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ぶつかり稽古ランキング 2017/10/31 現在 前回順位 1 石田 34 戦 31 勝 3 敗 酒井 51 戦 41 勝 10 敗 小山 123 戦 96 勝 27 敗 杉本 61 戦 47 勝 14 敗 高木 37 戦 23 勝 14

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全 日 本 博 士 協 会 の 皆 さんは 留 学 を 通 じて さまざまな 形 で 日 中 友 好 の 活 動 を 行 い きっ と 皆 さん 心 中 の 平 和 がいつか 地 球 上 に 訪 れるでしょう 当 時 札 幌 農 学 校 と 呼 ばれた 北 海 道 大 学 の 初 代 教 頭 として

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Ⅲ 学生の受け入れ 1 学部 学科 大学院研究科 専門職大学院の志願者 合格者 入学者数の推移 < 学部 > 学部名 工学部 学科名 電子情報工学科 入試の種類 2007 年度 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度 一般入試 志願者

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目 錄 一 實 習 日 誌 二 實 習 照 片 三 實 習 成 果 四 實 習 心 得

組別:日文組

僅かな工夫で一目瞭然! 連結仕訳の意図 当期純利益と剰余金の配当の時間的矛盾は無視して下さい 前提 1. S 社はP 社 400 円 (80%) A 社 100 円 (20%) の共同出資により設立された なお 出資額は全額資本金とされた 前提 2. 第 1 年度 S 社当期純利益は 1,000 円

30年度財剎諸表å⁄ºå−ł.xlsx

Transcription:

第 2 章小学校 中学校 小中学校の校舎等は 児童生徒が義務教育を受けるため必要不可欠です 一方でその施設については老朽化が年々顕著となっており 各学校における修繕必要箇所は増加の一途をたどっています また 近年の少子化の影響から児童生徒数が激減しており その傾向は今後も続いていくものと見込まれています 本章では 小中学校の施設として 校舎 体育館 ( 屋内運動場 ) プール及び給食施設 ( 給食センターと自校式の給食室 ) について取り扱います ( 1) 第 1 節学校施設 ( 校舎 ) 本節では 本市の小中学校の施設や児童生徒数 学級数の現状を確認します また 小 中一貫校化も 含めた学校統廃合の検討を今後行う際に その議論に資する内容となることを目指します 1 施設概要現在本市には 休校中の小島小 中学校 ( 2) を除き 29の市立小学校と 16の市立中学校があります ( 市内には 市立以外の国公立や私立の小中学校はありません ) これら小中学校の施設の概要は 次頁以降に続く図表 2-1-1 A 及び B のとおりです 校舎の数は 複数の校舎がある学校も存在することから 小島小 中学校を除いても 100 棟以上あります ( 3) 基本方針などでも紹介したとおり 本市の施設の総延床面積の約 52% を学校教育施設が占めていますので 特にハコモノ施設におけるアセットマネジメントについては 学校施設が最大の課題である状況にあります 図表 2-1-1 A 施設概要 ( 小学校 )1/5 1 熊谷東小学校 名称 敷地面積 建築年度 延床面積 耐用年限 修繕時期 耐震性能 補助金 2016 年 3 月 31 日現在 教室棟 第 2 3 校舎 1978 4,293.45 2038 2008 2008 年度大規模修繕済 児童クラフ 転用分 153.85 m2を除く 管理教室棟 第 1 校舎 1979 2,498.15 2039 2009 2008 年度大規模修繕済 20,689.30 渡り廊下 陶芸小屋 物置 屋その他 99.36 外便所 ( 小計 ) 6,890.96 2 熊谷西小学校 教室棟 1 3 号棟 1970 1,958.67 2030 2000 児童クラフ 転用分 157.5m2を除く 教室棟 2 1 号棟 1978 2,072.76 2038 2008 管理教室棟 2 号棟 26,623.00 1987 4,459.80 2047 2017 その他 101.56 物置 体育器具庫 屋外便所 ( 小計 ) 8,592.79 ( 1) 校舎以外の施設 ( 機能 ) については 本章第 2~4 節において別途取り扱っていますので そちらを参照してください ただし 体育館 ( 屋内運動場 ) に関しては 本節でも取り扱っています ( 2) 小島小 中学校については 休校前もいわゆる小中一貫校ではなく 制度上は別個の小学校と中学校でしたが 校舎や体育館など施設は共用であり 実態としては小学校と中学校の複合施設といえる状況でした そのためここでは 必要に応じ 小島小学校 と 小島中学校 として別個に取り扱ったり 小島小 中学校 とまとめて取り扱ったりします ( 3) 増築した校舎については 補助金等の関係上 既存部分と増築部分とを台帳上別個に管理している場合があるため 図表 2-1-1 A 及び B におけるデータの個数は 実際の校舎の数よりも多くなっている場合があります - 13 -

図表 2-1-1 A 施設概要 ( 小学校 )2/5 3 4 5 石原小学校 成田小学校 大幡小学校 名称 敷地面積 建築年度 延床面積 耐用年限 修繕時期 耐震性能 補助金 2016 年 3 月 31 日現在 教室棟 1 1956 760.00 2016 1986 1992 年度大規模修繕済 児童クラフ 転用分 313.11 m2を除く 教室棟 2 1973 3,012.66 2033 2003 2001 年度大規模修繕済 管理棟 19,682.00 1979 2,820.46 2039 2009 その他 403.04 ( 小計 ) 6,996.16 渡り廊下 1~4 陶芸小屋 物置 体育小屋 屋外便所 教室棟 第 2 校舎 1976 1,305.38 2036 2006 2006 年度大規模修繕済 児童クラフ 転用分 72.67 m2を除く 管理教室棟 第 1 校舎 22,070.68 1985 4,215.23 2035 2010 その他 8.03 倉庫 教室棟 1 第 3 校舎 ( 東側部分 ) 教室棟 2 第 3 校舎 ( 西側部分 ) ( 小計 ) 5,528.64 1974 843.00 2034 2004 2007 年度大規模修繕済 児童クラフ 転用分 230.00m2を除く 1977 458.16 2037 2007 2007 年度大規模修繕済 児童クラフ 転用分 66.24m2を除く 教室棟 3 第 1 校舎 1982 966.11 2042 2012 教室棟 4 第 2 校舎 19,258.20 1982 1,422.26 2042 2012 教室棟 5 第 4 校舎 1990 1,999.08 2050 2020 特別教室棟 ( 特別教室 ) 1982 1,690.72 2042 2012 その他 94.79 物置 1 2 油庫 体育小屋 6 7 8 9 佐学谷校田小 大麻生小学校 玉井小学校 久下小学校 ( 小計 ) 7,474.12 一部借地 (3,062.00 m2 ) 管理教室棟 1977 3,695.68 2037 2007 2006 年度大規模修繕済 児童クラフ 転用分 114.74m2を除く その他 29,083.00 110.72 物置 1~3 屋外便所 ( 小計 ) 3,806.40 管理教室棟 1963 1,558.41 2023 1993 1989 年度大規模修繕済 児童クラフ 転用分 63.81 m2を除く 図書 図工室棟 1988 416.09 2048 2018 特別教室 ( 体育館 ) 17,842.91 1988 993.28 2038 2013 体育館 1 階部分 その他 67.10 リサイクル小屋 物置 体育倉庫 ( 小計 ) 3,034.88 一部借地 (2,460.00 m2 ) 教室棟 1 北校舎 1968 409.47 2028 1998 1993 年度大規模修繕済 児童クラフ 転用分 370.85 m2を除く 教室棟 2 中校舎 1975 3,305.20 2035 2005 1993 年度大規模修繕済 管理特別教室棟 南校舎 1987 2,558.00 2047 2017 その他 69.55 倉庫 1 2 物置 教室棟 1 北校舎 ( 東側部分 ) 教室棟 2 北校舎 ( 西側部分 ) 教室棟 3 南校舎 ( 東側部分 ) 管理棟 南校舎 ( 西側部分 ) 17,575.00 ( 小計 ) 6,342.22 1978 1,051.89 2038 2008 1981 1,376.95 2041 2011 17,793.67 1994 1,082.75 2054 2024 1981 1,223.49 2041 2011 その他 147.07 ( 小計 ) 4,882.15 物置 1 2 倉庫 油庫 体育小屋 屋外便所 - 14 -

図表 2-1-1 A 施設概要 ( 小学校 )3/5 10 11 熊谷南小学校 中条小学校 名称 敷地面積 建築年度 延床面積 耐用年限 修繕時期 耐震性能 補助金 2016 年 3 月 31 日現在 教室棟 第 3 校舎 1964 1,118.77 2024 1994 1991 年度大規模修繕済 特別教室棟 第 2 校舎 1989 828.11 2049 2019 管理教室棟 第 1 校舎 19,318.00 1979 2,549.11 2039 2009 1991 年度大規模修繕済 児童クラフ 転用分 100.08m2を除く その他 44.47 物置 倉庫 屋外トイレ ( 小計 ) 4,540.46 管理教室棟 1 1978 1,155.48 2038 2008 管理教室棟 2 北校舎 1987 2,219.41 2047 2017 児童クラフ 転用分 73.30m2を除く 11,841.00 物置 倉庫 体育器具庫 屋外その他 151.14 便所 ( 小計 ) 3,526.03 12 13 吉岡小学校 別府小学校 教室棟 1 号棟 1966 1,164.47 2026 1996 1993 年度大規模修繕済 特別教室棟 2 号棟 1971 1,168.08 2031 2001 2006 年度大規模修繕済 管理特別教室棟 3 号棟 24,477.00 1989 2,070.02 2049 2019 その他 74.48 体育倉庫 屋外便所 ( 小計 ) 4,477.05 教室棟 3 号棟 ( 東側 ) 4 号棟 ( 西側 ) 1986 2,783.95 2046 2016 特別教室棟 1 号棟 ( 東側 ) 2 号棟 ( 西側 ) 33,274.00 1986 2,822.93 2046 2016 その他 120.51 ( 小計 ) 5,727.39 児童クラフ 転用分 237.45 m2を除く 渡り廊下 農具小屋 物置 体育小屋 14 15 16 17 三尻小学校 奈良小学校 教室棟 1 1961 860.08 2021 1991 1990 年度大規模修繕済 教室棟 2 1967 1,187.41 2027 1997 管理教室棟 15,865.00 1978 1,734.57 2038 2008 その他 25.00 体育小屋 ( 小計 ) 3,807.06 教室棟 1966 1,129.89 2026 1996 1993 年度大規模修繕済 児童クラフ 転用分 63.00 m2を除く 管理教室棟 20,464.00 1971 1,956.46 2031 2001 1993 年度大規模修繕済 その他 150.71 物置 体育倉庫 屋外便所 ( 小計 ) 3,237.06 一部借地 (5,155.00 m2 ) 星管理教室棟 1983 2,446.71 2043 2013 宮校その他 12,776.00 小 20.37 物置 屋外便所学 ( 小計 ) 2,467.08 桜管理教室棟 1970 2,485.74 2030 2000 1996 年度大規模修繕済木校その他 14,180.00 小 83.36 屋外便所 油庫 倉庫学 ( 小計 ) 2,569.10-15 -

図表 2-1-1 A 施設概要 ( 小学校 )4/5 名称 敷地面積 建築年度 延床面積 耐用年限 修繕時期 耐震性能 補助金 2016 年 3 月 31 日現在 管理教室棟 B 棟 1972 2,210.74 2032 2002 2001 年度大規模修繕済 18 19 20 2122 籠原小学校 新堀小学校 教室棟 1 A 棟 1972 1,421.83 2032 2002 2000 年度大規模修繕済 教室棟 2 D 棟 1972 1,080.81 2032 2002 2001 年度大規模修繕済 27,630.00 教室棟 3 C 棟 1978 719.50 2038 2008 2001 年度大規模修繕済 児童クラフ 転用分 125.17m2を除く 渡り廊下 物置 体育倉庫 屋その他 137.53 外便所 ( 小計 ) 5,570.41 管理教室棟 1979 3,082.69 2039 2009 特別教室 1981 177.93 2041 2011 24,476.00 その他 78.02 倉庫 物置 灯油庫 ( 小計 ) 3,338.64 吉管理教室棟 1986 3,434.24 2046 2016 見校その他 18,521.59 小 41.41 体育小屋学 ( 小計 ) 3,475.65 市田小学校 長井小学校 管理教室棟 1 1977 1,135.06 2037 2007 管理教室棟 2 1977 1,796.13 2037 2007 15,390.25 その他 33.12 物置 ( 小計 ) 2,964.31 児童クラフ 転用分 114.70 m2を除く 教室棟 1 北校舎( 東側 1977 1,377.74 2037 2007 2002 年度大規模修繕済 児童ク部分 ) ラフ 転用分 129.60m2を除く 教室棟 2 北校舎( 西側 1980 1,605.71 2040 2010 2002 年度大規模修繕済部分 ) 管理棟 南校舎 28,563.00 1981 1,875.12 2041 2011 その他 11.00 屋外便所 ( 小計 ) 4,869.57 23 24 25 秦小学校 妻沼小学校 男沼小学校 教室棟 1983 2,271.44 2043 2013 児童クラフ 転用分 60.00m2を除く 管理教室棟 17,642.00 1992 699.20 2052 2022 その他 20.25 屋外便所 ( 小計 ) 2,990.89 一部借地 (4,632.00m2) 教室棟 北校舎 1971 2,609.55 2031 2001 1996 年度大規模修繕済 管理教室棟 南校舎 26,721.00 1978 2,125.49 2038 2008 その他 93.37 倉庫 1 2 焼き物小屋 屋外トイレ ( 小計 ) 4,828.41 教室棟 1982 1,091.44 2042 2012 管理棟 1992 564.57 2052 2022 多目的室 14,581.95 2001 108.00 2051 2026 その他 29.97 焼き物小屋 屋外便所 ( 小計 ) 1,793.98 一部借地 (795.00m2) - 16 -

