平成 24 年度 博士課程教育リーディングプログラムプログラムの概要 機関名東京農工大学機関番号 12605 共同申請のプログラムの場合は 全ての構成大学の学長について記入し 申請を取りまとめる大学 ( 連合大学院によるものの場合は基幹大学 ) の学長名に下線を引いてください 1. 全体責任者 ( 学長 ) ( ふりがな ) 氏名 職名 ( まつなが ただし ) 松永是 学長 2. プログラム責任者 ( ふりがな ) ( こうきつあきのり ) 氏名 職名纐纈明伯 理事 ( 教育担当副学長 ) 3. プログラム ( ふりがな ) ( ちばかずひろ ) コーディネーター 氏名 職名 千葉一裕 ( 連合農学研究科 応用生命科学専攻 教授 ) 4. 申請類型 H < 複合領域型 ( 環境 )> 5. 6. プログラム名称 英語名称 副題 授与する博士学位分野 名称 グリーン クリーン食料生産を支える実践科学リーディング大学院の創設 Creation of the Practical Science Leading Graduate School for Green and Clean Food Production 実践科学専攻 博士 ( プラクティカルサイエンス 農学 または工学 ) ) 環境学 ) (3 ) 複合領域型は太枠に主要な分科を記入 (1 複合化学 (2 農芸化学 7. 主要分科 (1 (2 ) ) (3 ) オンリーワン型は太枠に主要な細目を記入 8. 主要細目 高分子化学 生物生産化学 生物有機化学 環境動態解析 9. 専攻等名 ( 主たる専攻等がある場合は下線を引いてください ) 農学府生物生産科学専攻 農学府応用生命化学専攻 農学府生物制御科学専攻 農学府物質循環環境科学専攻 連合農学研究科生物生産科学専攻 連合農学研究科応用生命科学専攻 連合農学研究科環境資源共生科学専攻 工学府生命工学専攻 ( 博士前期 博士後期 ) 工学府応用化学専攻 ( 博士前期 博士後期 ), 生物システム応用科学府生物システム応用科学専攻 ( 博士前期 博士後期 ) 生物システム応用科学府共同先進健康科学専攻 10. 連合大学院又は共同教育課程による申請 ( 構想による申請も含む ) の場合 その別 該当する場合には を記入 連合大学院 共同教育課程 11. 連携先機関名 ( 他の大学等と連携した取組の場合の機関名 研究科専攻等名 ) California Institute of Technology 三菱商事株式会社 三井化学株式会社 国際連合食糧農業機関 Duke 大学 株式会社日立製作所 カリフォルニア大学サンタバーバラ校 株式会社三菱総合研究所 University of Rome 株式会社東芝 上智大学 株式会社島津製作所 三菱樹脂株式会社 Aalto University Cornell University SRI International University of California, Davis Bonn University
15. プログラム担当者一覧氏名フリカ ナ年齢所属 ( 研究科 専攻等 ) 職名 ( プログラム責任者 ) 纐纈明伯コウキツアキノリ本部 理事 ( 教育担当副学長 ) 現在の専門学位 光電子材料工学博士 役割分担 ( 平成 25 年度における役割 ) プログラム責任者 ( プログラムコーディネーター ) 千葉一裕チハ カス ヒロ連合農学研究科 応用生命科学専攻 教授 細見正明ホソミマサアキ工学府 応用化学専攻 教授 宮浦千里ミヤウラチサト 養王田正文ヨオタ マサフミ工学府 生命工学専攻 教授 有江力アリエツトム連合農学研究科 生物生産科学専攻 教授 荻原勲オキ ワライサオ 生物システム応用科学府共同先進健康科学専攻 教授 連合農学研究科 生物生産科学専攻 教授 生物有機化学農学博士 環境化学工学 環境バイオ工学博士 生命機能科学薬学博士 分子生物学 環境工学工学博士 植物病理学農学博士 園芸学博士 ( 農学 ) プログラムコーディネーター 産学官連携教育主査 副プログラムコーディネーター 環境分野主査 副プログラムコーディネーター 食料分野主査 国際連携教育主査 副プログラムコーディネーター エネルギー分野主査 教育プログラム主査 食料分野 食料分野教育 研究及び官公庁連携教育担当 木村 園子ドロテア キムラソノコト ロテア 連合農学研究科 生物生産科学専攻 准教授 土壌肥料学博士 ( 農学 ) 食料分野 