就学事務システム(学齢簿編成等)標準仕様書【第1.0版】(第1章~第3章)

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1 就学事務システム 学齢簿編製等 標準仕様書 第 1.0 版 令和 3 年 2021 年 8 月

2 目次 第1章 本仕様書について 1 背景 2 目的 3 対象 4 本仕様書の内容 第2章 業務フロー等 1 業務フロー 2 ツリー図 3 DFD (Data Flow Diagram) 第3章 機能要件 管理項目 学齢簿関連データ その他の管理項目 検索 照会 操作 学齢簿関連データ 照会 操作 抑止設定 学齢簿管理 新規就学者登録 学齢簿異動 学校の新設 統廃合 発行 通知書等出力 名簿出力 学齢簿情報出力 成人式案内出力 運動会案内出力 統計 支援対象 抑止対象 不就学 その他 バッチ / 329

3 7 共通 エラー アラート項目 第4章 様式 帳票要件 様式 帳票全般 新規就学者登録 学齢簿異動 学校の新設 統廃合 通知書等出力 名簿出力 学齢簿情報出力 成人式案内出力 運動会案内出力 統計 支援対象 抑止対象 不就学 その他 第5章 データ要件 1 データ構造 2 文字 第6章 連携 就学事務システム 学齢簿編製等 への取込 就学事務システム 学齢簿編製等 からの出力 第7章 非機能要件 第8章 用語 / 329

4 目次 詳細 第1章 本仕様書について 1 背景 2 目的 1 目指す姿 2 本仕様書の目的 3 対象 1 対象自治体 2 対象分野 3 対象項目 デジタル社会を見据えた対応 4 本仕様書の内容 1 本仕様書の構成 2 標準準拠の基準 3 想定する利用方法 4 本仕様書の改定 各自治体の調達仕様書の範囲との関係 第2章 業務フロー等 1 業務フロー 学齢簿管理 新規就学者登録 新就学者一括登録 新就学者確定 学齢簿管理 学齢簿異動 転入学 編入学 新就学者異動 学齢簿の記載事項等の変更 学校選択制 就学校の変更 区域外への就学 区域外からの就学 国 私立就学 進級 卒業 学齢簿管理 学校の新設 統廃合 学校の新設 統廃合 発行 通知書等出力 入学予定通知書 / 329

5 5.1.2 学校選択制通知 健康診断通知書 健康診断票 入学通知書 就学校変更満了通知書 区域外就学満了通知書 発行 名簿出力 学齢簿 発行 学齢簿情報出力 学齢簿情報 発行 統計 人口推計 集計表 発行 支援対象 抑止対象 支援対象者一覧 抑止対象者一覧 発行 不就学 日本人 外国人出入国記録照会 外国籍児童への就学案内 2 ツリー図 学齢簿管理 発行 3 DFD (Data Flow Diagram) 学齢簿管理 新規就学者登録 転入学 編入学 新就学者異動 学齢簿の記載事項等の変更 ,4, 区域外への就学 区域外からの就学 進級 卒業 学校選択制 就学校の変更 国 私立就学 学校の新設 統廃合 発行 通知書等出力 名簿出力 学齢簿情報出力 統計 支援対象 抑止対象 / 329

6 5.8 不就学 第3章 機能要件 管理項目 学齢簿関連データ 児童生徒データの管理 保護者データの管理 市町村内学校関連データの管理 区域外学校関連データの管理 特別支援学校関連データの管理 督促関連データの管理 猶予 免除関連データの管理 学齢簿変更関連データの管理 支援対象者関連データの管理 備考関連データの管理 メモ関連データの管理 その他のデータの管理 その他の管理項目 データ変更記録の管理 入力場所 入力端末 学齢簿情報の削除 公印管理 認証者 通知書発行履歴の管理 学区管理 学校の新設 統廃合 コード パラメータ管理 帳票管理 健康診断通知書管理 入学通知書管理 検索 照会 操作 学齢簿関連データ 検索機能 検索文字入力 基本検索 照会 学齢簿照会 / 329

7 世帯員照会 異動履歴照会 通知書発行履歴照会 漢字文字の照会等 支援対象者照会 操作 抑止設定 キーボードのみの画面操作 異動 発行 照会抑止 学齢簿管理 新規就学者登録 新就学者一括登録 学区 保護者 入学予定者の個別登録 就学予定者の確認 新就学者一括登録 新就学者確定 入学確定処理 学年 小学校入学者名簿 学齢簿異動 転入学 編入学 新就学者異動 転入者 編入者の異動 二重登録 転入学の通知 編入学の通知 学齢簿の記載事項等の変更 住民基本台帳異動の自動反映 住基異動者の確認 学齢簿記載内容の変更 学齢簿の消除 不就学 猶予 免除 就学の猶予 免除の通知 学校への通知 学校選択制 / 329

8 学校選択制度 抽選機能 学校選択制の案内 就学校の変更 就学校変更の申請 許可期間の満了 変更許可の通知 区域外への就学 区域外への就学 区域外就学の解除 区域外就学期間の満了 区域外からの就学 区域外からの就学 区域外就学の申請 区域外就学協議書 区域外就学許可の通知 国 私立就学 国 私立就学 国 私立就学の届出 学校への通知 就学通知書の回収 就学校の変更 進級 卒業 進級 卒業一括処理 卒業年月日 原級留置対象者の把握 中学校入学者名簿 就学校変更満了日 学校の新設 統廃合 学校の新設 統廃合 学校の新設 統廃合 発行 通知書等出力 入学予定通知書 学校選択制通知 健康診断通知書 健康診断票 / 329

9 入学通知書 就学校変更満了通知書 区域外就学満了通知書 名簿出力 学齢簿情報出力 人口推計 集計表 学区 地域別人口統計表 学区 学校 地域別集計表 小学校 学区 学校 地域別集計表 中学校 教育人口等推計表 支援対象 抑止対象 支援対象者一覧 抑止対象者一覧 不就学 日本人 外国人出入国記録照会 外国籍児童への就学案内 その他 学区別児童生徒一覧 外国籍児童一覧 外国籍生徒一覧 各種通知書発送者文字切れリスト バッチ 運動会案内 統計 成人式案内 運動会案内出力 学齢簿情報 成人式案内出力 学齢簿 バッチ処理 共通 EUC 機能ほか アクセスログ管理 操作権限管理 操作権限設定 ヘルプ機能 / 329

