティング東日本事業本部長 ( 現任 ) 昭和 61 年 4 月日新航空サービス 入社平成 12 年 4 月 関西リクルート企画 ( 現 リクルートHRマーケティング ) 入社京都支社長平成 15 年 7 月当社入社平成 15 年 10 月大阪リクルーティング営業部長平成 16 年 4 月執行役員就任平成 18 年 6 月取締役就任 ( 現任 ) 平成 18 年 10 月リクルーティング西日本事業本部長兼大阪営業部長 ( 現任 ) 平成 20 年 1 月海外事業担当 ( 現任 ) ( 注 )4 4,886,152 ( 注 )4 1,151,304 ( 注 )4 260,280 ( 注 )4 117,000 ( 注 )4 47,000

33 役名職名氏名生年月日略歴任期 所有株式数 ( 株 ) 取締役 平田安彦昭和 35 年 9 月 19 日生 取締役 林 城 昭和 37 年 7 月 5 日生 取締役 木村昭 昭和 18 年 9 月 3 日生 常勤監査役 大西伸 昭和 17 年 12 月 8 日生 監査役村尾考英昭和 30 年 2 月 17 日生監査役斉藤誠昭和 40 年 4 月 2 日生 昭和 58 年 4 月当社入社平成 6 年 10 月大阪リクルーティング営業部長平成 14 年 4 月執行役員就任平成 15 年 7 月関連事業室長平成 17 年 6 月取締役就任 ( 現任 ) 平成 19 年 1 月 ケー シー シー取締役副社長就任 ( 現任 ) 昭和 60 年 4 月当社入社平成 6 年 10 月東京リクルーティング営業部長平成 12 年 4 月株式会社アイ キュー出向同社代表取締役社長就任 ( 現任 ) 平成 17 年 4 月執行役員就任平成 18 年 6 月取締役就任 ( 現任 ) 昭和 41 年 7 月堺興行 代表取締役就任昭和 44 年 10 月大福機工 ( 現 ダイフク ) 入社昭和 54 年 10 月 オービーシステム取締役就任昭和 61 年 9 月同社専務取締役就任平成 15 年 4 月同社取締役社長就任平成 16 年 4 月同社代表取締役社長就任平成 16 年 7 月上海欧比愛思晟峰軟件有限公司董事長就任平成 18 年 7 月財団法人大阪総合スポーツ財団評議員 ( 現任 ) 平成 21 年 6 月取締役就任 ( 現任 ) 昭和 36 年 4 月日本電気 入社昭和 45 年 4 月立石電機 ( 現オムロン ) 入社平成 15 年 6 月上海クイックマイツ有限公司総経理平成 19 年 1 月当社顧問 アイ キュー監査役就任 ( 現任 ) クイック エリアサポート監査役就任 ( 現任 ) 平成 19 年 6 月当社監査役就任 ( 現任 ) 昭和 52 年 11 月拓生警備保障 入社昭和 56 年 1 月 リクルート入社平成 11 年 6 月トランス コスモス 入社常務取締役就任平成 17 年 6 月当社監査役就任 ( 現任 ) 平成 2 年 10 月太田昭和監査法人 ( 現新日本有限責任監査法人 ) 入所平成 13 年 9 月新日本監査法人 ( 現新日本有限責任監査法人 ) 退所平成 13 年 10 月斉藤公認会計士事務所 ( 現新輝総合会計事務所 ) 開設所長 ( 現任 ) 平成 19 年 6 月当社監査役就任 ( 現任 ) ( 注 )4 207,000 ( 注 )4 252,000 ( 注 )4 120 ( 注 )5 5,000 ( 注 )5 - ( 注 )5 - 計 6,925,856 ( 注 )1. 取締役木村昭は 会社法第 2 条第 15 号に定める社外取締役であります 2. 監査役村尾考英及び斉藤誠は 会社法第 2 条第 16 号に定める社外監査役であります 3. 当社では 業務執行の迅速化と柔軟な業務執行体制を構築するため 執行役員制度を導入しております 執行役員は4 名で ヒューマンキャピタル総合研究所主幹研究員乾孔二 経営戦略室長大場秀郎 キャリアシステム出向浜田広史 クイック エリアサポート出向行廣一也で構成されております 4. 平成 21 年 6 月 19 日開催の定時株主総会の終結の時から2 年間 5. 平成 19 年 6 月 22 日開催の定時株主総会の終結の時から4 年間