図表 2-1-1 A 施設概要 ( 小学校 )5/5 26 27 敷地面積 建築年度 延床面積 耐用年限 修繕時期 耐震性能 補助金 小小島管理教室棟 7,700.61 1989 533.40 2049 2019 休校中 太田小学校 名称 2016 年 3 月 31 日現在 管理教室棟 1977 1,485.18 2037 2007 2002 年度大規模修繕済 特別教室棟 1987 1,312.36 2047 2017 2002 年度大規模修繕済 児童ク 17,748.00 ラフ 転用分 85.80m2を除く その他 9.72 物置 ( 小計 ) 2,807.26 妻校舎棟 1993 3,620.33 2053 2023 学沼28その他 30,603.00 校南 93.22 小 ( 小計 ) 3,713.55 フ ロハ ン庫 体育用具庫 屋外便所 29 30 江南南小学校 江南北小学校 教室棟 北校舎 1972 2,157.99 2032 2002 2000 年度大規模修繕済 管理教室棟 1 南校舎 ( 西側部分 ) 管理教室棟 2 南校舎 ( 東側部分 ) 29,993.57 その他 173.64 ( 小計 ) 4,445.50 1987 1,161.81 2047 2017 1987 952.06 2047 2017 2000 年度大規模修繕済 物置 1 2 焼釜室 飼育小屋 灯油庫 体育用具庫 屋外便所 教室棟 北校舎 1969 2,131.01 2029 1999 1998 年度大規模修繕済 特別教室棟 南校舎 1989 1,873.40 2049 2019 25,083.44 物置 事務室 体育用具庫 屋その他 121.63 外便所 ( 小計 ) 4,126.04 合計 627,467.17 129,357.16 * 体育館 ( 屋内運動場 ) プール及び自校式給食施設は 別途掲載しています ( 本章第 2~4 節 ) 図表 2-1-1 B 施設概要 ( 中学校 )1/3 名称 敷地面積 建築年度 延床面積 耐用年限 修繕時期 耐震性能 教室棟 1 1977 2,658.21 2037 2007 補助金 2016 年 3 月 31 日現在 ➊ ➋ 荒川中学校 富士見中学校 教室棟 2 1978 1,016.34 2038 2008 特別教室棟 36,752.15 1991 1,875.94 2051 2021 特別教室管理棟 1981 1,339.39 2041 2011 その他 165.03 部室 物置 体育用具庫 ( 小計 ) 7,054.91 管理教室棟 1982 5,055.83 2042 2012 2007 年度大規模修繕済 特別教室棟 1982 2,029.82 2042 2012 26,603.64 部室 廊下 倉庫 物置 1 2 灯その他 384.44 油庫 ( 小計 ) 7,470.09-17 -

図表 2-1-1 B 施設概要 ( 中学校 )2/3 名称 敷地面積 建築年度 延床面積 耐用年限 修繕時期 耐震性能 補助金 2016 年 3 月 31 日現在 管理教室棟 1962 1,202.85 2022 1992 1990 年度大規模修繕済 ➌ ➍ ➎ ➏ ➐ ➑ ➒ ➓ 大原中学校 熊谷東中学校 玉井中学校 大麻生中学校 中条中学校 吉岡中学校 別府中学校 三尻中学校 教室棟 1 1965 484.44 2025 1995 教室棟 2 21,964.15 1966 1,001.76 2026 1996 特別教室棟 1978 2,417.07 2038 2008 その他 244.32 部室 コンテナ室 物置 1~5 体育倉庫 屋外便所 ( 小計 ) 5,350.44 一部借地 (2,346.00 m2 ) 教室棟 1 1963 2,599.62 2023 1993 1988 年度大規模修繕済 教室棟 2 1985 1,913.86 2045 2015 管理教室棟 38,495.30 1964 1,152.70 2024 1994 1988 年度大規模修繕済 その他 391.90 ( 小計 ) 6,058.08 管理教室棟 1978 4,061.67 2038 2008 部室器具庫 倉庫 コンテナ室 1 2 物置 特別教室棟 1995 1,644.00 2055 2025 27,978.60 その他 184.25 部室 燃料庫 物置 1 2 倉庫 ( 小計 ) 5,889.92 一部借地 (12,117.00 m2 ) 管理教室棟 1984 2,593.00 2044 2014 特別教室棟 1984 1,011.62 2044 2014 22,511.00 その他 199.98 渡り廊下 物置 体育用具庫 ( 小計 ) 3,804.60 管理教室棟 1980 2,259.90 2040 2010 特別教室棟 27,869.00 1992 2,183.95 2052 2022 その他 136.39 部室 倉庫 1 2 物置 灯油庫 屋外便所 ( 小計 ) 4,580.24 一部借地 (1,900.00 m2 ) 管理教室棟 1973 1,956.59 2033 2003 2005 年度大規模修繕済 教室棟 1992 2,498.39 2052 2022 24,593.00 その他 95.51 部室 倉庫 1 2 ( 小計 ) 4,550.49 管理教室棟 1979 2,342.73 2039 2009 2006 年度大規模修繕済 教室棟 1990 2,198.84 2050 2020 25,423.26 その他 165.03 部室 物置 1 2 油庫倉庫 ( 小計 ) 4,706.60 管理教室棟 1970 2,437.67 2030 2000 1991 年度大規模修繕済 教室棟 1981 2,337.83 2041 2011 特別教室棟 29,976.00 1993 1,470.68 2053 2023 その他 209.30 ( 小計 ) 6,455.48 部室 物置 1 2 渡り廊下 倉庫 油庫 - 18 -

図表 2-1-1 B 施設概要 ( 中学校 )3/3 ⓫ ⓬ 奈良中学校 大幡中学校 名称 敷地面積 建築年度 延床面積 耐用年限 修繕時期 耐震性能 補助金 2016 年 3 月 31 日現在 管理教室棟 1980 2,890.49 2040 2010 2006 年度大規模修繕済 特別教室棟 1988 1,270.97 2048 2018 24,581.00 倉庫体育器具庫 部室 風除その他 167.32 室 油庫 屋外便所 ( 小計 ) 4,328.78 教室棟 1982 1,788.60 2042 2012 特別教室棟 1982 1,709.68 2042 2012 管理棟 32,061.01 1982 1,153.74 2042 2012 その他 128.81 部室 物置 ( 小計 ) 4,780.83 ⓭ ⓮ ⓯ 大里中学校 妻沼東中学校 妻沼西中学校 管理教室棟 1965 3,046.72 2025 1995 1987 年度大規模修繕済 特別教室棟 23,799.00 1993 1,195.95 2053 2023 その他 176.79 ( 小計 ) 4,419.46 部室 物置 屋外便所 渡り廊下 教室棟 1963 2,579.46 2023 1993 1991 年度大規模修繕済 管理教室棟 1984 1,471.11 2044 2014 特別教室棟 38,601.00 2001 1,266.00 2061 2031 その他 102.08 通路 体育用具庫 ( 小計 ) 5,418.65 教室棟 1963 2,579.46 2023 1993 1991 年度大規模修繕済 管理棟 1987 1,442.48 2047 2017 特別教室棟 27,913.00 2001 1,266.00 2061 2031 その他 122.26 部室 体育用具庫 屋外便所 ( 小計 ) 5,410.20 26 ⓰ 小校舎 1989 943.02 2049 2019 休校中島校その他 - 中 184.90 木工室 物置 1 2 用務員室学 ( 小計 ) 1,127.92 敷地は小島小学校と共通 江南中学校 教室棟 1984 4,591.77 2044 2014 管理棟 29,135.00 1985 1,106.96 2045 2015 その他 90.45 合計 ( 小計 ) 5,789.18 458,256.11 87,195.87 用具庫 フ ロハ ン庫 油庫 機械室 * 体育館 ( 屋内運動場 ) プール及び自校式給食施設は 別途掲載しています ( 本章第 2~4 節 ) - 19 -

2 配置状況 各学校の配置状況は 図表 2-1-2 のとおりです 合併前の旧熊谷市に 31 校 旧 妻沼町に 9 校 ( 小島小 中学校を 1 校分として計算 ) 旧大里町と旧 江南町に各 3 校の配置です 小学校の配置については 駅周 辺など人口の多い地区ではやや密 になっていますが 市全体として はおおむね均等に配置されていま す 一方で中学校の配置については 小学校よりも配置の偏りが大きい ように見受けられます 例えば 西部エリアに 4 つの中学校 ( 玉井 大麻生 別府 三尻 ) があるのに 対し 東部エリアは 1 つ ( 熊谷東 ) です 各エリアの人口は 概数で 西部 47,500 人に対し 東部 27,100 人ですので 中学校 1 校当たりの人口を計算すると 西部エリア 11,875 人 / 校に 対し東部エリア 27,100 人 / 校となり 2 倍以上の開きがあり ます 3 児童生徒数と学級数の現状 学校の施設としての利用状況の代わりに ここでは児童生徒数と学級数の状況についてみることとし ます ( 4) まず 現状を確認する前に 熊谷市の児童生徒数の推移についてまとめた次頁の図表 2-1-3 A B 及び C を参照してください 現在の児童生徒数は 1983( 昭和 58) 年当時 (30 数年前 ) と比較す ると その 5~6 割程度にまで減少しています 2002( 平成 14) 年当時 ( 約 15 年前 ) と比較して も その 8 割程度にまで減少しています 図表 2-1-2 配置状況 ( 小中学校 ) 籠原 三尻 18 ➓ 14 江南南 * 灰色の線で囲まれた図中の各エリアは おおむね小学校区を表しています 青色の四角で囲まれている字は その名称です ( 中学校区については表示していません ) いずれにしても 児童生徒数の減少が顕著です このような児童生徒の大幅な減少によって普通教室 に空きが生じ 少人数教室等として利用されたり 児童クラブに転用されたりして 校舎の利用方法が 変わるようになってきました この傾向は 人口減少が続く今後も継続していくものと考えられます 新堀 大麻生 19 江南北 小島 ➒ 男沼 太田 別府 13 ➏ 7 8 ➎ 30 ⓰ 29 25 27 玉井 26休校 ⓯ 石原 奈良 ⓫ 妻沼 妻沼南 28 大幡 ➊ 吉岡 12 5 ⓬ ➑ 24 15 ➌ 3 熊谷南 10 ⓮ 22 長井 熊谷西 ➋ 2 17 熊谷東 桜木 1 21 中条 11 ➐ 成田 4 佐谷田 市田 ⓭ 秦 6 20 ➍ 9 23 吉見 星宮 16 久下 ( 4) 学校施設の利用状況については 普通教室や特別教室として使用されている諸室の数や面積 余裕教室の数やそれが教室数全体に占める割合などを対象とすることもできます しかし 実態としては 普通教室の特別教室への転用などはかなり柔軟に行われており また 余裕教室についても その多くは少人数指導教室などに転用され 実際には何らかの形で使用されています そのためここでは 児童生徒数を中心にみていきます - 20 -

図表 2-1-3 A 児童生徒総数の推移 ( 小中学校 ) 名称 1983 ( 昭和 58) 年度 児童生徒の総数 2002 ( 平成 14) 年度 2015 ( 平成 27) 年度 1983 年度基準の場合 単位 : 人 2002 年度基準の場合 1 熊谷東小学校 1,119 783 626 0.56 0.80 2 熊谷西小学校 1,553 802 587 0.38 0.73 3 石原小学校 1,542 1,025 699 0.45 0.68 4 成田小学校 989 663 504 0.51 0.76 5 大幡小学校 1,038 672 616 0.59 0.92 6 佐谷田小学校 500 315 298 0.60 0.95 7 大麻生小学校 481 354 389 0.81 1.10 8 玉井小学校 1,071 622 510 0.48 0.82 9 久下小学校 387 399 279 0.72 0.70 10 熊谷南小学校 731 467 347 0.47 0.74 11 中条小学校 434 320 201 0.46 0.63 12 吉岡小学校 507 408 292 0.58 0.72 13 別府小学校 574 375 333 0.58 0.89 14 三尻小学校 635 467 411 0.65 0.88 15 奈良小学校 734 393 347 0.47 0.88 16 星宮小学校 153 103 71 0.46 0.69 17 桜木小学校 289 192 187 0.65 0.97 18 籠原小学校 933 777 695 0.74 0.89 19 新堀小学校 488 279 298 0.61 1.07 20 吉見小学校 391 358 342 0.87 0.96 21市田小学校 404 211 183 0.45 0.87 22長井小学校 968 421 345 0.36 0.82 23秦小学校 341 175 111 0.33 0.63 24妻沼小学校 929 458 355 0.38 0.78 25男沼小学校 228 92 73 0.32 0.79 26小島小中学校 - 77 0-0.00 27太田小学校 435 186 154 0.35 0.83 28妻沼南小学校 - 144 119-0.83 29江南南小学校 567 435 322 0.57 0.74 30江南北小学校 536 351 204 0.38 0.58 ➊ 荒川中学校 774 516 340 0.44 0.66 ➋ 富士見中学校 1,034 869 800 0.77 0.92 ➌ 大原中学校 830 416 325 0.39 0.78 ➍ 熊谷東中学校 979 715 519 0.53 0.73 ➎ 玉井中学校 743 456 431 0.58 0.95 ➏ 大麻生中学校 273 178 176 0.64 0.99 ➐ 中条中学校 182 184 87 0.48 0.47 ➑ 吉岡中学校 210 252 146 0.70 0.58 ➒ 別府中学校 223 215 176 0.79 0.82 ➓ 三尻中学校 892 551 555 0.62 1.01 ⓫ 奈良中学校 342 233 163 0.48 0.70 ⓬ 大幡中学校 425 453 311 0.73 0.69 ⓭ 大里中学校 322 273 282 0.88 1.03 ⓮ 妻沼東中学校 641 515 403 0.63 0.78 ⓯ 妻沼西中学校 590 351 257 0.44 0.73 ⓰ 江南中学校 465 466 308 0.66 0.66 小学校の児童総数 18,957 12,324 9,898 0.52 0.80 中学校の生徒総数 8,925 6,643 5,279 0.59 0.79 合計 27,882 18,967 15,177 0.54 0.80 *2 小島小中学校の 1983 年度の 児童生徒の総数 は 不明です *3 妻沼南小学校は 1994( 平成 6) 年開校です 比率 *1 比率 は 基準の年度の人数を 1 とした場合の 2015 年度の人数の値です 図表 2-1-3 B 児童生徒総数の推移_ 施設別 ( 小中学校 ) 百人 16 熊谷東小学校熊谷西小学校石原小学校成田小学校大幡小学校佐谷田小学校 14 大麻生小学校玉井小学校久下小学校熊谷南小学校中条小学校 12 吉岡小学校別府小学校三尻小学校奈良小学校星宮小学校桜木小学校 10 籠原小学校新堀小学校吉見小学校市田小学校長井小学校 8 秦小学校妻沼小学校男沼小学校小島小中学校太田小学校妻沼南小学校 6 江南南小学校江南北小学校荒川中学校富士見中学校大原中学校熊谷東中学校 4 玉井中学校大麻生中学校中条中学校吉岡中学校別府中学校 2 三尻中学校奈良中学校大幡中学校大里中学校妻沼東中学校妻沼西中学校 0 江南中学校 1983 年度 2002 年度 2015 年度 図表 2-1-3 C 児童生徒総数の推移千人 _ 全体 ( 小中学校 ) 30 25 20 15 10 5 0 1983 年度 2002 年度 2015 年度 - 21 -