10 8 7.6 中間標準レイアウト仕様での出力 印刷 文書番号及び発行年月日 公印 職名の印字 文字溢れ対応 エラー アラート項目 エラー アラート項目 第4章 様式 帳票要件 様式 帳票全般 様式 帳票全般 通知書の標準レイアウト 一覧表の共通項目 発送者一覧の共通項目 新規就学者登録 小学校就学予定者一覧 保護者情報チェック一覧表 保護者警告チェックリスト 異動通知書 学齢簿異動者一覧 小学校入学者名簿 学齢簿異動 転入学通知書 編入学通知書 同一人リスト 住基異動者リスト 就学猶予 免除通知書 就学校変更申請書 就学校変更許可通知書 就学校変更者一覧 区域外就学者一覧 区域外就学申請書 区域外就学協議書 区域外就学承諾書 区域外就学許可通知書 中学校入学者名簿 原級留置対象者一覧 / 329

11 4.4 学校の新設 統廃合 新設校 廃校に伴う入学通知書 新設校 廃校に伴う入学通知書発送者一覧 各種通知書発送者文字切れリスト 通知書等出力 入学予定通知書 入学予定通知書発送者一覧 学校選択制案内書 学校選択制案内書発送者一覧 学校選択制調査書 小学校 学校選択制調査書 中学校 健康診断通知書 健康診断通知書発送者一覧 健康診断票 健康診断予備調査票 健康診断結果通知書 健康診断結果通知書発送者一覧 小学校入学通知書 小学校入学通知書発送者一覧 中学校入学通知書 中学校入学通知書発送者一覧 就学校変更満了通知書 就学校変更満了通知書発送者一覧 区域外就学満了通知書 区域外就学満了通知書発送者一覧 名簿出力 学齢簿 単票 学齢簿情報出力 学齢簿情報 学齢簿の一覧情報 成人式案内出力 成人式案内 成人式案内送付一覧 運動会案内出力 運動会案内 運動会案内送付一覧 統計 / 329

12 学区 地域別人口統計表 学区 学校 地域別集計表 小学校 学区 学校 地域別集計表 中学校 教育人口等推計表 支援対象 抑止対象 支援対象者一覧 抑止対象者一覧 不就学 日本人 外国人出入国記録照会書 日本人 外国人出入国記録照会書発送者一覧表 外国籍児童への就学案内 その他 学区別児童生徒一覧 外国籍児童一覧 外国籍生徒一覧 第5章 データ要件 1 データ構造 2 文字 第6章 連携 就学事務システム 学齢簿編製等 への取込 地域情報プラットフォーム標準仕様に基づく連携 他業務照会 就学事務システム 学齢簿編製等 からの出力 地域情報プラットフォーム標準仕様に基づく連携 学齢簿連携 第7章 非機能要件 第8章 用語 / 329

13 第1章 12 / 329 本仕様書について

14 1 背景 地方自治体におけるデジタル ガバメントを実現するためには デジタル手続法に基づく 取組について地方自治体への展開を促し 自治体行政の様々な分野で 団体間比較を行いな がら 地方自治体及び関係府省庁が連携して ICTやAI等の活用 業務プロセスやシス テムの標準化等による業務効率化を進めることが重要となる 更に 新経済 財政再生計画改革工程表 においては 就学に係る業務支援システムは 地方自治体業務プロセス システム標準化等に関する関係府省会議 の方針等を踏まえ 速やかに自治体における業務プロセスやシステム整備の実態を把握し 標準化 共有化に向 けた検討体制を構築し その後 住民記録システムの成果を反映し 標準仕様書を作成する 等 標準的なクラウドシステムへの移行に向けた技術的作業を進めることが示されている 地方自治体システムは これまで各自治体で独自に発展させてきた結果 システムの発 注 維持管理等を各自治体が個別に対応せざるを得なかったが 今後はクラウド導入等を通 じたシステム標準化 共有化や業務プロセスの見直しにより 職員の業務負担軽減やシステ ム構築 維持費等の削減を考えなければならない そのような背景を踏まえ 地方自治体における学齢簿編製 管理業務を行う就学事務シス テム 以下 就学事務システム 学齢簿編製等 という や業務プロセスの調査等を行い 自治体における就学事務システム 学齢簿編製等 のカスタマイズを抑制しつつ システム の共同化や自治体クラウドの推進に資する標準仕様書を作成することとする 就学事務システム 学齢簿編製等 標準仕様書 以下 本仕様書 という は 5 回の有 識者検討会及び市町村 ベンダへのヒアリング 意見照会を経て 策定されたものである 13 / 329

15 2 目的 1 目指す姿 本仕様書が目指す姿は 自治体の情報システムは これまで各自治体が独自に構築 発展させてきた結果 シ ステムの発注 維持管理等を各自治体が個別に対応せざるを得ず 人的 財政的負担 が生じている 就学事務システム 学齢簿編成等 の標準化で目指す姿は クラウド 上でシステムのアプリケーションサービスを提供し 各自治体は原則としてカスタマ イズせずに利用することで システム構築 維持費等を削減し 職員の業務負担を軽 減して業務が行える姿 とする 各主体にとってのシステム標準化のメリットは以下に示すとおりであり 標準 仕様書を作成することで システムの共同化や自治体クラウドの推進に資することを目 的とする (ア)保護者等のサービス利用者 自治体に対して異なる手続で実施していた申請等が統一的に実施可能となり 手続の 簡素化や合理化が実現する (イ)自治体 限られた人材や専門的な知識 ノウハウを共有することで 自治体のシステム調達等 の業務及び調整に係るコストが減少し 本来自治体職員が行うべき業務に人材を充当で きるようになる また 財政面においては カスタマイズの抑制 システムの共同化に よる割り勘効果を生むことで 導入 維持管理の費用を削減する (ウ)ベンダ 個別のカスタマイズ要望が減ることにより 個別自治体との調整やカスタマイズのた めのプログラミングの負担が減少し 人口減少下で稀少化するシステムエンジニアの人 員を AI RPA 等の攻めの分野に投入し 創意工夫により競争することが可能となる 14 / 329