34 6 コーポレート ガバナンスの状況等 (1) コーポレート ガバナンスの状況 コーポレート ガバナンスに関する基本的な考え方及びその施策の実施状況当社は 健全で透明性が高く 経営環境の変化に迅速かつ的確に対応できる経営体制の確立を重要な経営課題のひとつとして捉えております また 当社の経営情報や当社を取り巻く社会 顧客等の経営環境を株主や投資家に適時に かつ適正に開示していけるよう努めております 1 会社の機関の内容及び内部統制システムの整備の状況等イ. 会社の機関の基本説明当社は意思決定の迅速化を目的に 取締役の数を定款で10 名以内と定めております 取締役会は社外取締役 1 名を含む取締役 8 名で構成されており 毎月の定時取締役会のほか 必要に応じて臨時取締役会を開催し 重要事項を討議しております また 業務執行の迅速化と柔軟な業務執行体制を構築するため 執行役員制度を導入しております さらに経営の意思疎通を図るために 取締役 執行役員を主たるメンバーとして毎月グループ経営戦略会議を開催しております また 当社は監査役会設置会社であり 監査役 3 名のうち社外監査役は2 名であります 各監査役は取締役会その他重要な会議に出席するほか 業務執行状況の調査等を通じ 取締役の職務執行が法令 定款及び社内規程等に適合しているか 監査を行っております また 監査役会を毎月開催し 策定した監査方針 業務の分担等に基づき行われた監査に関する重要な事項について報告を受け 協議を行っております 公認会計士監査は 新日本有限責任監査法人と監査契約を結び 当社グループ全体に対し期末監査に偏る事なく 期中を通じて会計監査が実施されております 当社の法令遵守と危機管理は経営戦略室及び総務人事部を中心として行っており グループ全体を通して強固な体制作りを目指しております ロ. 内部監査及び監査役監査の状況当社の内部監査におきましては 当社及び当社グループ内における不祥事等のリスク発生を未然に防止するため また 各部門の内部管理体制の適正性を 総合的 客観的に評価することを目的として内部監査室に担当者を1 名配置し 業務活動の全般に関しその計画 手続きの妥当性や業務実施の有効性の確認を行っております 内部監査室は 監査役との連携により効率的な内部監査を実施しており 抽出された課題については 相互に意見を交換しながら改善に向けた提言を行っております また 毎月一回以上 相互の情報交換 意見交換を行っており 情報と意識の共有化を図ることによって 監査の実効性と効率性の向上を目指しております 監査役は 内部監査及び公認会計士監査と協働しながらチェック機能を果たしております ハ. 会計監査の状況当社では 会社法及び金融商品取引法に基づく会計監査について 新日本有限責任監査法人と監査契約を締結しております 会計監査人は 監査役及び内部監査室とも緊密な連携を保ち 監査計画及び監査結果の報告とともに 期中においても必要な情報交換並びに意見交換を行い 効果的かつ効率的な監査を実施しております 金融商品取引法に基づく会計監査業務を執行した公認会計士の氏名 所属する監査法人名及び継続監査年数は次のとおりであります 公認会計士の氏名等所属する監査法人名指定有限責任社員津田多聞新日本有限責任監査法人業務執行社員石田博信 ( 注 )1. 継続監査年数については 全員 7 年以内であるため 記載を省略しております 2. 同監査法人はすでに自主的に業務執行社員について 当社の会計監査に一定期間を超えて関与することのないよう措置をとっております 監査業務に係る補助者の構成当社の会計監査に係る補助者は 公認会計士 3 名 会計士補等 7 名であります