次に 現状に移ります 2016( 平 成 28) 年 5 月現在の児童生徒数と学 級数の現状は 図表 2-1-3 D 及び E のとおりです E の図表の灰色の区域 線は おおむね小学校区を表しており 青い四角で囲まれているのはその校区 名です ( 5) 小中学校に付記された 人数は D の図表に掲げた児童生徒 の総数です 小学校の児童数を比較すると 最も 少ない星宮小学校の 67 人に対し 最 も多い石原小学校は 732 人と 11 倍 近い開きがあります 中学校の生徒数 を比較すると 最少の中条中学校 89 人と最多の富士見中学校 762 人とで は 8 倍以上の開きがあります 特に 富士見中学校と中条中学校は中学校区 が隣接しているため その差がより際 立っているように見受けられます また 学級数で比較すると 星宮小 など 6 学級に対し石原小 21 学級 中 条中など 6 学級に対し富士見中 21 学 級と 児童生徒数ほどの開きはありま せんが 小規模校では 1 学級当たりの 人数も少なくなっているためです 学力向上の視点からは 教師の指導 がよく行き届く少人数学級のメリット は 確かにあります ( 6) しかし一方で 児童生徒数が少なく 常に単学級 (1 クラス ) ということになると クラス替えがで きないため 人間関係が固定化してしまうことが懸念されます また 子供が社会に出る将来を考えれば 学校生活の中でも 競争 という側面は重要であると考え ますが 児童生徒数が少ないと個人間の競争も生まれにくく 1 クラスしかないとクラス対抗のような 集団間の競争も難しくなります ( 7) 特に中学校においては 生徒数が少ない学校では部活動の成立が困難になっており 限られた選択肢 から選ばざるを得ない状況などもあり 生徒の自己実現の機会を制限してしまっているのではないかと 懸念されます 図表 2-1-3 D 児童生徒総数及び普通学級数 ( 小中学校 ) 小学校 学校名 児童総数 ( 人 ) 普通学級数 中学校 学校名 生徒総数 ( 人 ) 普通学級数 熊谷東小学校 614 18 荒川中学校 346 10 熊谷西小学校 576 18 富士見中学校 762 21 石原小学校 732 21 大原中学校 302 8 成田小学校 470 14 熊谷東中学校 525 14 大幡小学校 597 18 玉井中学校 408 12 佐谷田小学校 307 12 大麻生中学校 184 6 大麻生小学校 372 12 中条中学校 89 6 玉井小学校 501 17 吉岡中学校 128 6 久下小学校 267 10 別府中学校 186 6 熊谷南小学校 340 12 三尻中学校 565 16 中条小学校 195 6 奈良中学校 176 6 吉岡小学校 276 10 大幡中学校 301 9 別府小学校 333 12 大里中学校 298 9 三尻小学校 405 12 妻沼東中学校 379 11 奈良小学校 338 12 妻沼西中学校 251 9 星宮小学校 67 6 小島中学校 ( 休校中 ) 桜木小学校 188 6 江南中学校 307 9 籠原小学校 680 19 合計 5,207 158 新堀小学校 295 12 1 校当たり平均 325 9.9 吉見小学校 336 12 市田小学校 168 6 ( ) 長井小学校 349 12 秦小学校 114 6 妻沼小学校 347 12 男沼小学校 75 6 小島小学校太田小学校 ( 休校中 ) 156 6 妻沼南小学校 122 6 江南南小学校 308 12 江南北小学校 216 7 合計 9,744 332 1 校当たり平均 336 11.4 1 児童総数等の基準日は 2016 ( 平成 28) 年 5 月現在です 2 児童 ( 生徒 ) 総数は特別支援学級の児童 ( 生徒 ) も含めた人数ですが 学級数は普通学級の数のみを掲載しています 3 中条中学校は 1 学級当たりの定員に従うと 3 学級となりますが 少人数学級編成のため 6 学級となっています ( 5) 中学校区は 区域線 校区名ともに表示していません ただし 小学校区と中学校区が共通の場合もあります ( 単に 学校区 といいます ) ( 6) 少人数教育が良いなら全ての学校で導入すればよいという議論もあり得ると思いますが そのために必要となる教室を整備し 教員を確保する財政上の負担は相当なものとなることから 現実的には極めて困難と思われます ( 7) 学年を越えて編成される 縦割りグループ などは 全学年単学級でクラス対抗が実施できないような小規模校において 集団競争の機会を提供しているという側面もあると考えられます - 22 -

さらに 全学年単学級の小学校 では新入生の人数も少なく とき には新入生の人数が 1 桁というこ ともあります 学校は 社会で生きていくため のルールやスキルを学ぶ場でもあ りますから 現実の社会と同様 小さい頃から自然と男女が共同参 画する環境で学び 生活すること が重要です そのような環境を担 保し 一つの小さな社会である学 校がその内実においても社会の在 り方を反映したものとなるように するために 児童生徒数に関して 学校が一定以上の規模となるよう 設置者である市として配慮する必 要があります 4 コスト状況 各学校のコスト状況は 図表 2-1-4 A 及び B( 次頁 ) のとお りです 学校施設全体にかかるコ ストを掲載していますが 自校式 給食室 ( 本章第 4 節参照 ) がある 場合はその分は除外しています 児童生徒数の多かった時代に建 てられた校舎等の老朽化が進んで おり それにかかる修繕費等のコ ストが増大しつつあります 学校は 実費徴収等を別にすれば無償の施設であるため 他の公共施設の ような利用料金等の収入はありません 表に掲載されている収入は 主に国 県からの運営費等に対す る補助金 負担金などです 図表 2-1-3 E 学校の配置と児童生徒の総数 ( 小中学校 ) 小島 ( 休校 ) 347 人 379 人 251 人太田妻沼南 156 人 122 人 349 人 別府 333 人 利根川 男沼 75 人 奈良 妻沼 長井 2016( 平成 28) 年 5 月現在 114 人秦 186 人 338 人 176 人中条新堀 195 人玉井籠原 295 人 89 人大幡 680 人 501 人 597 人 408 人熊谷西三尻 565 人 301 人星宮 762 人成田 302 人 67 人 405 人 184 人 576 人 470 人石原 372 人 732 人熊谷東 525 人大麻生熊谷南 614 人 346 人荒川佐谷田 340 人桜木 188 人江南北 307 人 216 人吉岡久下 276 人 267 人 307 人 128 人江南南 308 人 168 人市田荒川 ( 凡例 ) 小学校中学校 灰色の区域線は おおむね小学校区に対応しています ( 青い四角で囲まれているのは校区名 ) 小 中学校に付記された人数は 児童 生徒の総数です 図表 2-1-4 A コスト状況( 小学校 )1/2 費用 ( コスト ) 収入 名称維持管理運営費減価償却合計 ( 経常 ) ( 経常 )a ( 臨時 ) 費 b c=a+b 使用料等その他合計 d ( 臨時 ) 1 熊谷東小学校 31,810 387 76,773 108,583 0 14 14 193 108,569 2 熊谷西小学校 30,852 387 91,151 122,003 0 14 14 193 121,989 3 石原小学校 30,614 972 78,489 109,103 0 14 14 193 109,089 4 成田小学校 30,401 387 71,141 101,542 0 159 159 193 101,383 5 大幡小学校 33,067 387 77,359 110,426 0 14 14 193 110,412 6 佐谷田小学校 22,786 387 51,712 74,498 0 14 14 193 74,484 7 大麻生小学校 21,520 387 44,597 66,117 0 14 14 193 66,103 8 玉井小学校 26,356 387 69,608 95,964 0 14 14 193 95,950 9 久下小学校 20,135 7,185 58,937 79,072 0 14 14 193 79,058 10 熊谷南小学校 20,458 972 57,190 77,648 0 14 14 193 77,634 298 人 正味コスト c-d 吉見 336 人 単位 : 千円 ( 管理方法等 ) - 23 -

図表 2-1-4 A コスト状況( 小学校 )2/2 費用 ( コスト ) 収入 名称維持管理運営費減価償却合計 ( 経常 ) ( 経常 )a ( 臨時 ) 費 b c=a+b 使用料等その他合計 d ( 臨時 ) 正味コスト c-d 11 中条小学校 20,845 387 46,829 67,674 0 14 14 193 67,660 12 吉岡小学校 20,327 972 57,478 77,805 0 14 14 193 77,791 13 別府小学校 21,972 972 66,515 88,487 0 14 14 193 88,473 14 三尻小学校 22,395 387 50,439 72,834 0 14 14 193 72,820 15 奈良小学校 22,511 7,144 46,816 69,327 0 14 14 193 69,313 16 星宮小学校 19,090 5,298 35,665 54,755 0 14 14 193 54,741 17 桜木小学校 18,590 387 36,313 54,903 0 14 14 193 54,889 18 籠原小学校 33,799 387 65,722 99,521 0 14 14 193 99,507 19 新堀小学校 23,080 387 45,209 68,289 0 14 14 193 68,275 20 吉見小学校 22,062 387 49,383 71,445 0 14 14 193 71,431 21市田小学校 20,458 387 41,778 62,236 0 14 14 193 62,222 22長井小学校 23,752 387 55,284 79,036 0 14 14 193 79,022 23秦小学校 20,342 972 37,700 58,042 0 14 14 193 58,028 24妻沼小学校 30,754 972 59,280 90,034 0 14 14 193 90,020 25男沼小学校 18,974 387 28,417 47,391 0 14 14 193 47,377 26小島小中学校 1,411 0 24,888 26,299 0 14 14 0 26,285 27太田小学校 19,799 972 39,514 59,313 0 14 14 193 59,299 28妻沼南小学校 20,402 387 50,966 71,368 0 14 14 193 71,354 29江南南小学校 21,919 972 56,876 78,795 0 14 14 193 78,781 30江南北小学校 19,401 387 54,077 73,478 0 14 14 193 73,464 合計 689,882 34,369 1,626,106 2,315,988 0 565 565 5,597 2,315,423 単位 : 千円 ( 管理方法等 ) 図表 2-1-4 B コスト状況( 中学校 ) 費用 ( コスト ) 収入 名称維持管理運営費減価償却合計 ( 経常 ) ( 経常 )a ( 臨時 ) 費 b c=a+b 使用料等その他合計 d ➊ 荒川中学校 34,918 405 90,036 124,954 0 805 805 202 124,149 ➋ 富士見中学校 42,106 405 89,588 131,694 0 805 805 202 130,889 ➌ 大原中学校 32,326 405 73,809 106,135 0 805 805 202 105,330 ➍ 熊谷東中学校 38,525 405 82,115 120,640 0 805 805 202 119,835 ➎ 玉井中学校 38,296 405 76,881 115,177 0 805 805 202 114,372 ➏ 大麻生中学校 25,968 405 57,940 83,908 0 805 805 202 83,103 ➐ 中条中学校 27,366 405 64,960 92,326 0 805 805 202 91,521 ➑ 吉岡中学校 25,178 405 64,297 89,475 0 805 805 202 88,670 ➒ 別府中学校 25,385 405 64,372 89,757 0 805 805 202 88,952 ➓ 三尻中学校 33,107 405 69,639 102,746 0 805 805 202 101,941 ⓫ 奈良中学校 26,810 405 61,860 88,670 0 805 805 202 87,865 ⓬ 大幡中学校 28,497 405 67,919 96,416 0 805 805 202 95,611 ⓭ 大里中学校 28,020 405 46,786 74,806 0 805 805 202 74,001 ⓮ 妻沼東中学校 37,657 405 70,135 107,792 0 805 805 202 106,987 ⓯ 妻沼西中学校 28,606 405 68,657 97,263 0 805 805 202 96,458 ⓰ 江南中学校 28,419 405 77,100 105,519 0 931 931 202 104,588 合計 501,184 6,480 1,126,094 1,627,278 0 13,006 13,006 3,232 1,614,272 *2 市職員の人件費は 維持管理運営費 の経常部分に含まれます ( 県費負担教職員の人件費は含まれません ) - 24 - ( 臨時 ) 正味コスト c-d *1 校舎のほか 体育館やプールの費用等も含めて集計しています ただし 自校式給食室の費用等は除いています 自校式給食室のコスト状況については 本章第 4 節を参照してください 単位 : 千円 ( 管理方法等 )