応用ゲノム科学理学博士 高橋信弘タカハシノフ ヒロ連合農学研究科 応用生命化学専攻 教授食料分野 生理活性生化学農学博士 蓮見惠司ハスミケイシ 連合農学研究科 応用生命化学専攻 教授食料分野 環境ストレス植物 伊豆田猛イス タタケシ連合農学研究科 環境資源共生科学専攻 教授学食料分野 木庭啓介コハ ケイスケ連合農学研究科 環境資源共生科学専攻 准教授析食料分野 酒井憲司サカイケンシ連合農学研究科 農業環境工学専攻 教授工学食料分野 澁澤栄シフ サワサカエ連合農学研究科 農業環境工学専攻 教授食料分野 農学博士 生態系物質循環解 博士 ( 農学 ) 生態情報学 農業 農学博士 農業環境工学農学博士 獣医薬理学農学博士 下田実シモタ ミノル農学部 獣医学科 教授食料分野 佐藤令一サトウリョウイチ 生物システム応用科学府 生物システム応用科学専攻 教授 昆虫病理学農学博士 食料分野 教育プログラム担当 田中あかねタナカアカネ 生物システム応用科学府 共同先進健康科学専攻 教授 免疫学 腫瘍学獣医学博士 食料分野 教育プログラム担当 田中剛タナカツヨシ 生物システム応用科学府 共同先進健康科学専攻 准教授 生物工学 エネルギー分野 豊田剛己トヨタ コウキ 生物システム応用科学府 生物システム応用科学専攻 教授 土壌学博士 ( 農学 ) 食料分野 作物の生産機能解 大川泰一郎オオカワタイイチロウ連合農学研究科 生物生産科学専攻 准教授析食料分野 博士 ( 農学 ) 有機合成化学 天然物 長澤和夫ナカ サワカス オ工学府 生命工学専攻 教授化学 創薬化学環境分野 教育プログラム担当 神谷秀博カミヤヒテ ヒロ 生物システム応用科学府 生物システム応用科学専攻 教授 化学工学 粉体工学工学博士 環境分野 エネルギー化学 直井勝彦ナオイカツヒコ工学府 応用化学専攻 教授電気化学エネルギー分野 有機フォトニクス 渡辺敏行ワタナヘ トシユキ工学府 応用化学専攻 教授エネルギー分野 結晶成長 光電子材 熊谷義直クマカ イヨシナオ工学府 応用化学専攻 教授料エネルギー分野 工学博士
15. プログラム担当者一覧 ( 続き ) 氏名フリカ ナ年齢所属 ( 研究科 専攻等 ) 職名 現在の専門学位 エネルギーシステ 秋澤淳アキサワアツシ工学府 機械システム工学専攻 教授ム工学エネルギー分野 教育プログラム担当 役割分担 ( 平成 25 年度における役割 ) 流体工学亀田正治カメタ マサハル工学府 機械システム工学専攻 教授環境分野 教育プログラム担当 中村暢文ナカムラノフ フミ工学府 生命工学専攻 准教授 生物電気化学博士 ( 理学 ) エネルギー分野 超伝導物質科学 レーザー分光学 三沢和彦ミサワカス ヒコ工学府 物理システム工学専攻 教授光物性物理学エネルギー分野 教育プログラム担当 博士 ( 理学 ) 内藤方夫ナイトウミチオ工学府 物理システム工学専攻 教授超伝導応用環境分野 白樫淳一シラカシシ ユンイチ工学府 電子情報工学専攻 准教授クスエネルギー分野 工学博士 ナノエレクトロニ 大野弘幸オオノヒロユキ工学府 生命工学専攻 教授 イオン液体工学博士 エネルギー分野 Harry B. Gray ハリーク レイ California Institute of Technology, Beckman Institute, Professor Bioinorganic chemistry Ph. D. 栗原康剛クリハラヤスタカ三菱商事株式会社 企画業務部渉外企画チーム 企画 調査商学士 工藤昭英クト ウヒテ アキ三井化学株式会社 生産 技術本部 本部長付き 新製品開発 マーケティング ビジネスと知財化学修士 松田祐吾マツタ ユウコ 国際連合食糧農業機関 日本事務所 副所長 松波宏明マツナミヒロアキ Duke 大学 医学部 Associate Professor 神原秀紀カンハ ラヒテ キ株式会社日立製作所 フェロー 中村修二ナカムラシュウシ カリフォルニア大学サンタバーバラ校材料物性工学部 Professor 渡井康之ワタイヤスユキ株式会社三菱総合研究所 常勤顧問 食料 農業全般農学士 嗅覚 化学感覚 分析化学理学博士 窒化ガリウム系発光デバイス博士課程 産業政策 市場戦略国際政治学士 Bruno Scrosati フ ルーノスコラサティ University of Rome, Department of Chemistry,Professor Electrochemistry