35 ニ. 会社と会社の社外取締役及び社外監査役との人的関係 資本的関係または取引関係その他利害関係の概要当事業年度末において 社外取締役が当社株式 89,600 株を所有しております 以上のほか人的関係 取引関係その他利害関係はございません ホ. 会社のコーポレート ガバナンスの充実に向けた取組みの最近 1 年間における実施状況取締役会の開催 当事業年度中は13 回の開催でありました グループ経営戦略会議 当事業年度中は12 回の開催でありました 2リスク管理体制の整備の状況当社のリスク管理体制として まず 事業計画を阻む恐れのある経営リスクについては 毎月開催されている定時取締役会のほか 必要に応じて開催されている臨時取締役会において迅速な意思決定を行っております また 取締役 執行役員を主たるメンバーとしてグループ経営戦略会議を毎月開催し 経営の意思疎通を図るよう十分な討議を行っております 次に 法令に抵触するようなリーガル リスクについては 総務人事部を中心に外部の顧問弁護士と連携を図りながら法令等の遵守に関する事項を審議しております また 海外の子会社における当該各国の経済的 社会的及び政治的リスクについては 定期的に監査役による子会社調査及び会計監査人による会計監査が行われており 相互連携により現地の状況を把握するとともに これらのリスクを未然にあるいは最小限に抑えることができるよう努めております 3 役員報酬の内容当社の取締役に対する報酬の額は 年額 200,000 千円以内と定められており 当事業年度の実績は社内取締役に対し年額 84,300 千円 社外取締役に対し年額 3,990 千円でありました また 監査役に対する報酬の額は 年額 30,000 千円以内と定められており 当事業年度の実績は社内監査役に対し年額 5,400 千円 社外監査役に対し年額 8,700 千円でありました 4 責任限定契約の内容の概要当社と社外取締役及び社外監査役は 会社法第 427 条第 1 項の規定に基づき 損害賠償責任を限定する契約を締結しております 当該契約に基づく損害賠償責任の限度額は 会社法第 425 条第 1 項に定める最低責任限度額としております なお 当該責任限定が認められるのは 当該社外取締役または社外監査役が責任の原因となった職務の遂行について善意かつ重大な過失がないときに限られます 5 取締役の選任の決議要件当社は 取締役の選任決議について 議決権を行使することができる株主の議決権の3 分の1 以上を有する株主が出席し その議決権の過半数をもって行う旨を定款に定めております また 取締役の選任決議は 累積投票によらないものとする旨定款に定めております 6 取締役会にて決議できる株主総会決議事項イ. 自己株式の取得当社は 会社法第 165 条第 2 項の規定により 機動的な資本政策等の遂行を可能とするため 取締役会の決議によって市場取引等により自己の株式を取得することができる旨を定款に定めております ロ. 中間配当当社は 株主への機動的な利益還元を可能とするため 毎年 9 月 30 日を基準日として 取締役会の決議によって会社法第 454 条第 5 項に定める剰余金の配当 ( 中間配当 ) をすることができる旨を定款に定めております ハ. 取締役及び監査役の責任免除当社は 会社法第 426 条第 1 項の規定により 取締役会の決議をもって同法第 423 条第 1 項の行為に関する取締役及び監査役 ( 取締役及び監査役であった者を含む ) の責任を法令の限度において免除することができる旨定款に定めております これは 取締役及び監査役が職務を遂行するにあたり その能力を十分に発揮して 期待される役割を果たしうる環境を整備することを目的とするものであります

36 7 株主総会の特別決議要件当社は 会社法第 309 条第 2 項に定める株主総会の特別決議要件について 議決権を行使することができる株主の議決権の3 分の1 以上を有する株主が出席し その議決権の3 分の2 以上をもって行う旨を定款に定めております これは 株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより 株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものであります 業務執行 監査及び内部統制の仕組みは下記のとおりであります 株主総会 会計監査人 選任 解任 意見交換 選任 解任 監査役会 選任 解任 監査 監査 取締役会 意見交換 代表取締役社長 報告 内部監査室 執行役員グループ経営戦略会議 内部監査 各部子会社

37 (2) 監査報酬の内容等 1 監査公認会計士等に対する報酬の内容 区分 監査証明業務に基づく報酬 前連結会計年度 非監査業務に基づく報酬 監査証明業務に基づく報酬 当連結会計年度 非監査業務に基づく報酬 提出会社 ,000 1,590 連結子会社 計 ,000 1,590 2 その他重要な報酬の内容 該当事項はありません 3 監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容 当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容としましては 財務報告に係る内部統制システム構築に関する助言 指導業務であります 4 監査報酬の決定方針 該当事項はありません

38 第 5 経理の状況 1. 連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について (1) 当社の連結財務諸表は 連結財務諸表の用語 様式及び作成方法に関する規則 ( 昭和 51 年大蔵省令第 28 号 以下 連結財務諸表規則 という ) に基づいて作成しております なお 前連結会計年度 ( 平成 19 年 4 月 1 日から平成 20 年 3 月 31 日まで ) は 改正前の連結財務諸表規則に基づき 当連結会計年度 ( 平成 20 年 4 月 1 日から平成 21 年 3 月 31 日まで ) は 改正後の連結財務諸表規則に基づいて作成しております (2) 当社の財務諸表は 財務諸表等の用語 様式及び作成方法に関する規則 ( 昭和 38 年大蔵省令第 59 号 以下 財務諸表等規則 という ) に基づいて作成しております なお 第 28 期事業年度 ( 平成 19 年 4 月 1 日から平成 20 年 3 月 31 日まで ) は 改正前の財務諸表等規則に基づき 第 29 期事業年度 ( 平成 20 年 4 月 1 日から平成 21 年 3 月 31 日まで ) は 改正後の財務諸表等規則に基づいて作成しております 2. 監査証明について当社は 金融商品取引法第 193 条の2 第 1 項の規定に基づき 前連結会計年度 ( 平成 19 年 4 月 1 日から平成 20 年 3 月 31 日まで ) の連結財務諸表及び第 28 期事業年度 ( 平成 19 年 4 月 1 日から平成 20 年 3 月 31 日まで ) の財務諸表については 新日本監査法人により監査を受け 当連結会計年度 ( 平成 20 年 4 月 1 日から平成 21 年 3 月 31 日まで ) の連結財務諸表及び第 29 期事業年度 ( 平成 20 年 4 月 1 日から平成 21 年 3 月 31 日まで ) の財務諸表については 新日本有限責任監査法人により監査を受けております なお 新日本監査法人は 監査法人の種類の変更により 平成 20 年 7 月 1 日をもって新日本有限責任監査法人となっております