5 災害時の役割各学校施設は いずれも災害発生時の指定緊急避難場所及び指定避難所です ( 図表 2-1-5 参照 ) 全ての小学校施設は 避難者の一時的な生活場所として優先的に開設される第一避難所に指定されています 一方 中学校施設は いずれも第一避難所のみでは避難者を収容しきれない場合などに開設される第二避難所としての位置付けとなっています 6 管理運営の状況効率性を追求する場合 民間委託の検討もよく行われますが 現行の法令上 公立学校の学校教育そのもの ( 施設の維持管理以外の部分 ) を委託したり 指定管理者に任せたりすることはできません 学校の管理運営は全て直営で行っています 小中学校の施設は市の施設ですが 校長以下そこで学校教育に携わる教員の人件費は 市の予算による臨時教員などを除いて 県の負担となっています 4 コスト状況 の図表 2-1-4 A 及び B においても 県費負担教職員の人件費は含まれていません 施設のコストに占める人件費負担の大きさを考慮すれば ある意味 効率的 といえるかもしれません ( 8) 学校教育 ( 授業など ) の委託はできませんが 授業などを除いた施設自体の 図表 2-1-5 災害時の役割 ( 小中学校 ) 名称 指定緊急避難場所洪水時荒川利根川福川等 地震時 ( 建物 ) 指定避難所の区分 1 熊谷東小学校 2 第一避難所 2 熊谷西小学校 2 3 石原小学校 2 4 成田小学校 2 5 大幡小学校 6 佐谷田小学校 2 7 大麻生小学校 2 8 玉井小学校 9 久下小学校 3 10 熊谷南小学校 2 11 中条小学校 2 12 吉岡小学校 2 13 別府小学校 14 三尻小学校 15 奈良小学校 2 16 星宮小学校 2 17 桜木小学校 2 18 籠原小学校 19 新堀小学校 20 吉見小学校 21市田小学校 3 22長井小学校 3 2 23秦小学校 3 2 24妻沼小学校 2 25男沼小学校 2 26小島小中学校 3 27太田小学校 28妻沼南小学校 29江南南小学校 ( ) 30江南北小学校 2 ➊ 荒川中学校 第二避難所 ➋ 富士見中学校 2 ➌ 大原中学校 2 ➍ 熊谷東中学校 2 ➎ 玉井中学校 ➏ 大麻生中学校 2 ➐ 中条中学校 ➑ 吉岡中学校 ( ) ➒ 別府中学校 ➓ 三尻中学校 ⓫ 奈良中学校 ⓬ 大幡中学校 ⓭ 大里中学校 3 ⓮ 妻沼東中学校 3 ⓯ 妻沼西中学校 2 ⓰ 江南中学校 * ( ) の付された施設は 土砂災害に関する指定緊急避難場所及び指定避難所を兼ねます - 25 -

維持管理業務については 民間事業者に任せることも可能です 特に PFI 方式で学校を含む複合施設を整備した場合などは その事業者 ( 特別目的会社 =SPC など ) が整備のみならず維持管理も引き続き行う例などもあります ( 9) そのような事例は現在の本市にはありませんが 維持管理運営業務の委託化を進め コストの節減に努めているところです 学校における利便性 = サービスの向上に相当するのは 教育内容や学習環境の向上であると考えられます これらに関しては 本市では より多くの授業時間を確保できるなどのメリットがある二学期制を導入したり 比較的早い時期に全普通教室に ( その後特別教室にも ) エアコンを設置して学習環境の向上を図ったり 英語教育において ラウンドシステム を導入することで生徒が 使える英語 を習得することを目指したりと 教育内容と学習環境の両面において その向上に努めています 7 利用者 市民の負担状況利用者である児童生徒 1 人当たり又は市民 1 人当たりのコスト ( 負担状況 ) をまとめたものが 次頁以降の図表 2-1-7 A 及び B です 義務教育は無償ですので当然利用者負担額はありません 赤色の枠線を付された 合計 欄は 主に施設面から見た児童生徒 1 人当たりの年間コストを表しています ( 子供 1 人当たりの教育コストそのものではなく あくまでもその一部です ) 一方 緑色の枠線を付された 合計 の欄は 市民 1 人当たりの年間コスト ( 負担額 ) です ( 市民には 児童生徒やその保護者も含まれます ) 義務教育の学校にかかるコストを市民全員で負担しているわけですので 全体としての公平性に問題はありません ( 10) ただし 効率性の視点も絡めて学校間の比較を行うと 格差があるとみることもできます 児童生徒 1 人当たりの年間コストの平均 ( 各表の赤色の枠線部分最下段 ) は 小学校では約 23 万円 中学校では約 30 万円ですが 児童生徒数の多い学校ではこの数値は小さく 逆に少ない学校では大きくなりますので それぞれ最小値と最大値を比較すると 小学校では約 5 倍 中学校では約 6 倍の開きがあります 同じ 1 人の子供に対して 一方では年間 100 万円を使い 他方では 20 万円以下であるという状況です 限られた財源を有効に かつ サービスの受け手である子供に対して同じように使うべきという効率性及び公平性の視点からは 子供 1 人当たりのコストが高くなる傾向のある小規模校に関し 有効な方法 ( 統廃合など ) について議論する必要があります ( 前頁 8) ただし 施設 備品 ( モノ ) は市 教員 ( ヒト ) は県という一種の二重性が管理上の制約となる場合もあります おいけ ( 9) 京都市立京都御池中学校 ( 中学校 保育所 老人福祉施設 民間店舗の複合施設 地上 7 階 地下 1 階建て ) や市 川市立第七中学校 ( 中学校 化ホール 保育所 ケアハウス 老人デイサービスセンターの複合施設 地上 5 階建て ) の事例などがあります ( 10) 私立小中学校との関係については ここでは立ち入りません - 26 -

図表 2-1-7 A 利用者 ( 在籍の児童生徒 ) 又は市民の 1 人当たりコスト ( 負担状況 )( 小学校 ) 名称 利用者 ( 在籍の児童生徒 )1 人当たり年間の 利用者負担額 A 維持管理運営費 B 市のコスト 減価償却費 C その他経常収入 D 合計 E= B+C-D 利用者負担額が市のコストに占める割合 A/E 維持管理運営費 F 市民 1 人当たり年間コスト ( 負担額 ) 減価償却費 G 経常収入 H 合計 F+G -H 1 熊谷東小学校 0 50,896 122,837 22 173,711 0.0% 158 380 0 538 単位 : 円 2 熊谷西小学校 0 49,363 145,842 22 195,183 0.0% 153 452 0 605 3 石原小学校 0 45,153 115,765 21 160,897 0.0% 152 389 0 541 4 成田小学校 0 60,681 141,998 317 202,362 0.0% 151 353 1 503 5 大幡小学校 0 52,404 122,597 22 174,979 0.0% 164 383 0 547 6 佐谷田小学校 0 74,464 168,993 46 243,411 0.0% 113 256 0 369 7 大麻生小学校 0 57,234 118,609 37 175,806 0.0% 107 221 0 328 8 玉井小学校 0 50,782 134,119 27 184,874 0.0% 131 345 0 476 9 久下小学校 0 71,655 209,740 50 281,345 0.0% 100 292 0 392 10 熊谷南小学校 0 60,171 168,206 41 228,336 0.0% 101 283 0 384 11 中条小学校 0 104,225 234,145 70 338,300 0.0% 103 232 0 335 12 吉岡小学校 0 69,139 195,503 48 264,594 0.0% 101 285 0 386 13 別府小学校 0 64,814 196,209 41 260,982 0.0% 109 330 0 439 14 三尻小学校 0 52,447 118,124 33 170,538 0.0% 111 250 0 361 15 奈良小学校 0 63,590 132,249 40 195,799 0.0% 112 232 0 344 16 星宮小学校 0 241,646 451,456 177 692,925 0.0% 95 177 0 272 17 桜木小学校 0 92,488 180,662 70 273,080 0.0% 92 180 0 272 18 籠原小学校 0 47,074 91,535 19 138,590 0.0% 167 326 0 493 19 新堀小学校 0 76,933 150,697 47 227,583 0.0% 114 224 0 338 20 吉見小学校 0 63,034 141,094 40 204,088 0.0% 109 245 0 354 21市田小学校 0 110,584 225,827 76 336,335 0.0% 101 207 0 308 22長井小学校 0 64,195 149,416 38 213,573 0.0% 118 274 0 392 23秦小学校 0 161,444 299,206 111 460,539 0.0% 101 187 0 288 24妻沼小学校 0 85,191 164,211 39 249,363 0.0% 152 294 0 446 25男沼小学校 0 234,247 350,827 173 584,901 0.0% 94 141 0 235 26小島小中学校 7 123 0 130 27太田小学校 0 123,744 246,963 88 370,619 0.0% 98 196 0 294 28妻沼南小学校 0 172,898 431,915 119 604,694 0.0% 101 253 0 354 29江南南小学校 0 67,861 176,087 43 243,905 0.0% 109 282 0 391 30江南北小学校 0 88,995 248,060 64 336,991 0.0% 96 268 0 364 全体 0 68,400 161,224 56 229,568 0.0% 3,419 8,059 3 11,475 * 計算に用いた利用者数は2014 年 5 月 1 日現在 収支は2014 年度の実績値です - 27 -

図表 2-1-7 B 利用者 ( 在籍の児童生徒 ) 又は市民の 1 人当たりコスト ( 負担状況 )( 中学校 ) 名称 利用者 ( 在籍の児童生徒 )1 人当たり年間の 利用者負担額 A 維持管理運営費 B 市のコスト 減価償却費 C その他経常収入 D 合計 E= B+C-D 利用者負担額が市のコストに占める割合 A/E 維持管理運営費 F 市民 1 人当たり年間コスト ( 負担額 ) 減価償却費 G 経常収入 H 合計 F+G -H ➊ 荒川中学校 0 95,404 246,000 2,199 339,205 0.0% 173 446 4 615 単位 : 円 ➋ 富士見中学校 0 51,474 109,521 984 160,011 0.0% 209 444 4 649 ➌ 大原中学校 0 105,987 241,997 2,639 345,345 0.0% 160 366 4 522 ➍ 熊谷東中学校 0 77,828 165,889 1,626 242,091 0.0% 191 407 4 594 ➎ 玉井中学校 0 89,686 180,049 1,885 267,850 0.0% 190 381 4 567 ➏ 大麻生中学校 0 138,128 308,191 4,282 442,037 0.0% 129 287 4 412 ➐ 中条中学校 0 300,725 713,846 8,846 1,005,725 0.0% 136 322 4 454 ➑ 吉岡中学校 0 171,279 437,395 5,476 603,198 0.0% 125 319 4 440 ➒ 別府中学校 0 148,450 376,444 4,708 520,186 0.0% 126 319 4 441 ➓ 三尻中学校 0 56,690 119,245 1,378 174,557 0.0% 164 345 4 505 ⓫ 奈良中学校 0 171,859 396,538 5,160 563,237 0.0% 133 307 4 436 ⓬ 大幡中学校 0 87,147 207,703 2,462 292,388 0.0% 141 337 4 474 ⓭ 大里中学校 0 100,791 168,295 2,896 266,190 0.0% 139 232 4 367 ⓮ 妻沼東中学校 0 90,305 168,189 1,930 256,564 0.0% 187 348 4 531 ⓯ 妻沼西中学校 0 110,448 265,085 3,108 372,425 0.0% 142 340 4 478 ⓰ 江南中学校 0 88,533 240,187 2,900 325,820 0.0% 141 382 5 518 全体 0 93,679 210,485 2,431 301,733 0.0% 2,484 5,581 64 8,001 * 計算に用いた利用者数は2014 年 5 月 1 日現在 収支は2014 年度の実績値です 8 合併等に伴う整理統合の状況 合併後 小中学校の整理統合は 実施されていません 合併前の区域ごとに児童生徒数と小中学校の設置数を比較したものが 図表 2-1-8 A です 小学校 1 校当たりの児童数は 全体では 336 人であり 旧 3 町はいずれもこの人数を下回っていま すが 特に旧妻沼地区では 1 校当たり 194 人であり 旧熊谷地区の 398 人と比べると半分以下です 旧妻沼地区は 児童 数に対して小学校 の数が多いという ことがいえます 一方 中学校 1 校 当たりの生徒数は 全体では 325 人で あり 合併前の区域 ごとにみても 298 ~331 人に収まっ ており 小学校ほど の格差はありません ただし これはあく 図表 2-1-8 A 合併前の区域での比較 ( 小中学校 ) 合併前の区域 児童数 ( 人 ) a 小学校 学校数 ( 校 ) b - 28-1 校当たり児童数 ( 人 / 校 ) a/b 生徒数 ( 人 ) c 学校数 ( 校 ) d 1 校当たり生徒数 ( 人 / 校 ) c/d 旧熊谷 7,553 19 398 3,972 12 331 旧大里 504 2 252 298 1 298 旧妻沼 1,163 6 194 630 2 315 旧江南 524 2 262 307 1 307 合計 ( 全体 ) 9,744 29 336 5,207 16 325 *1 児童総数等の基準日は 2016( 平成 28) 年 5 月現在です *2 休校中の小島小中学校 ( 妻沼地区 ) を除きます 中学校