16 2 本仕様書の目的 我が国の自治体が中長期的な人口構造の変化に直面する中にあっても 住民サービスの 維持 向上を続けるためには 共同クラウド化 広域クラウド化等を通じた自治体の職員負 担の削減 ベンダの負担の削減やベンダ間での円滑なシステム更改等を通じた自治体の財 政負担の削減を進める必要がある また デジタル社会において実現 普及する技術を取り 入れることで 自治体は デジタル社会に対応した住民サービスを提供することが求められ る それを実現する手段として システムの標準化を進めることとし その基礎となる標準仕 様書の作成を通じて 以下の3つの目的を実現する 目的1 カスタマイズを原則不要にする 今あるカスタマイズの中で 普遍的に有用性が認められるものは標準的に実装すべき 機能として標準仕様書に盛り込み そうでないものは実装しない機能とすることで 人 口規模が大きな自治体でも 標準準拠パッケージであればカスタマイズなしで支障なく 業務が行える ようにして カスタマイズを原則不要にする 目的2 ベンダ間での円滑なシステム更改を可能にする ベンダ間共通の標準装備すべき機能やデータの標準等を定めることで ベンダ移行時 の円滑なシステム更改を可能にする 目的3 自治体行政のデジタル化に向けた基盤整備を行う デジタル社会に必要な機能のうち現段階で普遍的に有用性が認められるものを搭載す ることで 自治体行政のデジタル化に向けた基盤整備を行う 15 / 329

17 具体的には 目的1 カスタマイズを原則不要にする に関して 現時点で実装されてい るカスタマイズのうち 標準的に実装すべき機能と実装しない機能の仕分けを行うことに より カスタマイズについての自治体内 自治体間 自治体 ベンダ間の調整コストの削減 導 入 維持管理や制度改正時の負担 重複投資 の削減 自治体間の調整コストの削減による 自治体間のシステム共同化の円滑化 カスタマイズについてのシステムエンジニアのプログラミングの負担の削減 を 目的2 ベンダ間での円滑なシステム更改を可能にする に関して 異なるベンダ間に おいて データの標準や 標準装備すべき機能を定めることにより 現在 ベンダが異なる自治体間も含めた共同クラウド化 広域クラウド化 ベンダロックインの防止による健全な競争の促進 を 目的3 自治体行政のデジタル化に向けた基盤整備を行う に関して デジタル社会に 必要な機能を搭載することにより 住民の利便性向上 自治体のデータ入力の負担の削減 を目指している 16 / 329

18 17 / 329 自 治 体 行 政 の デ ジ タ ル 化 に ベ ン ダ と 協 議 す る こ と が 不 要 に 住民の利便性向上 向 け た 基 盤 整 備 目 的 3 各 自 治 体 が デ ジ タ ル 社 会 に 必 要 な 機 能 に つ い て 個 別 に 紙 媒 体 の 申 請 書 を シ ス テ ム に 入 力 す る 作 業 が 不 要 に 共同クラウド化 広域クラウド化 時間外勤務等の 削減 住民サービスの向上のために財源を集中 自治体の財政負担の削減 人口減少社会 デジタル社会における住民サービスの維持 向上 住民サービスの向上のために人材を集中 自治体の職員負担の削減 ベンダから見た システムの原価を削減 ベンダの 負担の削減 ベンダロックイ ンを防ぎ 健全な競争を促 進 ベンダ間での円滑なシステム更改 自治体 ベンダ間の調整コストの削減 スケールメリットを生かしたハード ウェアの導入 維持費用の削減 調達時 制度改正時の負担 重複投資 を削減 目的2 異なるベンダ間において データ移行における移行ファイルの標準や 標準装備すべき機能を設定 カスタマイズについての SE のプログラミングの負担の削減 自治体 ベンダ間の 調整コスト の削減 現在 ベンダが 異なる自治体間で も共同クラウド化 カスタマイズを原則不要に 自治体間の調整コストを 削減し 自治体間のシス テム共同化が容易に 目的1 今あるカスタマイズのうち 標準仕様書に盛り込む機能と 盛り込まない機能を仕分け サーバの構築 維持管理負担の削減 調達時 制度改 正時の負担 重 複投資 を削減 カスタマイズに ついての自治体 内 自治体間 自治体 ベンダ 間の調整コスト の削減 マイナンバーカードの活用や データ利活用等の デジタル社会に必要な機能を搭載 標準仕様書の作成

19 3 対象 1 対象自治体 本仕様書の対象自治体は 全ての市町村とする なお 本仕様書における 市町村 の区とは 特別区のことであるが 法令で指定都市の 区及び総合区が市と 区長及び総合区長が市長とみなされる場合は 法令と同様の扱いとす る ただし 本文中の各項目に記載のとおり 指定都市のみ異なる要件としているものもあ る 2 対象分野 本仕様書が規定する対象分野は 地域情報プラットフォーム標準仕様 V3.6 における就学 ユニットの 20.1 学齢簿管理 20.2 発行 を対象とする これは概ね学齢簿編製制度上の事務として 学校教育法施行規則第 30 条に則るものとす る 加えて 出入国管理及び難民認定法改正に基づく外国籍の項目 特別支援学校の副籍の 管理など 学校教育法施行規則第 30 条に含まれない事項も 本仕様書において実装すべき 機能として位置付けているものもある 本仕様書では 標準仕様書の作成の目的として 今あるカスタマイズの中で 普遍的に 有用性が認められるものは標準機能として標準仕様書に盛り込み そうでないものは盛り 込まないことで 標準準拠パッケージであればカスタマイズなしで支障なく業務が行える ようにして カスタマイズを原則不要にする ことを挙げている そのため 各自治体にお ける就学事務システム 学齢簿編成等 の実態を踏まえ 制度上の事務以外の機能であった としても 就学事務システム 学齢簿編成等 の中で一体的に処理されることについて普遍 的に有用性が認められるものであれば 実装すべき機能として盛り込むこととした また逆 に 他機能で代替できるものや デジタル社会を見据えた場合に紙で業務を行うことを前提 としたもの等については 実装しない機能として整理した 3 対象項目 本仕様書では 以下の項目について規定する 機能要件 第3章 様式 帳票要件 第4章 データ要件 第5章 18 / 329