39 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 1 連結貸借対照表 前連結会計年度 ( 平成 20 年 3 月 31 日 ) ( 単位 : 千円 ) 当連結会計年度 ( 平成 21 年 3 月 31 日 ) 資産の部流動資産現金及び預金 1,126,069 1,120,861 受取手形及び売掛金 1,202, ,781 有価証券 40,309 40,473 繰延税金資産 104,614 16,929 その他 111, ,854 貸倒引当金 1,951 1,260 流動資産合計 2,582,844 2,023,639 固定資産有形固定資産建物及び構築物 1 892, ,864 減価償却累計額 455, ,559 建物及び構築物 ( 純額 ) 437, ,305 工具 器具及び備品 99,073 90,726 減価償却累計額 66,415 72,991 工具 器具及び備品 ( 純額 ) 32,658 17,735 土地 1 311, ,354 有形固定資産合計 781, ,395 無形固定資産のれん その他 92,458 32,448 無形固定資産合計 93,169 32,448 投資その他の資産投資有価証券 83,331 71,878 繰延税金資産 85,893 18,345 長期前払費用 6,242 5,384 会員権 3,000 3,000 敷金 303, ,308 その他 64,668 70,484 貸倒引当金 13,583 15,382 投資その他の資産合計 532, ,018 固定資産合計 1,407,049 1,178,862 資産合計 3,989,894 3,202,501

40 前連結会計年度 ( 平成 20 年 3 月 31 日 ) ( 単位 : 千円 ) 当連結会計年度 ( 平成 21 年 3 月 31 日 ) 負債の部流動負債買掛金 598, ,077 短期借入金 1 115, ,400 1 年内返済予定の長期借入金 ,992 未払金 368, ,613 未払費用 124, ,081 未払法人税等 42,227 21,803 未払消費税等 44,648 12,997 賞与引当金 136,134 80,177 事業構造改善引当金 - 21,394 その他 58,764 55,115 流動負債合計 1,487,864 1,070,652 固定負債長期借入金 ,678 その他 45,203 36,209 固定負債合計 45, ,887 負債合計 1,533,068 1,389,539 純資産の部株主資本資本金 351, ,317 資本剰余金 271, ,628 利益剰余金 1,824,264 1,221,704 自己株式 - 21,198 株主資本合計 2,447,209 1,823,451 評価 換算差額等その他有価証券評価差額金 36 2,292 為替換算調整勘定 ,039 評価 換算差額等合計 ,331 少数株主持分 9,860 8,842 純資産合計 2,456,825 1,812,961 負債純資産合計 3,989,894 3,202,501

41 2 連結損益計算書 前連結会計年度 ( 自平成 19 年 4 月 1 日至平成 20 年 3 月 31 日 ) ( 単位 : 千円 ) 当連結会計年度 ( 自平成 20 年 4 月 1 日至平成 21 年 3 月 31 日 ) 売上高 11,435,489 9,110,083 売上原価 6,285,459 4,793,132 売上総利益 5,150,029 4,316,951 販売費及び一般管理費 1 4,783, ,451,540 営業利益又は営業損失 ( ) 366, ,588 営業外収益受取利息 2,593 2,315 受取配当金 141 1,471 受取販売協力金 12,630 32,100 書籍販売手数料 4,345 2,470 保険解約益 12,256 - その他 10,695 6,555 営業外収益合計 42,663 44,912 営業外費用支払利息 4,254 6,146 投資事業組合運用損 2,934 6,273 為替差損 989 2,461 貸倒引当金繰入額 その他 824 2,792 営業外費用合計 9,002 18,173 経常利益又は経常損失 ( ) 400, ,849 特別利益 債務免除益 2 119, ,880 特別利益合計 119,530 3,880 特別損失 固定資産除却損 3 9, ,851 投資有価証券評価損 6,920 3,825 訴訟和解金 3,410 - 減損損失 ,947 事務所移転費用 - 4,218 事業構造改善費用 - 30,850 その他 特別損失合計 19, ,292 税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失 ( ) 500, ,262 法人税 住民税及び事業税 124,041 47,368 法人税等調整額 69, ,379 法人税等合計 193, ,747 少数株主利益 1, 当期純利益又は当期純損失 ( ) 305, ,449