までも平均値ですので 個々の学校間で大きく異なっていることは 既に 3 児童生徒数と学級数の 現状 でみたとおりです 学校の整理統合 ( 施設再配置 ) については このような現状を踏まえるとともに 基本計画第 2 章第 1 節 6 の施設再配置の実施基準における 5 つのエリア分けの趣旨も参考に 今後の姿を検討すべきです なお 参考として 本市の小中学校の歴史 沿革についてここで簡単に紹介します 小学校の多くは明治時代以来の歴史を有していますが 中学校の多くは戦後の学制改革により開校さ れたものです また 第二次ベビーブーム等による児童生徒の急増に対応するため 分離 開校 ( 新設 ) された学校もあります 図表 2-1-8 B にいくつかの例を挙げましたが それぞれの学校が独自の歴史 沿革を有することが分かるのと同時に 学校の統廃合や再編 移転等は現代的な課題であるとは限らず 過去においても 意外とダイナミックな動きがあったことが分かります 図表 2-1-8 B 小中学校の沿革の例 学校名 奈良小学校 年 ( 西暦 ) 年月日 ( 元号 ) M6.5.1 上奈良村ほか13 村をもって奈良学校を開校 1873 M6.11 上奈良村が奈良学校より分離し 玉井村と共に上奈良小学校を開校 1884 M17.8 上奈良 中奈良 下奈良 奈良新田 四方寺 柿沼 6か村連合にて奈良学校を編成 1886 M19.4.1 小学校令改正により奈良尋常小学校と改称 1909 M42.2.2 現在地に校舎を新築 移転し 奈良尋常高等小学校と改称 1940 S16.4.1 奈良国民学校と改称 1947 S22.4.1 学制改革により奈良村立奈良小学校と改称 1954 S29.11.3 熊谷市と合併し 熊谷市立奈良小学校と改称 事柄 中熊学谷校東 1947 S22.4.1 本校を佐谷田小学校に 分校を成田 久下の各小学校におき 桜田中学校が開校 1948 S23.12.26 旧理研青年学校校舎に移転 分校を廃止 1961 S36.4.1 星宮中学校を統合し 熊谷東中学校と改称 1963 S38.4.9 現在地に校舎を新築 移転 小桜 S45.4.1 熊谷東小学校の一部に桜木小学校を開校学 1970 木校 S45.11.24 現在地に校舎を新築 移転 熊谷市史通史編 ほかを参考に 主に統廃合 再編 移転 改称等の事柄を記載 9 耐震化及び老朽化対策の状況耐震化については 小中学校の校舎本体は全て対応済みです 学校体育館については 詳細データは本章第 2 節に掲載していますが 2017( 平成 29) 年度末までに全て耐震化がなされる予定です 一方で 老朽化対策については 待ったなしの状況といえます 2015( 平成 27) 年度末時点で築 40 年以上である校舎は 31 棟 ( 小学校 21 棟 中学校 10 棟 ) うち築 45 年以上であるものは 20 棟 ( 小学校 11 棟 中学校 9 棟 ) もあり 老朽化が顕著な状況です 続く 2016 年度末時点でみると 築 40 年以上である校舎は 32 棟 ( 小学校 22 棟 中学校 10 棟 ) で1 棟増 うち築 45 年以上であるものは 23 棟 ( 小学校 14 棟 中学校 9 棟 ) で3 棟増というように年々増加しつつあります - 29 -

10 学校の適正規模について学校の適正規模については 国 ( 部科学省 ) が示す標準 ( 学校教育法施行規則第 41 条 ) が参考となります 小学校の学級数については 十二学級以上十八学級以下を標準 とされ 中学校も同様です ( 同施行規則第 79 条による準用 ) 義務教育諸学校等の施設費の国庫負担等に関する法律第 3 条を受けた同法施行令第 4 条第 1 項第 1 号には 学級数に関する同内容の条件に加え 通学距離の条件に関する規定もあります 参考に該当部分の抜粋を掲載します 義務教育諸学校等の施設費の国庫負担等に関する法律施行令 ( 抜粋 原縦書き ) ( 適正な学校規模の条件 ) 第四条法第三条第一項第四号の適正な規模の条件は 次に掲げるものとする 一学級数が 小学校及び中学校にあつてはおおむね十二学級から十八学級まで 義務教育学校にあつてはおおむね十八学級から二十七学級までであること 二通学距離が 小学校にあつてはおおむね四キロメートル以内 中学校及び義務教育学校にあつてはおおむね六キロメートル以内であること 学級数については 小学校と中学校に同じ標準 条件が適用されており いずれの場合も おおむね 12~18 学級とされています よって 国の考え方では 6 学年の小学校においては各学年 2~3 学級が 3 学年の中学校においては各学年 4~6 学級が 適正な規模 と判断していることが分かります 次頁の図表 2-1-10 A は 上記の標準に満たないと判定される学校の学級数を黄色に着色して示したものです ( 人数は 各校の児童生徒の総数です ) なお この後で示す将来予測との関係上 国勢調査の基準年である 2015 年度における状況を基にしています また 次々頁以降には 国立社会保障 人口問題研究所の将来人口推計を参考として 2025 2035 2045 2055 の各年度における将来予測を掲載しています ( 図表 2-1-10 B ~ E) A の図にあるように 29 小学校中 11 校 16 中学校中 11 校が国の示す標準を下回っているとの結果となります B ~ E の図表をみると 10 年後 ( 基本計画の策定時点からは約 8 年後 ) の 2025 年度には 29 小学校中 15 校 16 中学校中 13 校が 適正な規模 を下回る見込みです また その後 (2035 年度 ~) の状況 ( 推計 ) は 図表に示したとおりです 国の標準をそのまま適用するとこのような状況ですが 国の標準未満であるからといって直ちに統廃合をしなければならないわけではありませんし 小規模校ならではの 良さ もありますが 今後の少子化の一層の進行を踏まえると 将来に向けた検討に着手することが必要です また 学校の統廃合は 市の財政上 業務上の負担が大きいのはもちろんのこと 児童生徒の学校生活への影響を極力小さくするための課題と作業も色々とあり そのような性格の事業を一度にまとめて実施することは事実上も不可能であるため 住民と共に考えながら 時間をかけて計画的に行っていく必要があります - 30 -

図表 2-1-10 A 熊谷市立小中学校の配置と普通学級数 (2015 年度 ) 2015 年度 籠原 695 人 新堀 三尻 20 学級級 6 学級 73 人 9 学級級 257 人 6 学級 6 学級 154 人 12 学級 119 人 355 人 12 学級 12 学級 345 人 6 学級 12 学級 333 人 111 人 6 学級 12 学級 347 人 176 人 6 学級 163 人 7 学級 201 人 12 学級 6 学級 87 人 17 学級 510 人 19 学級 12 学級 16 学級 555 人 431 人 9 学級 311 人 22 学級 9 学級 325人 800 人 16 学級 6 学級 12 学級 411 人 6 学級 176 人 18 学級 504 人 71 人 荒川 江南南 298人 12 学級 699 人 20 学級 587 人 14 学級 519 人 389 人 江南北 ( 休校 ) 男沼 太田 別府 利根川 玉井 大麻生 石原 妻沼南 奈良 大幡 19 学級 340 人 10 学級 626人 347 人 12 学級 187 人 7 学級 6 学級 12 学級 204 人 298 人 11 学級 妻沼 616 人 熊谷南 吉岡 403 人 長井 熊谷西 桜木 11 学級 9 学級 292 人 279 人 308 人 6 学級 6 学級 12 学級 146 人 183 人 322 人 9 学級 ( 凡例 ) 小学校 中学校 小 中学校に付記された学級数は 普通学級の数です 法令の基準を参照して 適正な規模 未満である場合 黄色にしてあります 人数は 児童又は生徒の総数です 中条 成田 熊谷東 佐谷田 市田 282 人 秦 星宮 久下 荒川 基準未満である学校の数 小学校 11 校 /29 校 中学校 11 校 /16 校 12 学級 342 人 吉見 - 31 -

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第 2 節学校体育館 本節では小中学校の体育館を取り扱いますが 学校施設全体については 既に前節において言及済みで あるため ここでは施設の紹介を中心に簡単に触れるのみとします 1 施設概要学校体育館の施設概要は 図表 2-2-1 A 及び B( 次頁 ) のとおりです 2017( 平成 29) 年度を目途として耐震化を主目的とした改築を実施してきたため 多くの学校で新しい施設への更新が進んでいます 図表 2-2-1 A 施設概要 ( 小学校体育館 )1/2 名称 建築年度 延床面積 耐用年限 修繕時期 耐震性能 1 熊谷東小学校体育館 2011 1,248.87 2071 2041 補助金 2016 年 3 月 31 日現在 2 熊谷西小学校体育館 2013 1,304.88 2073 2043 3 石原小学校体育館 2009 1,271.19 2059 2034 4 成田小学校体育館 1984 844.50 2034 2009 5 大幡小学校体育館 1982 779.90 2042 2012 6 佐谷田小学校体育館 2013 1,261.70 2073 2043 7 大麻生小学校体育館 1988 1,118.73 2048 2018 8 玉井小学校体育館 1974 823.37 2024 1999 9 久下小学校体育館 2014 1,126.93 2074 2044 特別教室棟と兼用 左の延床面積は体育館部分のみ 1995 年度大規模修繕済 2016 年度新体育館建築前のデータ 10 熊谷南小学校体育館 2012 1,195.89 2072 2042 11 中条小学校体育館 2010 1,144.12 2070 2040 12 吉岡小学校体育館 2015 1,282.90 2075 2045 13 別府小学校体育館 1986 994.66 2046 2016 14 三尻小学校体育館 2012 1,216.71 2072 2042 15 奈良小学校体育館 2014 1,248.62 2074 2044 16 星宮小学校体育館 2014 807.39 2074 2044 17 桜木小学校体育館 2013 1,228.19 2073 2043 18 籠原小学校体育館 2012 1,201.73 2072 2042 19 新堀小学校体育館 1980 824.96 2030 2005 2017 年度新体育館建築予定 20 吉見小学校体育館 1978 1,158.73 2028 2003 21市田小学校体育館 1981 793.16 2031 2006 22長井小学校体育館 1985 902.11 2035 2010 23秦小学校体育館 1972 404.40 2022 1997 2017 年度新体育館建築予定 24妻沼小学校体育館 2015 1,285.42 2075 2045 25男沼小学校体育館 1972 434.92 2022 1997 2016 年度新体育館建築前のデータ 26小島小中学校体育館 1999 594.37 2049 2024 休校中 27太田小学校体育館 1982 698.10 2032 2007-34 -

図表 2-2-1 A 施設概要 ( 小学校体育館 )2/2 名称 建築年度 延床面積 耐用年限 修繕時期 耐震性能 28妻沼南小学校体育館 1994 1,117.64 2054 2024 29江南南小学校体育館 2002 977.60 2052 2027 30江南北小学校体育館 2007 1,006.37 2057 2032 合計 30,298.06 補助金 2016 年 3 月 31 日現在 * 8 及び25に関しては 2016 年度の改築事業完了後のデータは 次のとおりです 名称 建築年度 延床面積 耐用年限 修繕時期 耐震性能 補助金 8 玉井小学校体育館 2016 1,258.00 2076 2046 物置 (15.34 m2 ) 25男沼小学校体育館 2016 882.50 2076 2046 同時に整備 ( 更新 ) した建築物等 2017 年 3 月 31 日現在 渡り廊下 (34.71 m2 ) 消火栓ホ ンフ 室 (2.06 m2 ) 自転車置場 (8.97 m2 ) 図表 2-2-1 B 施設概要 ( 中学校体育館 ) 名称 建築年度 延床面積 耐用年限 修繕時期 耐震性能 ➊ 荒川中学校体育館 1988 2,391.87 2048 2018 ➋ 富士見中学校体育館 1982 2,085.65 2042 2012 ➌ 大原中学校体育館 1994 2,349.54 2054 2024 ➍ 熊谷東中学校体育館 1991 2,488.87 2051 2021 ➎ 玉井中学校体育館 1990 2,320.08 2050 2020 補助金 2016 年 3 月 31 日現在 ➏ 大麻生中学校体育館 2008 1,965.34 2068 2038 ➐ 中条中学校体育館 2011 1,962.64 2071 2041 ➑ 吉岡中学校体育館 2011 1,927.06 2071 2041 ➒ 別府中学校体育館 2009 1,852.65 2069 2039 ➓ 三尻中学校体育館 1989 2,257.44 2049 2019 ⓫ 奈良中学校体育館 2007 1,611.39 2057 2032 ⓬ 大幡中学校体育館 1983 2,126.79 2043 2013 2006 年度大規模修繕済 ⓭ 大里中学校体育館 2015 1,987.29 2075 2045 ⓮ 妻沼東中学校体育館 1995 2,539.75 2055 2025 ⓯ 妻沼西中学校体育館 1995 2,539.75 2055 2025 ⓰ 江南中学校 体育館 2003 1,478.15 2053 2028 柔道場 1995 371.31 2045 2020 合計 34,255.57 2 配置状況 各施設の配置状況については 前節の図表 2-1-2 を参照してください 3 利用状況各施設は 学校での授業で利用されるほか 夜間や休日には 地域住民のために開放されています 学校施設の複合化 地域拠点施設化が進められた場合 施設開放から更に一歩進んだ施設の共同利用の形態に移行するものと考えられます ( 基本計画第 3 章参照 ) - 35 -