20 連携要件 第 6 章 非機能要件 第 7 章 データ要件 連携要件及び非機能要件については 地方自治体の業務システム間や他の 行政機関等との横断的なものであることから 内閣官房情報通信技術 IT 総合戦略室 デジタル庁設置後はデジタル庁 が 制度を所管する各府省及び関係団体の協力を得 て詳細化する 以下の項目については原則として規定しない ただし カスタマイズの発生源になってい る場合等についてはこの限りでない 画面要件 ヘルプやガイドの具体的内容等 業務遂行に必須ではなく専ら操作性に関する機能 このうち 機能要件 様式 帳票要件及び連携要件は カスタマイズの発生源になってい る部分であるため 2 2 本仕様書の目的 に示した目的1 カスタマイズを原則不要 にする から本仕様書の対象とすることとした また 機能要件 データ要件及び連携要件 は ベンダ間での円滑なシステム更改を阻害している部分であるため 目的2 ベンダ間で の円滑なシステム更改を可能にする から本仕様書の対象とすることとした さらに 目的 3 自治体行政のデジタル化に向けた基盤整備を行う から デジタル社会に必要な機能に ついては これらの要件の中に反映した なお 様式 帳票要件では 就学事務システム 学齢簿編成等 を標準化するという観点 から 多くの自治体において就学事務システム 学齢簿編成等 から出力する様式 帳票 例 通知書 について規定することとし 多くの自治体において就学事務システム 学齢 簿編成等 から出力するとは限らない様式 帳票については規定しないこととした デジタル社会を見据えた対応 本仕様書は これからのデジタル社会においてあるべき姿 電子化 ペーパーレス化 を 視野に標準を設定するとしつつも これからのデジタル社会においてあるべき姿にそのま ま即したものには必ずしもなっていない 例えば 本仕様書において 様々な紙の証明書に ついて規定しているが バックヤードのデータ連携が進めば 今後 必要性が低下していく ものと考えられる また データ構造や文字についても 直ちにあるべき姿に移行するとせ ずに 経過措置を設けている また これからのデジタル社会を見据えれば 実務やシステムの前提となる制度自体を見 直すべきという考え方もあり得る しかし そうした制度自体の検討については 一朝一夕 にできるものではなく 今回 制度自体の見直しも含めて検討するとすれば 標準化の実現 が更に先に延びることになる また 標準仕様書は その性質上 多くの自治体に採用され 19 / 329

21 て初めて本来の意味での標準となるものであることから あまりにも現在の実務から乖離 した仕様書となれば 多くの自治体にとって採用することが困難となり 実効性が失われる そこで 本仕様書としては 電子化 ペーパーレス化も含め これからのデジタル社会に おいてあるべき姿を視野に入れつつ 現行制度の下で 多くの自治体が支障なく対応できる ものについて できる限り盛り込むこととした 他方 デジタル社会を見据え 様々な社会環境の変化に対応するためには 本仕様書の作 成後 実務やシステムの前提となる制度を随時見直していくことが重要であり 制度の見直 しとともに本仕様書を改定していくことが求められる 20 / 329

22 4 本仕様書の内容 1 本仕様書の構成 第1章では 本仕様書の背景 目的 対象及び内容について記載している 第2章では 第3章で規定する機能要件が業務上どのように位置づけられ 有効に機能す るのかについて自治体及び事業者の共通理解を促すため それらに対応したモデル的な業 務フローを示している ここで示した業務フローは 実際の各自治体における業務フローを 拘束するものではないが 現在の業務フローでは 本仕様書における機能要件どおりの機能 で業務を行うことが難しいと考える自治体は 現在の業務フローを本仕様書に示す業務フ ローに寄せることで 本仕様書における機能要件どおりの機能で業務を行うことが期待さ れる また 第2章ではツリー図についても併せて示している ツリー図は 第3章で規定する 機能要件の構成が 必要な機能を網羅しているかを俯瞰的に把握するために示す 機能要件 の 1 節を 1 枚のツリー図で記載することで視認性を向上させるとともに APPLIC の業務 アプリケーションユニット仕様など 他の仕様との比較も容易になる DFD については 第3章で規定する機能要件がどのようなデータを入出力するか どういった外部組織及び システムと関連を有するかを視覚的に把握するために示している このため DFD に記載 する範囲は機能要件の構成と一致させ 機能要件の 1 節を 1 枚の DFD で記載しており 業 務上は一つの事務手続の中で連続して実行される機能でも DFD 上では分離されている場 合がある 第3章 第4章 第5章 第6章及び第7章では それぞれ 就学事務システム 学齢簿 編製等 が備えるべき機能要件 様式 帳票要件 データ要件 連携要件及び非機能要件に ついて記載している 2 標準準拠の基準 にあるように これらの章が パッケージシ ステムが本仕様書に準拠するための判断基準となるものであり 言わば本仕様書の本体部 分である 第8章では 本仕様書において用いている用語について 解釈の紛れがないよう 定義し ている 21 / 329