42 3 連結株主資本等変動計算書 前連結会計年度 ( 自平成 19 年 4 月 1 日至平成 20 年 3 月 31 日 ) ( 単位 : 千円 ) 当連結会計年度 ( 自平成 20 年 4 月 1 日至平成 21 年 3 月 31 日 ) 株主資本資本金前期末残高 350, ,317 当期変動額新株の発行 当期変動額合計 当期末残高 351, ,317 資本剰余金前期末残高 271, ,628 当期変動額新株の発行 当期変動額合計 当期末残高 271, ,628 利益剰余金前期末残高 1,721,814 1,824,264 当期変動額剰余金の配当 133, ,110 当期純利益又は当期純損失 ( ) 305, ,449 自己株式の消却 69,721 - 当期変動額合計 102, ,560 当期末残高 1,824,264 1,221,704 自己株式前期末残高 69,721 - 当期変動額自己株式の取得 - 21,198 自己株式の消却 69,721 - 当期変動額合計 69,721 21,198 当期末残高 - 21,198 株主資本合計前期末残高 2,273,995 2,447,209 当期変動額新株の発行 1,044 - 剰余金の配当 133, ,110 当期純利益又は当期純損失 ( ) 305, ,449 自己株式の取得 - 21,198 自己株式の消却 - - 当期変動額合計 173, ,758 当期末残高 2,447,209 1,823,451

43 前連結会計年度 ( 自平成 19 年 4 月 1 日至平成 20 年 3 月 31 日 ) ( 単位 : 千円 ) 当連結会計年度 ( 自平成 20 年 4 月 1 日至平成 21 年 3 月 31 日 ) 評価 換算差額等その他有価証券評価差額金前期末残高 3, 当期変動額株主資本以外の項目の当期変動額 ( 純額 ) 3,082 2,328 当期変動額合計 3,082 2,328 当期末残高 36 2,292 為替換算調整勘定前期末残高 1, 当期変動額株主資本以外の項目の当期変動額 ( 純額 ) 1,943 16,759 当期変動額合計 1,943 16,759 当期末残高 ,039 評価 換算差額等合計前期末残高 4, 当期変動額株主資本以外の項目の当期変動額 ( 純額 ) 5,026 19,087 当期変動額合計 5,026 19,087 当期末残高 ,331 少数株主持分前期末残高 8,704 9,860 当期変動額株主資本以外の項目の当期変動額 ( 純額 ) 1,156 1,018 当期変動額合計 1,156 1,018 当期末残高 9,860 8,842 純資産合計前期末残高 2,287,482 2,456,825 当期変動額新株の発行 1,044 - 剰余金の配当 133, ,110 当期純利益又は当期純損失 ( ) 305, ,449 自己株式の取得 - 21,198 自己株式の消却 - - 株主資本以外の項目の当期変動額 ( 純額 ) 3,870 20,105 当期変動額合計 169, ,864 当期末残高 2,456,825 1,812,961