4 コスト状況減価償却費以外のコストについては 体育館単独でのコスト集計は難しいため 前節の図表 2-1-4 A 及び B で 体育館の分も含めた学校施設全体のコストを集計しています 図表 2-2-4 A 及び B では 参考として 体育館に係る減価償却費のみを再掲します ( 図表 2-1-4 A 及び B の減価償却費に含まれる額です ) 図表 2-2-4 A コスト状況 ( 小学校体育館 ) 名称 減価償却費 1 熊谷東小学校体育館 10,407 2 熊谷西小学校体育館 10,874 3 石原小学校体育館 12,712 4 成田小学校体育館 8,445 5 大幡小学校体育館 6,499 6 佐谷田小学校体育館 10,514 7 大麻生小学校体育館 9,323 8 玉井小学校体育館 8,234 9 久下小学校体育館 9,391 10 熊谷南小学校体育館 9,966 11 中条小学校体育館 9,534 12 吉岡小学校体育館 10,691 13 別府小学校体育館 8,289 14 三尻小学校体育館 10,139 15 奈良小学校体育館 10,405 16 星宮小学校体育館 6,728 17 桜木小学校体育館 10,808 18 籠原小学校体育館 10,014 19 新堀小学校体育館 8,250 20 吉見小学校体育館 11,587 21市田小学校体育館 7,932 22長井小学校体育館 9,021 23秦小学校体育館 4,044 24妻沼小学校体育館 10,712 25男沼小学校体育館 4,349 26小島小学校体育館 5,944 27太田小学校体育館 6,981 28妻沼南小学校体育館 9,314 29江南南小学校体育館 9,776 30江南北小学校体育館 10,064 合計 270,947 単位 : 千円 ( 管理方法等 ) 図表 2-2-4 B コスト状況 ( 中学校体育館 ) 単位 : 千円 名称 ➊ 荒川中学校体育館 19,932 ➋ 富士見中学校体育館 17,380 ➌ 大原中学校体育館 19,580 ➍ 熊谷東中学校体育館 20,741 ➎ 玉井中学校体育館 19,334 ➏ 大麻生中学校体育館 16,378 ➐ 中条中学校体育館 16,355 ➑ 吉岡中学校体育館 16,059 ➒ 別府中学校体育館 15,439 ➓ 三尻中学校体育館 18,812 ⓫ 奈良中学校体育館 16,114 ⓬ 大幡中学校体育館 17,723 ⓭ 大里中学校体育館 16,561 ⓮ 妻沼東中学校体育館 21,165 ⓯ 妻沼西中学校体育館 21,165 ⓰ 江南中学校体育館 減価償却費 合計 291,233 ( 管理方法等 ) 18,495 柔道場を含む 5 災害時の役割 から 9 耐震化及び老朽化対策の状況 までについては 前節において 学校 施設全体の視点から必要に応じ言及しています 詳しくは 該当部分を御参照ください - 36 -

第 3 節学校プール 小中学校のプールは 主に夏季の体育の授業等において利用される施設です 水泳の授業では 水に慣れ親しむことや水に浮く 泳ぐなどの経験を十分に行うことを目的としており 海のない埼玉県内の児童生徒にとっては 水に触れるという貴重な体験ができる施設であるといえます しかし一方で 特殊な設備もあることから その維持には多額の費用がかかるとともに 使用期間も夏季の一時期に限定されるため 費用対効果の面からは高コストな施設であるといえます 1 施設概要本市が保有する学校プールの概要は 図表 2-3-1 A 及び B( 次頁 ) のとおりです ( 1) どのプールも建築から数十年が経過しており 最も古いものでは 50 年以上が経過しているものもあります また 中学校では水泳の授業時間が少ないこと等から 他校のプールを借用して水泳の授業を行っている学校もあります 図表 2-3-1 A 施設概要 ( 小学校プール )1/2 名称 建築年度 水面積 耐用年限 修繕時期 耐震性能 1 熊谷東小学校プール 1978 408.20 2038 2008-2 熊谷西小学校プール 1981 429.00 2041 2011-3 石原小学校プール 1986 429.00 2046 2016-4 成田小学校プール 1985 429.00 2045 2015-5 大幡小学校プール 1993 429.00 2053 2023-6 佐谷田小学校プール 1977 409.50 2037 2007-7 大麻生小学校プール 1992 416.00 2052 2022-8 玉井小学校プール 1989 429.00 2049 2019-9 久下小学校プール 1996 429.00 2056 2026-10 熊谷南小学校プール 1988 429.00 2048 2018 - 補助金 2016 年 3 月 31 日現在 11 中条小学校プール 1964 325.00 2024 1994-2006 年度大規模修繕済 12 吉岡小学校プール 1990 429.00 2050 2020-13 別府小学校プール 1987 429.00 2047 2017-14 三尻小学校プール 1987 429.00 2047 2017-15 奈良小学校プール 1991 429.00 2051 2021-16 星宮小学校プール 1989 395.00 2049 2019-17 桜木小学校プール 1970 187.50 2030 2000-18 籠原小学校プール 1974 429.00 2034 2004 - 管理教室棟屋上 ( 校舎との一体型 ) 2007 年度大規模修繕済 19 新堀小学校プール 1980 429.00 2040 2010-20 吉見小学校プール 1998 385.00 2058 2028 - ( 1) 学校プールについては 延床面積ではなく水面積 ( 水面部分の面積 ) を掲載しています ただし 図表 2-3-4 A な どの減価償却費の計算では 延床面積 ( 推計値 ) を基に計算しています - 37 -

図表 2-3-1 A 施設概要 ( 小学校プール )2/2 名称 建築年度 水面積 耐用年限 修繕時期 耐震性能 21市田小学校プール 1996 385.00 2056 2026-22長井小学校プール 1986 400.00 2046 2016-23秦小学校プール 1997 335.00 2057 2027-24妻沼小学校プール 1988 500.00 2048 2018-25男沼小学校プール 1997 340.00 2057 2027-26小島小中学校プール 1992 250.00 2052 2022-27太田小学校プール 1998 363.00 2058 2028-28妻沼南小学校プール 1994 385.00 2054 2024-29江南南小学校プール 1992 359.00 2052 2022-30江南北小学校プール 1991 359.00 2051 2021 - 合計 11,779.20 補助金 2016 年 3 月 31 日現在 図表 2-3-1 B 施設概要 ( 中学校プール ) 2016 年 3 月 31 日現在 名称 建築年度 水面積 耐用年限 修繕時期 耐震性能 補助金 ➊ 荒川中学校プール 1965 325.00 2025 1995 - ➋ 富士見中学校プール 1982 425.00 2042 2012 - ➌ 大原中学校プール 1995 425.00 2055 2025 - ➍ 熊谷東中学校プール 1966 325.00 2026 1996 - ➎ 玉井中学校プール 1970 325.00 2030 2000 - 使用不可状態 玉井小学校のフ ールを借用 ➏ 大麻生中学校プール 1984 325.00 2044 2014 - ➐ 中条中学校プール 1973 325.00 2033 2003 - ➑ 吉岡中学校プール 1974 325.00 2034 2004 - ➒ 別府中学校プール 1973 325.00 2033 2003 - ➓ 三尻中学校プール 1972 325.00 2032 2002 - ⓫ 奈良中学校プール 1972 325.00 2032 2002 - ⓬ 大幡中学校プール 1983 425.00 2043 2013 - ⓭ 大里中学校プール 2015 年度除却 ⓮ 妻沼東中学校プール 1970 375.00 2030 2000 - ⓯ 妻沼西中学校プール 1972 375.00 2032 2002 - ⓰ 江南中学校プール 1995 375.00 2055 2025 - 合計 5,325.00-38 -

2 配置状況学校プールの配置状況は 図表 2-3-2 のとおりです 各校に 1 つずつの配置ですが 大里中学校は 2015( 平成 27) 年度の屋内運動場 ( 体育館 ) 建築工事に伴いプールを除却したため 現在はプールがありません また 玉井中学校は プール自体はありますが 老朽化により使用できない状態となっています ( 2) 図表 2-3-2 配置状況 ( 学校プール ) 小島26男沼25太田27別府 13 ➒ 新堀玉井籠原 18 19 8 ➎ 三尻 ➓ 14 ➏ 7 大麻生江南北30 ⓰ 江南南29 妻沼24 ⓯ ⓮ 妻沼南2822長井23秦奈良 15 中条 ⓫ 11 ➐ 大幡 5 熊谷西 ⓬ 星宮成田 ➋ 16 石原 ➌ 4 3 2 熊谷東 1 ➍ ➊ 熊谷南 10 佐谷田 17 桜木 6 吉岡久下 12 9 ➑ 21市田 20 吉見 3 利用状況各プールの利用状況は 次頁以降の図表 2-3-3 A 及び B のとおりです 学校プールは基本的に屋外プールであり 利用は夏季に限定されるため 稼働率はどうしても低くなります また 児童 生徒が授業等に利用するのみですので 利用者も少ない状況となっています ( 2) いずれの中学校も近隣の小学校のプールを借用することで対応していますが 中学校のカリキュラムでは 体育にお ける水泳の授業時間数は小学校ほど多くはないため 大きな支障もなく対応できています - 39 -

図表 2-3-3 A 利用状況 ( 小学校プール ) 名称 年間開館日数 ( 日 )a 年間利用者数 ( 人 )b 開館 1 日当 たり利用者数 ( 人 / 日 ) 開館率 ( 諸室 設備等 ) b/a 1 熊谷東小学校プール 38 6,250 164 10.4% 附属室 2 熊谷西小学校プール 38 6,250 164 10.4% 3 石原小学校プール 38 6,780 178 10.4% 便所更衣室 倉庫 4 成田小学校プール 38 5,010 132 10.4% 附属室 5 大幡小学校プール 38 6,310 166 10.4% 附属室 1 2 6 佐谷田小学校プール 38 3,060 81 10.4% 浄化槽機械室 7 大麻生小学校プール 38 3,760 99 10.4% 便所更衣室 倉庫 8 玉井小学校プール 38 5,190 137 10.4% 便所更衣室 9 久下小学校プール 38 2,810 74 10.4% 附属室 10 熊谷南小学校プール 38 3,400 89 10.4% 便所更衣室 倉庫 11 中条小学校プール 38 2,000 53 10.4% 12 吉岡小学校プール 38 2,940 77 10.4% 附属室 13 別府小学校プール 38 3,390 89 10.4% 14 三尻小学校プール 38 4,270 112 10.4% 15 奈良小学校プール 38 3,540 93 10.4% 便所更衣室 倉庫 16 星宮小学校プール 38 790 21 10.4% 17 桜木小学校プール 38 2,010 53 10.4% 18 籠原小学校プール 38 7,180 189 10.4% 附属室 19 新堀小学校プール 38 3,000 79 10.4% 便所更衣室 20 吉見小学校プール 38 3,500 92 10.4% 21市田小学校プール 38 1,850 49 10.4% 附属室 22長井小学校プール 38 3,700 97 10.4% 23秦小学校プール 38 1,260 33 10.4% 24妻沼小学校プール 38 3,610 95 10.4% 25男沼小学校プール 38 810 21 10.4% 26小島小中学校プール 0 0 0 0.0% 27太田小学校プール 38 1,600 42 10.4% 28妻沼南小学校プール 38 1,180 31 10.4% 29江南南小学校プール 38 3,230 85 10.4% 30江南北小学校プール 38 2,180 57 10.4% 合計 ( 全体 ) 100,860 2,652 10.2% * 年間利用者数等は 2014 年度の実績値 ( 概算 ) です また 利用者数は在籍者数ではなく 延べ人数です - 40 -

図表 2-3-3 B 利用状況 ( 中学校プール ) 名称 年間開館日数 ( 日 )a 年間利用者数 ( 人 )b 開館 1 日当 たり利用者数 ( 人 / 日 ) 開館率 ( 諸室 設備等 ) b/a ➊ 荒川中学校プール 38 2,928 77 10.4% 附属室 ➋ 富士見中学校プール 38 6,544 172 10.4% ➌ 大原中学校プール 38 2,440 64 10.4% 更衣室 便所 附属倉庫 ➍ 熊谷東中学校プール 38 3,960 104 10.4% 附属室 ➎ 玉井中学校プール 38 3,416 90 10.4% ➏ 大麻生中学校プール 38 1,504 40 10.4% ➐ 中条中学校プール 38 728 19 10.4% 附属室 ➑ 吉岡中学校プール 38 1,176 31 10.4% ➒ 別府中学校プール 38 1,368 36 10.4% ➓ 三尻中学校プール 38 4,672 123 10.4% 附属室 ⓫ 奈良中学校プール 38 1,248 33 10.4% ⓬ 大幡中学校プール 38 2,616 69 10.4% 機械室 ⓭ 大里中学校プール 38 2,224 59 10.4% 附属室 ⓮ 妻沼東中学校プール 38 3,336 88 10.4% ⓯ 妻沼西中学校プール 38 2,072 55 10.4% 附属室 ⓰ 江南中学校プール 38 2,568 68 10.4% 更衣室 便所 合計 ( 全体 ) 42,800 1,128 10.4% * 年間利用者数等は 2014 年度の実績値 ( 概算 ) です また 利用者数は在籍者数ではなく 延べ人数です 4 コスト状況各校のプールのコスト状況は 次頁以降の図表 2-3-4 A 及び B のとおりです学校プールについても 体育館と同様 単独でのコスト集計は難しいため 本章第 1 節の図表 2-1-4 A 及び B で プールの分も含めた学校施設全体のコストを集計しています そのため 図表 2-3-4 A 及び B では 参考として プールに係る減価償却費と 集計ができた一部の維持管理運営費分のみを再掲しています ( いずれも学校施設全体について集計した図表 2-1-4 A 及び B に含まれる額です ) 比較的参考になるのは 水道料金が計上されているプール ( 図表 2-3-4 A 及び B の欄に 水道料金を含む と付記されているもの ) であり 小学校で 8 校 中学校で 3 校あります 水道代や点検 修理等のコストが多くかかることから 学校プール全体の年間コストは 小中学校合わせて少なくとも 3 億円以上となっています 5 災害時の役割現在 全ての学校プールは消防水利と位置付けられており 火災が発生した際にはその水が消火活動に使われることになっています ( そのため冬でも水が張ってあります ) よって プールを取り壊した場合には それに代わる防火水槽や防火井戸などが必要となります 1 基 (1 本 ) 当たりの設置費用は 防火水槽で 1000 万円程度 防火井戸で 200 万円程度です 防火井戸については その土地の地下水位の状況等により必ずしも設置可能なわけではありませんが 既にプールを除却した大里中学校では 防火井戸を設置しました - 41 -