23 2 標準準拠の基準 本仕様書の対象は地域情報プラットフォーム標準仕様 V3.6 における就学ユニットの 20.1 学齢簿管理 20.2 発行 を対象とする また学齢簿編製制度上の事務として 学校 教育法施行規則第 30 条に則るものとする 加えて 出入国管理及び難民認定法改正に基づ く外国籍の項目 特別支援学校の副籍の管理など 学校教育法施行規則第 30 条に含まれな い事項も 本仕様書において実装すべき機能として位置付けているものもある この対象範 囲において定義すべき機能について 実装しない機能 実装してもし なくても良い機能 の3類型に分類した 可能な限り3類型のいずれに該当するか分類をし た上で 定義すべき機能の範囲内で分類されていない機能は カスタマイズ抑制 ベンダ間 移行の円滑化の観点から 実装しない機能と同様のものとして位置付ける パッケージシステムが本仕様書に準拠するためには 第3章 第4章及び第5章に規定す るをいずれも実装し 実装しない機能 及び分類されていない機能を いずれも実装しないことが必要である ただし 分類されていない機能のうち 自治体やベ ンダの創意工夫により新たな機能をシステムに試行的に実装させて機能改善の提案を行う 場合は 当該試行についてあらかじめ公表し 当該試行を本仕様書に盛り込む提案となるこ とを条件にして実装することを可能とする 実装してもしなくても良い機能 は 実装し ても 実装しなくても 実装した上で自治体が利用を選択できることとしても いずれも差 し支えない また 本仕様書に準拠しているかどうかは 3 1 対象自治体 で示した指定都 市 中核市等及び一般市町村の類型ごとに判断される 特に明記しない限り 3類型全て に当てはまる要件として記載しており 必要に応じて 指定都市においては 一般市町村においては 実装してもしなくても良い のように記載している なお 実装すべき機能には 法令上必ず使用しなければならない機能と必ずしも使用し なくてもよい機能があり 各機能を使用するか否かは個別に選択することが可能である 3 想定する利用方法 本仕様書については 各ベンダが 政府の情報システムについて 共通的な基盤 機能を提供する複数のクラウ ドサービス IaaS PaaS SaaS の利用環境 仮称 Gov-Cloud 上において 本仕 様書に準拠しているシステムを提供し 各自治体は 本仕様書に準拠しているパッケージシステムをカスタマイズすることなく利 用する ことが推奨される 22 / 329

24 自治体においては 人口減少による労働力の供給制約の中 システムについて十分な知見 がなくても 負担なくシステムを利用できる必要があり 自治体としては 改めて本仕様書 に示した個別の要件を一々提示して RFI (request for information)や RFP (request for proposal) 更には Fit & Gap 分析を行って調達するのでなく 単に 本仕様書に準拠してい るパッケージシステムであることを要件に付するだけで カスタマイズをすることなく利 用できることを想定している 自治体クラウドを検討する際にも 自治体内 自治体間で一 から検討することなく 本仕様書に準拠しているパッケージシステムを共同利用すること を前提に検討することが可能となることを想定している また 本仕様書は 文部科学省のほか 指定都市を含む 6 市町村 また 100 以上の自治 体に対して就学事務システム 学齢簿編製等 の納入実績がある 10 ベンダを含む関係者の 関与の下 人口規模に応じて 本仕様書における機能さえあればカスタマイズなしで支障な く業務が行えるように 実装すべき機能と実装しない機能をその理由とともに整理したも のである そのため 自治体内での検討や自治体 ベンダ間の協議の際に 仮に本仕様書に おける機能と異なる機能が必要ではないかという議論があった場合 限られた人員 財源の 中で 果たして当該自治体だけ特別に必要な機能なのか 本仕様書が想定する業務フローを 参照することで効率的な運用となるよう見直しが必要ではないか という観点から 本仕様 書に記載した内容から必要 不要の整理を判断するための参照資料となることも想定して いる 4 本仕様書の改定 本仕様書については 制度改正時のほか 自治体やベンダからの創意工夫によるシステム の機能改善等の提案がある場合や 新たな技術が開発されるなどデジタル化の進展等がみ られる場合にも 関係者の関与の下で改定することを想定している とりわけ 制度改正に より本仕様書を改正する必要がある場合は 制度の施行時期を勘案して改定する 改定後の 本仕様書に基づいて ベンダがクラウド上で一括してシステムを改修することにより 制度 改正等のたびごとに個々の自治体が個別にベンダと協議して改修を行う必要がなくなると 想定される 各自治体の調達仕様書の範囲との関係 本仕様書を用いることにより 学齢簿編製事務を運用することは可能であり 本仕様書の 対象範囲については本仕様書に記載された内容で調達する必要がある しかしながら 各自治体においては 本仕様書の対象範囲外の機能や地域情報プラットフ ォームの別ユニットと併せて調達すること また本仕様書に規定されていない非機能要件 を設けること等も想定され 各自治体の調達仕様書の範囲と標準仕様書の範囲は必ずしも 一致しないと考えられる この場合においても 各自治体の情報システムの調達において 23 / 329

25 本仕様書の範囲の業務について本仕様書に記載された内容で調達する限りにおいては こ のような対応も許容される 例えば オールインワンパッケージを採用している自治体は 住民情報や税務等の分 野も併せて調達することになるが その場合 調達仕様書の範囲が本仕様書の範囲と異なる ことは差し支えない 24 / 329