44 4 連結キャッシュ フロー計算書 前連結会計年度 ( 自平成 19 年 4 月 1 日至平成 20 年 3 月 31 日 ) ( 単位 : 千円 ) 当連結会計年度 ( 自平成 20 年 4 月 1 日至平成 21 年 3 月 31 日 ) 営業活動によるキャッシュ フロー税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失 ( ) 500, ,262 減価償却費 108,773 98,162 減損損失 - 129,947 のれん償却額 33, 貸倒引当金の増減額 ( は減少) 3,026 1,111 役員賞与引当金の増減額 ( は減少) 13,000 - 賞与引当金の増減額 ( は減少) 75,107 55,957 退職給付引当金の増減額 ( は減少) 71,691 - 受取利息及び受取配当金 2,735 3,786 支払利息 4,254 6,146 固定資産除却損 9,001 1,851 移転費用 - 4,218 事業構造改善費用 - 30,850 投資有価証券評価損益 ( は益) 6,920 3,825 訴訟和解金 3,410 - 債務免除益 119,530 3,880 保険解約損益 ( は益) 12,256 - 売上債権の増減額 ( は増加) 181, ,811 仕入債務の増減額 ( は減少) 190, ,069 敷金及び保証金の増減額 ( は増加) 21,006 9,037 未払消費税等の増減額 ( は減少) 26,541 31,651 その他 5, ,231 小計 307,726 67,166 利息及び配当金の受取額 2,677 3,918 利息の支払額 4,175 6,283 解約保険金の受取額 38,565 - 法人税等の支払額 312,632 90,496 営業活動によるキャッシュ フロー 32, ,027 投資活動によるキャッシュ フロー定期預金の預入による支出 100,000 - 定期預金の払戻による収入 - 100,000 有価証券の償還による収入 50,000 - 有形固定資産の取得による支出 42,415 5,460 無形固定資産の取得による支出 85,963 70,581 投資有価証券の取得による支出 64,486 1,000 出資金の払込による支出 貸付けによる支出 - 1,118 貸付金の回収による収入 投資活動によるキャッシュ フロー 243,464 22,189

45 前連結会計年度 ( 自平成 19 年 4 月 1 日至平成 20 年 3 月 31 日 ) ( 単位 : 千円 ) 当連結会計年度 ( 自平成 20 年 4 月 1 日至平成 21 年 3 月 31 日 ) 財務活動によるキャッシュ フロー短期借入金の純増減額 ( は減少) 12,545 26,305 長期借入れによる収入 - 400,000 長期借入金の返済による支出 130,500 37,330 株式の発行による収入 1,044 - 自己株式の取得による支出 - 21,198 配当金の支払額 133, ,511 財務活動によるキャッシュ フロー 249, ,265 現金及び現金同等物に係る換算差額 ,471 現金及び現金同等物の増減額 ( は減少) 461,719 94,955 現金及び現金同等物の期首残高 1,498,099 1,036,379 現金及び現金同等物の期末残高 1 1,036, ,131,335

46 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 前連結会計年度 ( 自平成 19 年 4 月 1 日至平成 20 年 3 月 31 日 ) 1. 連結の範囲に関する事項連結子会社の数 6 社 アイ キュー ケー シー シー キャリアシステム QUICK USA,INC. 上海クイックマイツ有限公司 クイック エリアサポートなお 前連結会計年度において連結子会社でありました ITアソシエイツは清算したため 当連結会計年度末で連結の範囲から除いております 2. 持分法の適用に関する事項 3. 連結子会社の事業年度等に関する事項 4. 会計処理基準に関する事項 持分法適用会社はありません 連結子会社のうち ケー シー シー キャリアシステムの決算日は2 月末日であります QUICK USA,INC. 及び上海クイックマイツ有限公司の決算日は12 月末日であります 連結財務諸表の作成に当たっては 決算日現在の財務諸表を使用しております ただし 連結決算日までの期間に発生した重要な取引については 連結上必要な調整を行っております (1) 重要な資産の評価基準及び評価方法有価証券その他有価証券時価のあるもの期末日の市場価格等に基づく時価法 ( 評価差額は全部純資産直入法により処理し 売却原価は移動平均法により算定 ) 時価のないもの移動平均法による原価法なお 投資事業有限責任組合およびそれに類する組合への出資 ( 金融商品取引法第 2 条第 2 項により有価証券とみなされるもの ) については 組合契約に規定される決算報告日に応じて入手可能な最近の決算書を基礎とし 持分相当額を純額で取り込む方法によっております 当連結会計年度 ( 自平成 20 年 4 月 1 日至平成 21 年 3 月 31 日 ) 連結子会社の数 6 社 アイ キュー ケー シー シー キャリアシステム QUICK USA,INC. 上海クイックマイツ有限公司 クイック エリアサポート 同左 同左 (1) 重要な資産の評価基準及び評価方法有価証券その他有価証券時価のあるもの同左 時価のないもの同左