図表 2-3-4 A コスト状況 ( 小学校プール ) 名称 熊谷東小学校 1 プール熊谷西小学校 2 プール石原小学校プー 3 ル成田小学校プー 4 ル大幡小学校プー 5 ル佐谷田小学校 6 プール大麻生小学校 7 プール玉井小学校プー 8 ル久下小学校プー 9 ル熊谷南小学校 10 プール中条小学校プー 11 ル吉岡小学校プー 12 ル別府小学校プー 13 ル三尻小学校プー 14 ル奈良小学校プー 15 ル星宮小学校プー 16 ル桜木小学校プー 17 ル籠原小学校プー 18 ル新堀小学校プー 19 ル吉見小学校プー 20 ル市田小学校プー21ル長井小学校プー22ル 費用 ( コスト ) 収入維持管理運営費減価償却合計 ( 経常 ) ( 臨時 ) ( 経常 )a ( 臨時 ) 費 b c=a+b 使用料等その他合計 d 96 0 7,280 7,376 0 0 0 0 7,376 96 0 7,072 7,168 0 0 0 0 7,168 96 0 7,297 7,393 0 0 0 0 7,393 96 0 7,259 7,355 0 0 0 0 7,355 96 0 7,370 7,466 0 0 0 0 7,466 96 0 6,917 7,013 0 0 0 0 7,013 単位 : 千円 598 0 7,280 7,878 0 0 0 0 7,878 水道料金を含む 96 0 7,219 7,315 0 0 0 0 7,315 96 0 7,280 7,376 0 0 0 0 7,376 96 0 7,334 7,430 0 0 0 0 7,430 96 0 6,780 6,876 0 0 0 0 6,876 96 0 7,265 7,361 0 0 0 0 7,361 96 0 7,280 7,376 0 0 0 0 7,376 846 0 7,280 8,126 0 0 0 0 8,126 水道料金を含む 96 0 7,442 7,538 0 0 0 0 7,538 96 0 7,261 7,357 0 0 0 0 7,357 96 0 3,333 3,429 0 0 0 0 3,429 96 0 6,879 6,975 0 0 0 0 6,975 96 0 7,117 7,213 0 0 0 0 7,213 861 33 7,247 8,108 0 0 0 0 8,108 水道料金を含む 96 0 7,900 7,996 0 0 0 0 7,996 96 0 3,985 4,081 0 0 0 0 4,081 23秦小学校プール 430 54 7,505 7,935 0 0 0 0 7,935 水道料金を含む 妻沼小学校プー24ル男沼小学校プー25ル小島小中学校26プール太田小学校プー27ル妻沼南小学校28プール江南南小学校29プール江南北小学校30プール 正味コスト c-d 816 28 5,674 6,490 0 0 0 0 6,490 水道料金を含む 363 0 7,505 7,868 0 0 0 0 7,868 水道料金を含む 0 0 3,697 3,697 0 0 0 0 3,697 529 0 7,505 8,034 0 0 0 0 8,034 水道料金を含む 468 0 7,733 8,201 0 0 0 0 8,201 水道料金を含む 96 0 7,419 7,515 0 0 0 0 7,515 96 0 7,419 7,515 0 0 0 0 7,515 合計 6,927 115 206,534 213,461 0 0 0 0 213,461 ( 管理方法等 ) - 42 -

図表 2-3-4 B コスト状況 ( 中学校プール ) 名称 荒川中学校プー ➊ ル富士見中学校 ➋ プール大原中学校プー ➌ ル熊谷東中学校 ➍ プール玉井中学校プー ➎ ル大麻生中学校 ➏ プール中条中学校プー ➐ ル吉岡中学校プー ➑ ル別府中学校プー ➒ ル三尻中学校プー ➓ ル奈良中学校プー ⓫ ル大幡中学校プー ⓬ ル大里中学校プー ⓭ ル妻沼東中学校 ⓮ プール妻沼西中学校 ⓯ プール江南中学校プー ⓰ ル 費用 ( コスト ) 収入維持管理運営費減価償却合計 ( 経常 ) ( 臨時 ) ( 経常 )a ( 臨時 ) 費 b c=a+b 使用料等その他合計 d 正味コスト c-d 89 0 6,893 6,982 0 0 0 0 6,982 89 0 6,780 6,869 0 0 0 0 6,869 89 0 7,310 7,399 0 0 0 0 7,399 単位 : 千円 512 11 6,886 7,398 0 0 0 0 7,398 水道料金を含む 62 0 6,879 6,941 0 0 0 0 6,941 89 0 6,780 6,869 0 0 0 0 6,869 62 0 6,879 6,941 0 0 0 0 6,941 89 0 6,890 6,979 0 0 0 0 6,979 89 0 6,780 6,869 0 0 0 0 6,869 89 0 6,875 6,964 0 0 0 0 6,964 89 0 6,863 6,952 0 0 0 0 6,952 89 0 6,970 7,059 0 0 0 0 7,059 62 0 6,780 6,842 0 0 0 0 6,842 721 0 6,780 7,501 0 0 0 0 7,501 水道料金を含む 664 0 6,917 7,581 0 0 0 0 7,581 水道料金を含む 89 0 7,631 7,720 0 0 0 0 7,720 合計 2,973 11 110,893 113,866 0 0 0 0 113,866 ( 管理方法等 ) 6 管理運営の状況利用期間は夏季のみ 利用者も対象校の児童生徒のみという制約があるため 施設としての効率性を考えると 学校プールは二重の意味で非効率とならざるを得ません 季節性の問題については 屋内プールを整備するという方法もありますが 屋外プールに比べて ( 特に温水プールの場合は ) 整備費 運営費ともに かなり高額になってしまいます 屋内プールを子供と地域住民が共同利用している例もありますが 高コストの問題は解決できていないように見受けられます 一方 複数校で 1つのプールを共同利用する方法は 特に 児童生徒数の少ない学校や水泳の授業時間が少ない中学校については 有効な選択肢です 学校自体は別々であっても ( 近隣校の ) 学校プールを共同利用する方法は 現に大里中学校と市田小学校 玉井中学校と玉井小学校において 実施されています 今後 学校統廃合が推進され 移動にスクールバスを使用する場合においては 利便性も向上すると見込まれるため 将来的にも有望な方法です 7 利用者 市民の負担状況プールに係る水道料金が判明している学校のみを取り上げ 利用者である児童生徒 1 人当たり又は市民 1 人当たりのコスト ( 負担状況 ) をまとめたものが 次頁の図表 2-3-7 A 及び B です 赤色の枠線が付された 合計 の欄は 主に施設面から見た児童生徒 1 人当たりの年間コストを表しています 一方 緑色の枠線が付された 合計 の欄は 市民 1 人当たりの年間コスト ( 負担額 ) です ( 市民には 児童生徒やその保護者も含まれます ) - 43 -

図表 2-3-7 A 利用者 ( 在籍の児童生徒 ) 又は市民の 1 人当たりコスト ( 負担状況 )( 小学校プール ) 名称 7 14 16 20 大麻生小学校プール 三尻小学校プール 星宮小学校プール 吉見小学校プール 利用者負担額 A 利用者 ( 在籍の児童生徒 )1 人当たりの 維持管理運営費 B 市のコスト 減価償却費 C その他経常収入 D 合計 E= B+C-D 利用者負担額が市のコストに占める割合 A/E 維持管理運営費 F 市民 1 人当たり年間コスト ( 負担額 ) 減価償却費 G 経常収入 H 合計 F+G -H 0 1,590 19,362 0 20,952 0.0% 3 36 0 39 単位 : 円 水道料金を含む 0 1,981 17,049 0 19,030 0.0% 4 36 0 40 0 1,215 91,911 0 93,126 0.0% 0 36 0 36 0 2,460 20,706 0 23,166 0.0% 4 36 0 40 23秦小学校プール 0 3,413 59,563 0 62,976 0.0% 2 37 0 39 24 25 27 28 妻沼小学校プール 男沼小学校プール 太田小学校プール 妻沼南小学校プール 0 2,260 15,717 0 17,977 0.0% 4 28 0 32 0 4,481 92,654 0 97,135 0.0% 2 37 0 39 0 3,306 46,906 0 50,212 0.0% 3 37 0 40 0 3,966 65,534 0 69,500 0.0% 2 38 0 40 * 計算に用いた利用者数及び収支は 2014 年度の実績値 ( 推計を含む概算 ) です 図表 2-3-7 B 利用者 ( 在籍の児童生徒 ) 又は市民の 1 人当たりコスト ( 負担状況 )( 中学校プール ) 名称 ➍ ⓮ ⓯ 熊谷東中学校プール 妻沼東中学校プール 妻沼西中学校プール 利用者負担額 A 利用者 ( 在籍の児童生徒 )1 人当たりの 維持管理運営費 B 市のコスト 減価償却費 C その他経常収入 D 合計 E= B+C-D 利用者負担額が市のコストに占める割合 A/E 維持管理運営費 F 減価償却費 G 経常収入 H 合計 F+G -H 0 1,034 13,911 0 14,945 0.0% 3 34 0 37 単位 : 円 水道料金を含む 0 1,729 16,259 0 17,988 0.0% 4 34 0 38 0 2,564 26,707 0 29,271 0.0% 3 34 0 37 * 計算に用いた利用者数及び収支は 2014 年度の実績値 ( 推計を含む概算 ) です 市民 1 人当たり年間コスト ( 負担額 ) 誰もが通う義務教育の学校にかかるコストを市民全員で負担しているわけですので 全体としての公 平性に問題はないと考えますが 児童生徒数が少ない学校ほど 1 人当たりの年間コストも高くなってし まいます 8 合併等に伴う整理統合の状況合併後は 2015 年度に大里中学校のプールを除却したのが唯一の事例です 学校プールを存続させるか否かに関する判断材料としては 1 建築後経過年数 2 児童生徒数 3 水泳授業時間数 4 年間コストなどが挙げられます 今後経年劣化により使用できなくなるプールについては 1により それを改修して存続させるのか否かを検討しますが その際には 2~4の事情などについても併せて考慮することとします 現在既に半数近くの学校プールが築 30 年を経過しているため 今後 改修を要するプールが続々と出てくることが想定されます その際に存続の可否をその都度検討し 改修するものと取り壊すもの ( 使用しないもの ) に振り分けることで 次第に総数が減少していくこととなります - 44 -

なお 改修する場合には その学校そのものが当面存続していく ( 統廃合で休校 廃校にならない ) ことも前提となりますので 学校施設全体の統廃合及び更新等のスケジュールとの整合を図りながら進めることとなります また 別の方法として 学校と地域とで共同利用する屋内プールを整備することが考えられます メリットとしては 集約化を図ることで学校プールの維持管理費用を削減するとともに 屋内プールのため水泳の授業も夏季限定とする必要もなくなり 年間を通じてカリキュラムを流動的に組めるようになることなどが考えられます 一方 デメリットとしては 1 集約化によるコスト削減ができる一方で 施設単体では屋外プールよりはるかに高額であることから トータルでのコスト削減ができる保証はないこと 2 特にプールから離れた場所にある学校では 授業時間や移動手段の確保が課題となり得ること また 3 一般市民も利用するプールの場合には 授業中は市民の利用が制限されることなどが挙げられます 9 耐震化及び老朽化対策の状況 1 施設概要 でも触れたとおり 学校プールについては 新しいものでも建築後約 20 年が経過しており どのプールも老朽化による劣化が顕著です それに伴い年々改修が必要なプールが増加しています なお 耐震化については 柱や屋根もないプールは 校舎のような建物との比較では その必要性は低いものと考えられます ( 学校施設の中で優先的に耐震化すべき対象とはされていません ) - 45 -