Dr 鎌田満カマタミツル株式会社東芝 技術企画室産学連携担当 参事 鷲田豊明ワシタ トヨアキ上智大学大学院地球環境学研究科 委員長 教授 情報システム開発工学修士 環境経済学博士 ( 経済学 ) 教育プログラム担当 吉田佳一ヨシタ ヨシカス 株式会社島津製作所取締役 ( 技術研究担当 ) 基盤技術研究所長 先端分析 計測機器工学修士 吉江建一ヨシエケンイチ 三菱樹脂株式会社 AQSOA プロジェクトマネージャー 粉体工学工学博士 Esko I. Kauppinen エスコカウヒ ネン Barbara Gillian Turgeon ハ ーハ ラシ リアンタルシ オン Aalto University,Department of Applied Physics, Professor Cornell University, Collage of Agriculture and Life Sciences (CALS), Dept. of Plant Pathology and Plant-Microbe Biology - Professor Nano Material Science and Engineering PhD Plant Pathology Stephen Ciesinski ステファンシエシンスキ SRI International Vice President, Strategic Business Initiatives Instructing in Entrepreneurial Studies at Stanford s Business School Entrepreneurial Studies MBA SHRINIVASA K. UPADHYAYA シリニハ サウハ テ ィヤヤ Dept. of Biological and Agricultural Engineering Dept., University of California, Davis Agricultural Engineering Florian M.W.Grundler フロリアンク ルント ル Bonn University, Agriculture,Plant Pathology, Professor and Chair, Head of Department Molecular Nematology
リーダーを養成するプログラムの概要 特色 優位性 ( 広く産学官にわたりグローバルに活躍するリーダー養成の観点から 本プログラムの概要 特色 優位性を記入してください ) 本構想は 食料生産の大部分を石油エネルギーに依存する世界的危機 から脱却し 非石油依存型食料生産の時代を創出する人材を養成することを目的とする 全世界の食料の大部分は石油エネルギーを利用することによってつくり出され 現在少なくとも 50 億人以上が生きるための食料生産は石油に依存している これは 有限の地球上で高密度化社会が形成され 全人類約 70 億人のための食料生産は自然農法では到底賄えないことを明確に意味している すなわち 人類が永続的に地球環境を持続しながら心身共に豊かな生活を送るためには その生命の源である 食 に関する地球規模での究極的な課題に挑戦し 食の生産性やエネルギー依存形態を変革することが必須である この第 2 の緑の革命を実現するためには 農学や工学の基盤技術を深い理解の上に 食料 環境 エネルギーの相互不可分の関係を理解し 人類生存の究極課題に熱意を持って挑戦するリーダーが必要である このような課題認識に基づき 生命の源である 食 に関する地球規模での究極的な課題に挑戦し 食の生産性やエネルギー依存形態を変革する構想力と 実践力 を備えた国際的なリーダーを養成することを目的とした この人材養成の目的を達成するために プラクティカルサイエンス ( 実践科学 ) 学位プログラム を導入し 以下の人材養成の目標を達成すべく体系的に教育を行う 高度な実践型研究人材として 食料 環境 エネルギーの相互不可分の関係を理解し 人類生存の究極課題に熱意を持って挑戦できる 複合領域に跨がる広い専門分野の人材を統率してチームを作り コミュニケーション力をもって国際社会で活躍できる 目標実現に向かって自らの洞察力で見出した課題について 強い意志で挑戦 実行 完遂できる プラクティカルサイエンス ( 実践科学 ) 学位プログラムを推進する大学院教育課程では 世界の第一線の大学等との連携によって