47 前連結会計年度 ( 自平成 19 年 4 月 1 日至平成 20 年 3 月 31 日 ) (2) 重要な減価償却資産の減価償却方法 1 有形固定資産建物 ( 附属設備を除く ) 定額法 但し一部連結子会社定率法 その他定率法 但し一部連結子会社定額法 なお 主な耐用年数は以下のとおりであります 建物及び構築物 8 年 ~65 年器具及び備品 4 年 ~10 年 ( 会計方針の変更 ) 当社及び国内連結子会社は 法人税法の改正に伴い 当連結会計年度より 平成 19 年 4 月 1 日以降に取得した有形固定資産について 改正後の法人税法に基づく減価償却の方法に変更しております なお この変更に伴う営業利益 経常利益及び税金等調整前当期純利益及びセグメント情報に与える影響は軽微であります ( 追加情報 ) 当社及び一部の国内連結子会社は 法人税法改正に伴い 平成 19 年 3 月 31 日以前に取得した資産については 改正前の法人税法に基づく減価償却の方法の適用により取得価額の5% に到達した連結会計年度の翌連結会計年度より 取得価額の5% 相当額と備忘価額との差額を5 年間にわたり均等償却し 減価償却費に含めて計上しております なお この変更に伴う営業利益 経常利益及び税金等調整前当期純利益及びセグメント情報に与える影響は軽微であります 2 無形固定資産定額法なお 自社利用のソフトウェアについては 社内における利用可能期間 (2 年 ~5 年 ) に基づいております 当連結会計年度 ( 自平成 20 年 4 月 1 日至平成 21 年 3 月 31 日 ) (2) 重要な減価償却資産の減価償却方法 1 有形固定資産 ( リース資産を除く ) 建物 ( 附属設備を除く ) 定額法 但し一部連結子会社定率法 その他定率法 但し一部連結子会社定額法 なお 主な耐用年数は以下のとおりであります 建物及び構築物 8 年 ~65 年器具及び備品 4 年 ~10 年 2 無形固定資産 ( リース資産を除く ) 同左

48 前連結会計年度 ( 自平成 19 年 4 月 1 日至平成 20 年 3 月 31 日 ) 当連結会計年度 ( 自平成 20 年 4 月 1 日至平成 21 年 3 月 31 日 ) 3 3リース資産リース期間を耐用年数とし 残存価額を零とする定額法を採用しております なお 所有権移転外ファイナンス リース取引のうち リース取引開始日が平成 20 年 3 月 31 日以前のリース取引については 通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっております (3) 重要な引当金の計上基準 1 貸倒引当金債権の貸倒れによる損失に備えるため 一般債権については貸倒実績率により 貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し 回収不能見込額を計上しております 2 賞与引当金従業員に対して支給する賞与の支出に充てるため 支給見込額に基づき計上しております 3 退職給付引当金 (3) 重要な引当金の計上基準 1 貸倒引当金同左 2 賞与引当金 3 同左 ( 追加情報 ) 一部の連結子会社は 確定拠出年金法の施行に伴い 平成 20 年 3 月 1 日に従来の退職一時金制度から確定拠出年金制度へ移行し 退職給付制度間の移行等に関する会計処理 ( 企業会計基準適用指針第 1 号平成 14 年 1 月 31 日 ) を適用しております 本移行による当連結会計年度の税金等調整前当期純利益に与える影響はありません 4 4 事業構造改善引当金事業構造改善に伴い発生する費用及び損失に備えるため その発生見込額を計上しております (4) 重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準外貨建金銭債権債務は 連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し 換算差額は損益として処理しております なお 在外子会社の資産及び負債は 決算日の直物為替相場により円貨に換算し 収益及び費用は期中平均相場により円貨に換算し 換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定及び少数株主持分に含めて計上しております (4) 重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準同左

49 前連結会計年度 ( 自平成 19 年 4 月 1 日至平成 20 年 3 月 31 日 ) 当連結会計年度 ( 自平成 20 年 4 月 1 日至平成 21 年 3 月 31 日 ) 5. 連結子会社の資産及び負債の評価に関する事項 6. のれん及び負ののれんの償却に関する事項 7. 連結キャッシュ フロー計算書における資金の範囲 (5) 重要なリース取引の処理方法リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス リース取引については 通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっております (5) (6) (6) 重要なヘッジ会計の方法 1ヘッジ会計の方法金利スワップ取引については 特例処理の要件を満たしている場合には 特例処理によっております 2ヘッジ手段とヘッジ対象ヘッジ手段 : 金利スワップヘッジ対象 : 借入金利息 3ヘッジ方針財務活動に係る金利リスクをヘッジする目的でデリバティブ取引を行っております 4ヘッジ有効性評価の方法特例処理によっている金利スワップのため 有効性の評価は省略しております (7) その他連結財務諸表作成のための重要な事項消費税等の会計処理税抜方式によっております 連結子会社の資産及び負債の評価方法は 全面時価評価法によっております のれんの償却については 5 年間の定額法により償却しております 手許現金 要求払預金及び取得日から 3 ヶ月以内に満期の到来する流動性の高い 容易に換金可能であり かつ 価格の変動について僅少なリスクしか負わない短期的な投資からなっております (7) その他連結財務諸表作成のための重要な事項消費税等の会計処理同左 同左 同左 同左