26 第2章 25 / 329 業務フロー等

27 1 業務フロー 本仕様書に業務フローを記載する目的は 本仕様書における機能要件に対応したモデル 的な業務フローを示すことにより 自治体及び事業者による共通理解を促すことである 本仕様書に記載する業務フローは 実際の各自治体における業務フローを拘束するもの ではない ただし 現在の業務フローでは 本仕様書における機能要件どおりの機能で業 務を行うことが難しいと考える自治体は 現在の業務フローを本仕様書に記載する業務フ ローに改め 本仕様書における機能要件どおりの機能で業務を行うことが期待される 本業務フローの作成に当たっては 地方公共団体情報システム機構 地方公共団体の情 報システム調達における機能要件の表記方法に関する調査研究 平成 27 年3月 を参考 に 表記方法の国際標準である BPMN Business Process Model and Notation の手法を 用いて記述した なお 本章 第2章 業務フロー等 の見出しの番号は 次章 第3章 機能要件 第4 節 学齢簿管理 及び 第5節 発行 の見出しの番号 通し番号 と合致している レーン 1 レーン 2 プールとレーン プールの中に関係者とその活動内容が記載される 1組織が1つのプールとし て示され レーン1と2は当該組織内の部署や役割を示す またプ ールは プール2のように外部組織を表現する場合などには内部に何も記載しない 状態で表現することもできる マニュアルタスク 人が手作業で行うタスクであること を示す プール 2 プール1 BPMN凡例 ユーザータスク 人が情報システム等を使って行うタスクであること を示す 開始イベント 事務の開始を示し 必ず記載する必要がある サービスタスク 情報システムによって自動化されているタスクであることを示す 終了イベント 事務の終了を示し 必ず記載する必要がある 排他ゲート ウェイ 業務フローの分岐や結合 XOR条件 で使われ 条件に基づいて判断が行わ れることを示す 本資料では分岐と統合の両方で使用し 分岐 流出 または 結合 流入 する経路のうち 必ずいずれか一つの経路に流れることを示す メッセージ開始イベント 他のプールからのメッセージを受け取ることで事務 が開始することを示す メッセージ終了イベント 他のプールにメッセージを送って 事務が終了する ことを示す イベントベースゲートウェイ 業務フローの分岐で使われ その先には複数のタイマー中間イベントやメッ セージ受信中間イベント 受信タスク等が接続される 接続されたイベントや タスクのうち 最初に発生したもののみが実施されること を示す メッセージ受信中間イベント 業務フロー図の中間に配置され 他のプールからの メッセージを送信するまで作業が待機されること を示す データストア 業務フロー内において継続的に参照されたり更新されたりする 蓄積された 情報群を示す メッセージ送信中間イベント 業務フロー図の中間に配置され 他のプールにメッセージ を送って から 直ちに次の作業に移ることを示す データオブジェクト アクティビティで必要とされるデータや作成されるデータ を示す シーケンスフロー イベントやアクティビティ同士を接続する タイマー開始イベント 特定の日時または定期的な周期で事務が開始されること を示す メッセージフロー プールを跨いでメッセージ のやり取りがあることを示す際に使用する メッセ ージとは口頭や文書 メール等である 同一プール内では使用できない タイマー中間イベント 業務フロー図の中間に配置され 特定の日時または定期 的な周期になるまで作業を待機することを示す 関連 データ関連 データや注釈との関連があることを示す データス トア間の接続にはデータ 関連を用いる 26 / 329

28 27 / 329 住民 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 開始 就学猶予 免除の 申請状況確認 4 1 1 学齢簿システム 新就学者登録 住民記録情報 新規就学者登録 小学校就学予定者一覧 確認 終了 新就学者一括登録 小学校就学前登録 業務フロー 4.1 学齢簿管理 新規就学者登録 新就学者一括登録

29 28 / 329 住民 業務フロー 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 4月1日 学校入学年月日 学年情報の登録 4 1 2 学齢簿システム 学校入学年月日 確定処理 新規就学者登録 小学校入学者名簿 確認 終了 新就学者確定 新就学者の学校入学年月日等を更新 新就学者確定

30 29 / 329 住民 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 届出 開始 保護者 転入学 編入学 通知書 学齢簿情報 反映 新規登録 住基異動者リスト 内容確認 本人確認 受理 入力 照合 学齢簿 システム 住民記録 情報 No 住民票担当課で 通知書発行可能 通知 終了 同一人 リスト 内容確認 本人確認 受理 学齢簿 システム 入力 照合 学齢簿情報 反映 No 新規就学者 Yes No 通知 保護者 入学予定通知等は 初期登録者とあわせ 一括で発送 通知 異動通知書 学齢簿異動者一覧 終了 Yes 入学予定通知書等 一斉発送後 以下は必要に応じてあわせて実施 就学校変更手続きの案内 区域外就学手続きの案内 国 私立就学手続きの案内等 保護者 就学確認 報告 入力 照合 入学年月日 反映 学齢簿 システム 終了 就学後異動時 転入学通知書 編入学通知書 転入学 編入学 新規就学者異動 住民記録の転入等 新就学異動時 入学予定通知書 学校選択制通知 入学通知書 健康診断通知書 健康診断票等 一斉送付前の場合に作成 転入学 編入学通知書を住民票担当課で発行できない場合 保護者が自動的に設定できない 特別支援学校への就学 就学猶予 免除等 学齢簿情報への登録 変更が必要な場合 新規就学者の異動の場合 Yes 保護者 転入者 等 転入届 転出証明書 等 学齢簿異動 4 2 1 業務フロー 4.2 学齢簿管理 学齢簿異動 転入学 編入学 新就学者異動

31 30 / 329 住民 開始 学校長 届出 保護者 業務フロー 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 No Yes 住基異動者リスト 内容確認 本人確認 受理 原級留置 不就学 情報等報告 住民情報の変更 転居届 転出届 就学猶予 免除申請書 等 転居者 転出者 氏変更者 支援希望者 保護者変更 就学猶予 免除希望者 等 4 2 2 学齢簿 システム 住民記録 情報 入力 照合 No 通知 終了 内容確認 本人確認 受理 学齢簿 システム 入力 照合 転入学 編入学通知書を住民票担当課で発行できない場合 保護者が自動的に設定できない 就学猶予 免除等 学齢簿情報への登録 変更が必要な場合 Yes 保護者 学齢簿情報反映 変更 住所 氏 支援情報等 住民票担当課で 通知書発行可能 転入学 通知書 学齢簿異動 異動通知書 学齢簿異動者一覧 学齢簿情報反映 変更 保護者 就学猶予 免除等 通知 保護者 就学確認 報告 入力 照合 入学年月日 反映 学齢簿 システム 終了 転入学通知書 編入学通知書 就学猶予 免除通知書 支援対象者情報が 通知に含まれる際は 記載内容に注意すること 学齢簿の記載事項等の変更 学齢簿の記載事項等の変更

32 31 / 329 住民 保護者 開始 学校長 届出 業務フロー 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 入力 照合 学齢簿異動 中学校入学予定者 小学校6年生 で 学校が取りまとめる場合 学校選択制 調査書 等 内容確認 本人確認 受理 学校選択 申請書 等 学校選択希望者 4 2 3 就学校情報 変更 希望就学校 定員数確認 学齢簿 システム 入力 照合 学校選択制 学齢簿異動者一覧 終了 入学通知書をもって結果通知とする 学校選択制