グリーン クリーン食料生産オープンイノベーション を展開する 支援期間終了後はその実績に基づき 独自予算および外部資金獲得枠を応分に拡大してプログラムを発展的に継続する 本学位プログラムは 食料生産とその関連分野に関する重要課題解決に向かう優れた人材養成のために 本学の世界レベルでの研究 教育実績と 国際連携ならびに産学官連携を基軸として 実社会で活躍できる人材養成のための最高レベルの人材養成拠点とするものである 当該大学院入学後の学生は 研究室ローテーションにより 3 名の教員から研究指導を受ける また 人間力強化に向けて 人文社会系や語学表現に力点を置いた基盤科目を設定する さらに 社会交流科目によって 企業に出向く実践型インターンシップや海外留学 ( 長期海外派遣 ) を経験するシステムとし 実践力を具備したリーダー養成を可能とする 学生の主体性を確保するために 学生に自分の裁量で使える研究費を与え 自らの意思と判断で学会への参加や調査を行うことを可能にする等の仕組みも導入する 本学位プログラムにより学位授与者数は 年当たり 20 名を目標としている 本プログラムは全学的な大学院教育改革構想に基づき 全学的な融合領域としての大学院新専攻 ( 実践科学専攻 ) を 生物システム応用科学府 (BASE) を責任部局として設置し 新専攻の設置に伴う教育研究スペース 施設等を大学の責任の下で完備させる また 海外機関との連携教育 海外大学からの学生の招聘 支援スタッフの雇用等について, 大学独自予算により実施する 当該専攻の教育は 国内外から第一線の教員を招聘すると共に 全学から厳正な審査によって選出された 教育理念を共有する意欲的な教員が参加し 全学の大学院研究科に当該リーダー養成プログラムを波及させる 教員に対しては資格再審査制度を設け 所定の業績評価期間ごとに審査を受け 基準を満たさない場合は当該専攻担当資格を停止するものとする 新任教員はテニュアトラック方式により支援期間内に雇用すると共に 支援期間終了後は一定の基準を満たした教員はテニュアとして 当該大学院教育研究を担当する これによって 明確な目標設定と競争的な環境の中で 教員 学生それぞれが切磋琢磨する体制を構築する 本プログラムでは 学位審査は 5 名以上の教員ならびに外部評価委員によって実施し 客観的な視点から教育研究目標の達成度を厳格に評価できる体制とする 所定のコースワークの科目群を履修すると共に博士論文の作成を行う 特に 実践を伴う科目ならびに博士論文の作成に至るプロセスの評価においては 1 独創性 2 発展性 3 実践性を重視した総合評価を行ない 最終審査とする
学位プログラムの概念図 ( 優秀な学生を俯瞰力と独創力を備え広く産学官にわたりグローバルに活躍するリーダーとして養成する観点から コースワークや研究室ローテーションなどから研究指導 学位授与に至るプロセスや 産学官等の連携による実践性 国際性ある研究訓練やキャリアパス支援 国内外の優秀な学生を獲得し切磋琢磨させる仕組み 質保証システムなどについて 学位プログラムの全体像と特徴が分かるようにイメージ図を書いてください なお 共同実施機関及び連携先機関があるものについては それらも含めて記入してください )
機関名東京農工大学 プログラム名称グリーン クリーン食料生産を支える実践科学リーディング大学院の創設 [ 採択理由 ] 東京農工大学の特長を活かした農学と工学の融合によって グリーン クリーン食料生産という時宜を得たターゲットの設定の下 新時代における実践的なリーダーを育成するための明確な目標を有した 優れたプログラムである また 本プログラムは教職員の意識改革を強く意識した運営を計画している点も評価できる 本プログラムによって 優れたリーダーを育成するだけでなく 教員のレベルアップを同時に実現しようとする試みは重要である さらにプログラムに参加する学生の指導教員を複数化することによって これまでにない異分野での融合が教育と研究の両面において実現することが期待できる 本プログラムを実現させるためのグローバル教育連携ネットワークが すでに海外研究機関や国内企業を含めて整っており それを保証するための全学的な取り組み体制が整備されている点は高く評価できる 本プログラムの実現性をより高めるために グリーン クリーン食料生産に必要不可欠な環境科学面と社会科学面での教育をさらに充実 強化することを強く期待したい