50 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項の変更 前連結会計年度 ( 自平成 19 年 4 月 1 日至平成 20 年 3 月 31 日 ) 当連結会計年度 ( 自平成 20 年 4 月 1 日至平成 21 年 3 月 31 日 ) ( リース取引に関する会計基準 ) 所有権移転外ファイナンス リース取引については 従来 賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっておりましたが 当連結会計年度より リース取引に関する会計基準 ( 企業会計基準第 13 号 ( 平成 5 年 6 月 17 日 ( 企業会計審議会第一部会 ) 平成 19 年 3 月 30 日改正 )) 及び リース取引に関する会計基準の適用指針 ( 企業会計基準適用指針第 16 号 ( 平成 6 年 1 月 18 日 ( 日本公認会計士協会会計制度委員会 ) 平成 19 年 3 月 30 日改正 )) を適用しております なお リース取引開始日が適用初年度開始前の所有権移転外ファイナンス リース取引については 引き続き通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理を適用しております なお この変更により損益に与える影響はありません 表示方法の変更 項目 前連結会計年度 ( 自平成 19 年 4 月 1 日至平成 20 年 3 月 31 日 ) 当連結会計年度 ( 自平成 20 年 4 月 1 日至平成 21 年 3 月 31 日 ) ( 連結損益計算書 ) 1. 前連結会計年度まで区分掲記しておりました 紹介手数料 ( 当連結会計年度は2,086 千円 ) は 営業外収益の総額の100 分の10 以下となったため 営業外収益の その他 に含めて表示しております 2. 為替差損 は 前連結会計年度まで営業外費用の その他 に含めて表示しておりましたが 金額が営業外費用の総額の100 分の10を超えたため区分掲記しております なお 前連結会計年度における 為替差損 の金額は870 千円であります

51 注記事項 ( 連結貸借対照表関係 ) 前連結会計年度 ( 平成 20 年 3 月 31 日 ) 1. 担保資産及び担保付債務担保に供している資産は次のとおりであります 建物及び構築物土地合計 45,867 千円 118,060 千円 163,928 千円 当連結会計年度 ( 平成 21 年 3 月 31 日 ) 1. 担保資産及び担保付債務担保に供している資産は次のとおりであります 建物及び構築物土地合計 43,383 千円 118,060 千円 161,443 千円 担保付債務は次のとおりであります 短期借入金 30,000 千円合計 30,000 千円上記 建物及び構築物 土地に設定した担保は根抵当権であり その極度額は570,000 千円であります 担保付債務は次のとおりであります 短期借入金 34,000 千円 1 年内返済予定の長期借 48,000 千円入金長期借入金 169,000 千円合計 251,000 千円上記 建物及び構築物 土地に設定した担保は根抵当権であり その極度額は570,000 千円であります ( 連結損益計算書関係 ) 前連結会計年度 ( 自平成 19 年 4 月 1 日至平成 20 年 3 月 31 日 ) 1. 販売費及び一般管理費の主要な費目及び金額は 次のとおりであります 給与手当 1,991,769 千円 賞与引当金繰入額 116,188 千円 貸倒引当金繰入額 5,651 千円 退職給付費用 42,806 千円 地代家賃 397,313 千円 当連結会計年度 ( 自平成 20 年 4 月 1 日至平成 21 年 3 月 31 日 ) 1. 販売費及び一般管理費の主要な費目及び金額は 次のとおりであります 給与手当賞与引当金繰入額貸倒引当金繰入額退職給付費用地代家賃 1,998,407 千円 69,090 千円 8,799 千円 45,567 千円 403,552 千円 2. 債務免除益債務免除益の内容は 役員退職慰労金支給対象である取締役の受給権放棄に伴う前連結会計年度末に固定負債に計上している金額 119,530 千円の取崩額であります 2. 債務免除益債務免除益の内容は 連結子会社における役員退職慰労金支給対象である取締役の受給権放棄に伴う前連結会計年度末に固定負債に計上している金額 3,880 千円の取崩額であります 3. 固定資産除却損の内訳は次のとおりであります 3. 固定資産除却損の内訳は次のとおりであります 建物及び構築物 8,200 千円 工具 器具及び備品 190 千円 器具及び備品 801 千円 無形固定資産その他 1,661 千円 合計 9,001 千円 ( ソフトウェア ) 合計 1,851 千円