33 32 / 329 住民 保護者 開始 学校長 届出 業務フロー 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 就学校変更者 一覧 希望就学校 定員数確認 入力 照合 学齢簿 システム 学齢簿異動 中学校入学予定者 小学校6年生 で 学校が取りまとめる場合 就学校変更 申請書 等 内容確認 本人確認 受理 就学校変更 申請書 等 就学校変更 希望者 4 2 4 Yes 就学校情報 変更 No 就学前 異動通知書 学齢簿異動者一覧 入学通知書をもって 結果通知とする 終了 通知 保護者 就学確認 報告 入力 照合 就学校変更 許可通知書 学齢簿 システム 終了 就学校の変更 就学校変更 特別支援学校等 入学年月日 反映 就学校の変更

34 33 / 329 住民 開始 業務フロー 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 1 他市町村 教育長 内容確認 区域外就学 承諾書 学齢簿異動 住民が他市町村の教育委員会に区域外就学の 申請を行い 申請を受けた教育長より通知 区域外就学 協議書 4 2 5 区域外就学者 一覧 就学校情報 変更 異動通知書 学齢簿異動者一覧 学齢簿 システム 区域外就学承諾書 入力 照合 通知 就学指定校に通知 終了 保護者への通知は行わない 区域外への就学 住民が他自治体の学校に就学 区域外への就学

35 住民 保護者 開始 届出 業務フロー 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 34 / 329 他市町村 区域外就学協議書 区域外就学承諾書 回答用の承諾書を 同時に送付 内容確認 本人確認 受理 区域外就学 申請書 等 区域外就学 希望者 住登外 4 2 6 協議書 照会 区域外就学 承諾書 学齢簿異動 確認 承諾書 確認 通知 宛名情報 就学校情報等 新規登録 住登外者の登録 異動通知書 学齢簿異動者一覧 学齢簿 システム 入力 照合 保護者 就学確認 報告 入力 照合 区域外就学 許可通知書 学齢簿 システム 終了 入学年月日 反映 区域外からの就学 他自治体の住民が自自治体の学校に就学 区域外からの就学

36 35 / 329 住民 開始 保護者 届出 業務フロー 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 内容確認 本人確認 受理 合格証 等 国 私立就学 希望者 4 2 7 学齢簿異動 学齢簿 システム 入力 照合 異動通知書 学齢簿異動者一覧 就学校情報 変更 通知 指定学校に通知 終了 保護者への通知は行わない 国 私立就学 国 私立就学

37 36 / 329 住民 開始 業務フロー 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 学齢簿 システム 進級 卒業 情報更新 4 2 8 新学年 卒業年月日 等 学齢簿異動 確認 異動通知書 学齢簿異動者一覧 中学校入学者名簿 原級留置対象者一覧 等 通知 在籍校 入学予定 中学校に通知 進級 卒業 終了 進級 卒業

38 37 / 329 住民 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 開始 学齢簿 システム 学区情報 新設 統廃合 更新 4 3 1 学区 等 学齢簿異動 確認 新設校 廃校に伴う 入学通知書一覧 各種通知書発送者 文字切れリスト 等 通知 保護者 新設校に通知 新設校 廃校に伴う 入学通知書 学校の新設 統廃合 終了 業務フロー 4.3 学齢簿管理 学校の新設 統廃合 学校の新設 統廃合

39 38 / 329 住民 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 10月 入学予定通知 作成 住民記録情報 学齢簿システム 5 1 1 各種通知書発送者 文字切れリスト 確認 学校選択制採用時等 事前通知を行う場合のみ実施 通知書出力 学校長 送付 保護者 入学予定通知書 発送者一覧 入学予定通知書 終了 入学予定通知書 業務フロー 5.1 発行 通知書等出力 入学予定通知書

40 39 / 329 住民 業務フロー 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 10月 学校選択制通知 作成 住民記録情報 学齢簿システム 5 1 2 確認 学校選択制案内書発送者一覧 各種通知書発送者文字切れリスト 通知書出力 学校長 送付 保護者 終了 中学校入学予定者 小学校6年生 で 学校が取りまとめる場合 学校選択制案内書 学校選択制調査書 学校選択制案内書 学校選択制調査書 学校選択制通知 学校選択制通知

41 40 / 329 住民 健康診断通知書 健康診 断票 健康診断通知一覧 作成 確認 各種通知書発送者 文字切れリスト 5 1 3 住民記録情報 学齢簿システム 10月 業務フロー 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 学校長 送付 保護者 通知書出力 健康診断通知書 発送者一覧 3月 健康診断通知書 健康診断票 健康診断予備調査票 学齢簿システム 健康診断結果通知書 健 康診断結果通知一覧作成 住民記録情報 健康診断結果通知書発送者一覧 各種通知書発送者文字切れリスト 確認 送付 保護者 健康診断通知書 健康診断票 終了 健康診断結果 通知書 健康診断通知書 健康診断票

42 41 / 329 住民 入学通知書 入学 通知一覧作成 住民記録情報 学齢簿システム 5 1 4 1月 入学の二月前までに通知 業務フロー 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 確認 各種通知書発送者文字切れリスト 通知書出力 学校長 送付 保護者 小学校入学通知書発送者一覧 中学校入学通知書発送者一覧 終了 必要に応じて以下案内等をあわせて行う 就学校変更手続きの案内 区域外就学手続きの案内 国 私立就学手続きの案内 小学校入学通知書 中学校入学通知書 入学通知書 入学通知書

43 42 / 329 住民 業務フロー 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 開始 就学校変更満了通知書 就学校変更満了通知一覧 作成 学齢簿システム 5 1 5 確認 各種通知書発送者文字切れリスト 通知書出力 学校長 送付 保護者 就学校変更満了通知書発送者一覧 終了 就学校変更満了通知書 転入学通知書 就学校変更満了通知書 就学校変更満了通知書

44 43 / 329 住民 業務フロー 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 開始 区域外就学満了通知書 区域外就学満了通知一覧 作成 学齢簿システム 5 1 6 確認 各種通知書発送者文字切れリスト 通知書出力 学校長 送付 保護者 区域外就学満了通知書発送者一覧 終了 区域外就学満了通知書 転入学通知書 区域外就学満了通知書 区域外就学満了通知書

45 44 / 329 住民 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 10月1日 学齢簿作成 学齢簿システム 5 2 1 学齢簿 名簿出力 確認 学齢簿 終了 業務フロー 5.2 発行 名簿出力 学齢簿