第 4 節学校給食施設 本市の学校給食施設は 学校給食法により義務教育課程の公立小中学校に学校給食を提供しています 学校給食は 児童生徒の心身の健全な発達 食に関する正しい理解と適切な判断力を養う等 重要な役割を担っています 保護者等が負担する給食費により食材費を賄い 労務費 光熱水費 維持管理費は全て市が負担して運営しています 1 施設概要本市は 旧熊谷 江南地区では共同調理場方式 ( センター方式 ) 大里 妻沼地区では単独調理場方式 ( 自校方式 ) を採用しており 共同調理場 ( 学校給食センター ) は2 施設 単独調理場 ( 自校式給食室 ) は12 施設の合計 14の学校給食施設を保有しています その概要は 図表 2-4-1 のとおりです 熊谷学校給食センターは 1981( 昭和 56) 年 9 月に開設され 1 日約 12,600 食を 旧熊谷地区の小学校 19 校 中学校 12 校の合計 31 校に提供しています 江南学校給食センターは 1982( 昭和 57) 年 4 月に開設され 1 日約 900 食を 江南地区の小学校 2 校 中学校 1 校の合計 3 校に提供しています 学校給食センターは できあがった給食を 搬送用トラックを使用して学校へ届けています 両施設とも建築から 35 年以上が経過し 経年劣化が著しく 設備だけでなく施設の更新も必要な状況です 自校式給食室は 小島小中学校の休校により 11 施設が稼働しています 自校式給食室は 1 日約 100 食から約 450 食を提供する小規模な施設です 図表 2-4-1 施設概要 ( 学校給食施設 ) 1 2 熊谷学校給食センター 江南学校給食センター 名称 敷地面積 建築年度 延床面積 耐用年限 修繕時期 耐震性能 調理棟 1981 3,573.16 2041 2011 補助金 2016 年 3 月 31 日現在 その他 8,856.81 235.55 排水処理施設 倉庫 フ ロハ ン庫 ( 小計 ) 3,808.71 車庫棟 自転車置場を除く 調理棟 1981 605.90 2031 2006 〇 その他 2,315.00 11.25 フ ロハ ン庫 ( 小計 ) 617.15 車庫棟 自転車置場を除く 3 吉見小学校給食室 - 1986 146.52 2036 2011 4 市田小学校給食室 - 1985 146.52 2035 2010 5 大里中学校給食室 - 1998 252.31 2058 2028 6 長井小学校給食室 - 1980 149.79 2030 2005 7 秦小学校給食室 - 1983 100.00 2033 2008 8 妻沼小学校給食室 - 1971 112.00 2021 1996 1996 年度大規模修繕済 9 男沼小学校給食室 - 1990 70.00 2040 2015 10 太田小学校給食室 - 1985 126.22 2035 2010 11 妻沼南小学校給食室 - 1993 150.00 2053 2023 12 妻沼東中学校給食室 - 1986 152.75 2036 2011 13 妻沼西中学校給食室 - 1986 153.00 2036 2011 14 小島小中学校給食室 - 1989 45.00 2039 2014 休校中 合計 11,171.81 6,029.97-46 -

熊谷学校給食センター 長井小学校及び妻沼小学校の給食室は 旧耐震基準に基づいて建築されたものです また ほとんどの施設において 現行の学校給食衛生管理基準に適合するよう改修が求められています 図表 2-4-2 配置状況 ( 学校給食施設 ) 14 9 8 13 10 11 12 6 7 2 配置状況 14 の施設の配置状況は 図表 2-4-2 のとおりです 旧熊谷地区に 1 施設 江南地区に 1 施設 大里地区に 3 施設 妻沼地区に 9 施設 ( 稼動しているのは 8 施設 ) の配置となっています 旧熊谷 江南地区の学校給食センターは 地区全体の給食を賄うため 地区の中央付近に位置しています 大里 妻沼地区の施設は 学校に付属しているため 小中学校の配置と一致します 2 1 4 5 3 利用状況各施設の利用 ( 稼働 ) 状況は 図表 2-4-3 A B 及び C( B C は次頁 ) のとおりです 3 図表 2-4-3 A 利用状況 ( 学校給食施設 ) 2013~15 年度の 3 か年平均 名称 年間開館日数 ( 日 )a 年間利用者数 ( 人 ) b 開館 1 日当たり利用者数 ( 人 / 日 ) b/a 開館率 ( 対象校数等 ) 1 熊谷学校給食センター 191 2,272,586 11,898 52.2% 対象校 31 校 2 江南学校給食センター 188 170,948 909 51.5% 対象校 3 校 3 吉見小学校給食室 182 69,489 382 49.9% 対象校 1 校 4 市田小学校給食室 182 37,861 208 49.9% 5 大里中学校給食室 182 55,327 304 49.8% 6 長井小学校給食室 183 71,254 389 50.0% 7 秦小学校給食室 184 25,472 138 50.3% 8 妻沼小学校給食室 183 72,898 398 50.1% 9 男沼小学校給食室 182 17,633 97 49.9% 10 太田小学校給食室 183 32,883 180 50.2% 11 妻沼南小学校給食室 183 24,351 133 50.0% 12 妻沼東中学校給食室 181 80,639 446 49.5% 13 妻沼西中学校給食室 179 51,989 290 48.9% 合計 ( 全体 ) 2,983,330 15,772 51.1% * 年間利用者数 は 1 年間に調理 提供された食数 (2013~15 年度の平均値 ) です - 47 -

図表 2-4-3 B 利用者数推移_ 施設別 ( 学校給食施設 ) 縦軸は対数表示万人熊谷学校給食センター 図表 2-4-3 C 利用者数推移万人 _ 全体 ( 学校給食施設 ) 350 300 250 江南学校給食センター 200 100 吉見小学校 給食室 150 市田小学校大里中学校長井小学校 給食室給食室給食室 100 50 0 2013 年度 2014 年度 2015 年度 秦小学校 給食室 10 1 2013 年度 2014 年度 2015 年度 妻沼小学校 給食室 男沼小学校 給食室 太田小学校 給食室 妻沼南小学校 給食室 妻沼東中学校 給食室 妻沼西中学校 給食室 学校給食施設は児童生徒に給食を提供するものであり 基本的に学校が休みである土日祝日 長期休みの期間は稼働していません また 本市の給食運営は熊谷市学校給食計画により定められており 施設は年間 192 日以内の稼働で 原則 児童生徒が年間 181 回喫食するよう設定しています 4 コスト状況各施設の人件費を含めたコストの状況は 次頁の図表 2-4-4 のとおりです 給食については 学校給食法第 11 条に 学校給食の実施に必要な施設及び設備に要する経費並びに学校給食の運営に要する経費のうち政令で定めるものは 義務教育諸学校の設置者の負担とする それ以外の学校給食に要する経費は 学校給食を受ける児童又は生徒の保護者の負担とする と定められています 本市もこの負担区分に沿い 児童生徒の保護者には給食の食材費のみを負担いただいており これに調理員等の給食費を加算したものが 主な収入となっています 5 災害時の役割学校給食センターは給食調理施設のみで人を収容する場所が無いため 災害発生時の避難場所 避難所には指定されていませんが 炊き出し 搬送により避難所運営を支援することが期待されます 自校式給食室については 学校施設自体の指定区分に従いますが ( 本章第 1 節の図表 2-1-5 参照 ) 学校施設は全て避難所として指定されていることから 災害時に炊き出しをすることが想定されます 現在給食施設を有する小中学校は全て LPガスを使用しており 都市ガスに比べて早い復旧が見込めます また 妻沼小学校では 2015( 平成 27) 年度に災害時対応ユニットを設置しました 災害時対応ユニットとは 屋外にて LPガスが使用できる設備のことで ガスボンベ庫の横に取り付けられています なお 学校給食施設は全て 1 階に位置しているため 洪水時の状況によっては 多くの施設が使用できなくなる可能性があります - 48 -

図表 2-4-4 コスト状況( 学校給食施設 ) 費用 ( コスト ) 収入 名称 維持管理運営費減価償却 合計 ( 経常 ) ( 経常 )a ( 臨時 ) 費 b c=a+b 使用料等 その他 合計 d 熊谷学校給食セ 1 ンター江南学校給食セ 2 ンター吉見小学校給 3 食室市田小学校給 4 食室大里中学校給 5 食室長井小学校給 6 食室秦小学校給食 7 室妻沼小学校給 8 食室男沼小学校給 9 食室太田小学校給 10 食室妻沼南小学校 11 給食室妻沼東中学校 12 給食室妻沼西中学校 13 給食室小島小中学校 14 給食室 ( 臨時 ) 正味コスト c-d 961,388 16,918 32,158 993,546 567,527 524 568,051 0 425,495 96,292 240 6,231 102,523 42,413 1 42,414 0 60,109 24,598 1,415 1,465 26,063 16,539 0 16,539 0 9,524 15,489 1,415 1,465 16,954 9,326 0 9,326 0 7,628 23,034 0 2,103 25,137 15,939 0 15,939 0 9,198 23,831 0 1,498 25,329 15,773 0 15,773 0 9,556 10,903 0 1,000 11,903 5,628 0 5,628 0 6,275 26,029 0 1,120 27,149 15,575 0 15,575 0 11,574 9,242 0 700 9,942 3,794 0 3,794 0 6,148 13,164 1,166 1,262 14,426 7,137 0 7,137 0 7,289 11,503 0 1,250 12,753 5,392 0 5,392 0 7,361 30,705 0 1,528 32,233 20,172 0 20,172 0 12,061 21,812 0 1,530 23,342 12,798 0 12,798 0 10,544 105 0 450 555 0 0 0 0 555 合計 1,268,095 21,154 53,760 1,321,855 738,013 525 738,538 0 583,317 単位 : 千円 ( 管理方法等 ) *1 センター方式の各校配膳室に配置される給食補助員の賃金は 各学校給食センターのコストとして計上しています *2 学校給食実費徴収金 ( 給食費 ) を使用料とみなして計上しています 6 管理運営の状況現在 各学校給食センターでは 民間委託で調理 搬送業務を実施し 大里 妻沼地区の自校式給食室では 直営で調理業務を実施しています 効率性を追求する場合 業務委託のみでなく 施設整備から維持管理 運営までを一括して民間業者に任せる PFI や 調理施設を設置せずに民間業者から給食を受配する全面委託という手法もあります そのような事例は現在の本市にはありませんが 今後は 食の安全を確保した上で より効率的な手法を検討していく必要があります 7 利用者 市民の負担状況施設利用者 1 人 利用 1 回当たり ( 給食 1 食当たり ) のコストや市民 1 人当たりの年間コスト ( 負担状況 ) は 次頁の図表 2-4-7 のとおりです 現在 本市では 旧熊谷 江南地区では共同調理場方式 大里 妻沼地区では単独調理場方式を採用しており 地区により給食費も異なっている状況です また 妻沼地区は米飯を家庭から専用の弁当箱に入れて持参していますが これは 合併前の旧町の方式を引き継いだためです 今後については 現状を踏まえた上で 提供方法や給食費等について公平性の視点から検討していく必要があります - 49 -

図表 2-4-7 利用者又は市民の 1 人当たりコスト ( 負担状況 )( 学校給食施設 ) 名称 熊谷学校給食セン 1 ター江南学校給食セン 2 ター吉見小学校給食 3 室市田小学校給食 4 室大里中学校給食 5 室長井小学校給食 6 室 維持管理運営費 B 減価償却費 C その他経常収入 D 合計 E= B+C-D 維持管理運営費 F 減価償却費 G 経常収入 H 合計 F+G -H 単位 : 円 250 423 14 0 437 57.2% 4,764 159 2,815 2,108 59.1% 248 563 36 0 599 41.4% 477 31 210 298 44.0% 238 354 21 0 375 63.5% 122 7 82 47 67.2% 246 409 39 0 448 54.9% 77 7 46 38 60.1% 288 416 38 0 454 63.4% 114 10 79 45 69.2% 221 334 21 0 355 62.3% 118 7 78 47 66.2% 7 秦小学校給食室 221 428 39 0 467 47.3% 54 5 28 31 51.6% 妻沼小学校給食 8 室男沼小学校給食 9 室太田小学校給食 10 室妻沼南小学校給 11 食室妻沼東中学校給 12 食室妻沼西中学校給 13 食室小島小中学校給 14 食室 利用者負担額 A 利用者 1 人 利用 1 回当たり (1 食当たり ) 市のコスト 利用者負担額が市のコストに占める割合 A/E 市民 1 人当たり年間コスト ( 負担額 ) ( 利用者負担額が維持管理運営費に占める割合 ) A/B 214 357 15 0 372 57.5% 129 6 77 58 59.9% 215 524 40 0 564 38.1% 46 3 19 30 41.0% 217 400 38 0 438 49.5% 65 6 35 36 54.3% 221 472 51 0 523 42.3% 57 6 27 36 46.8% 250 381 19 0 400 62.5% 152 8 100 60 65.6% 246 420 29 0 449 54.8% 108 8 63 53 58.6% 1 2 0 3 休校中 全体 247 425 18 0 443 55.8% 6,284 266 3,660 2,890 58.1% なお 図表中の市民 1 人当たり年間コスト ( 緑色の枠の部分 ) をみると 給食センターの方が自校式給食室よりも負担額がかなり大きくなっています ( 数値の桁数で比較すると センターが 3 又は4 桁に対し 自校式は 2 桁です ) が これはセンターが複数校を対象として運営されているために見かけの数字が大きくなっていることが主な理由です 1 校当たりで計算すると おおむね同程度 ( 同じ桁数 ) となります 8 合併等に伴う整理統合の状況現在本市では 合併前の方式を踏襲し 地区別に共同調理場方式と単独調理場方式を併用する形となっており 行政改革大綱において見直し対象施設に位置付けられている施設もありますが 学校給食施設の整理統合は 合併後実施されていません 今後 施設の機能更新を進めるに際しては 学校統廃合の可能性も踏まえ 検討する必要があります 9 耐震化及び老朽化対策の状況 大里中学校と妻沼南小学校以外の全ての学校給食施設で老朽化が進んでいます また 熊谷学校給食センター 長井小学校及び妻沼小学校の 3 施設は 耐震性の確保が課題です - 50 -