46 住民 学齢簿 担当課 学校 45 / 329 学習者情報 アプリケーション 開始 学齢簿情報作成 学齢簿システム 5 3 1 学齢簿情報 確認 学齢簿情報出力 提供 学齢簿情報 学齢簿情報 終了 住民票 担当課 業務フロー 5.3 発行 学齢簿情報出力 学齢簿情報

47 46 / 329 住民 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 開始 人口推計 集計表 作成 住民記録情報 学齢簿システム 5 6 1 確認 学区 地域別人口統計表 学区 学校 地域別集計表 小学校 学区 学校 地域別集計表 中学校 等 統計 終了 人口推計 集計表 学校別 男女別人数表等 業務フロー 5.6 発行 統計 人口推計 集計表

48 47 / 329 住民 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 開始 支援対象者一覧 作成 住民記録情報 学齢簿システム 5 7 1 支援対象者一覧 確認 支援対象 抑止対象 終了 支援対象者一覧 DV ストーカー被害等 業務フロー 5.7 発行 支援対象 抑止対象 支援対象者一覧

49 48 / 329 住民 業務フロー 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 開始 抑止対象者一覧 作成 学齢簿システム 5 7 2 抑止対象者一覧 確認 支援対象 抑止対象 終了 抑止対象者一覧 抑止対象者一覧

50 住民 学齢簿 担当課 学校 49 / 329 出入国在留 管理局 開始 学齢簿 システム 外国人出入国記録 照会書作成 5 8 1 外国人出入国 記録照会書 外国人出入国記録 照会書発送者一覧表 各種通知書発送者 文字切れリスト 出入国管理局へ 問合せ 不就学 確認 回答 学齢簿 システム 回答内容確認 学齢簿情報変更 学齢簿情報 変更 終了 日本人 外国人出入国記録照会 日本人重国籍も確認 住民票 担当課 業務フロー 5.8 発行 不就学 日本人 外国人出入国記録照会

51 50 / 329 住民 業務フロー 住民票 担当課 学齢簿 担当課 学校 開始 外国籍児童への就学案内 作成 学齢簿システム 5 8 2 確認 各種通知書発送者文字切れリスト 不就学 送付 保護者 終了 外国籍児童への就学案内 外国籍児童への就学案内 外国籍児童への就学案内

52 2 ツリー図 4 学齢簿管理 就学事務業務 就学事務 学齢簿編製 機能一覧 業務名 4 学齢簿管理 学齢簿編製業務 4-1 新規就学者登録 新就学者一括登録 小学校就学前登録 新就学者確定 新就学者の学校入学年月 日等を更新 4-2 学齢簿異動 転入学 編入学 新 就学者異動 住民記録の転入等 学齢簿の記載事項等 の変更 学校選択制 就学校の変更 就学校変更 特別支援学 校等 区域外への就学 住民が他自治体の学校に 就学 区域外からの就学 他自治体の住民が自自治 体の学校に就学 国 私立就学 進級 卒業 4-3 学区設定 51 / 学校の新設 統廃合

53 5 発行 就学事務業務 就学事務 学齢簿編製 機能一覧 業務名 5 発行 学齢簿編製業務 5-1 通知書等出力 入学予定通知書 学校選択制通知 健康診断通知書 健 康診断票 入学通知書 就学校変更満了通知 書 区域外就学満了通知 書 5-2 名簿出力 学齢簿 5-3 学齢簿情報出力 学齢簿情報 5-4 成人式案内出力 成人式案内 5-5 運動会案内出力 運動会案内 5-6 統計 人口推計 集計表 5-7 支援対象 抑止対象 支援対象者一覧 抑止対象者一覧 5-8 不就学 日本人 外国人出入 国記録照会 外国籍児童への就学 案内 52 / 329

54 対象とした業務の範囲は 地域情報プラットフォーム標準仕様における 就学ユニットの内の学齢簿としており これは概ね学齢簿編製制度上の事 務として 学校教育法施行規則第 30 条に則るものである そのため 現状 は以下等の機能を有するシステムを利用している自治体があることを確認 しているが 本仕様書の標準化対象業務の範囲外とする 預け先名 保育先名 預け先住所 保育先住所 を管理できること 特別支援学級での指導に関する状況を管理できること 指導要録の出力ができること 53 / 329

55 54 / 329 住民票担当課 住民記録情報 新就学者一括登録 学区 保護者 入学予定者の個別登録 新就学者一括登録 就学予定者の確認 新就学者一括登録 学齢簿 新就学者確定 入学確定処理 学年 新就学者確定 小学校入学者名簿 新規就学者登録 他市町村 学校 4.1 住民 4 1 4 機能情報関連図 DFD 3 DFD (Data Flow Diagram) 学齢簿管理 新規就学者登録

56 住民票担当課 申請 住民 住民異動情報 転入学通知書等 機能情報関連図 DFD 55 / 転入者 編入者の異動 二重登録 転入学 編入学 新就学者異動 学齢簿 転入学の通知 編入学の通知 転入学 編入学 新就学者異動 4 2 1 異動通知書 学齢簿異動者一覧 学齢簿異動 転入学 編入学 新就学者異動 報告 他市町村 学校 転入学 編入学 新就学者異動

57 申請 住民票担当課 住民 住民異動情報 転入学通知書等 機能情報関連図 DFD 56 / 住民基本台帳異動の自動反映 住基異動者の確認 学齢簿記載内容の変更 学齢簿の消除 不就学 猶予 免除 学齢簿の記載事項等の変更 学齢簿 就学の猶予 免除の通知 学校への通知 学齢簿の記載事項等の変更 4 2 2 報告 異動通知書 学齢簿異動者一覧 学齢簿異動 学齢簿の記載事項等の変更 申請 他市町村 学校 学齢簿の記載事項等の変更

58 申請 住民票担当課 住民 国 私立就学 国 私立就学の届出 学校への通知 就学通知書の回収 国 私立就学 機能情報関連図 DFD 57 / 就学校の変更 就学校変更の申請 許可期間の満了 変更許可の通知 就学校の変更 学齢簿 学校選択制度 抽選機能 学校選択制の案内 学校選択制 4 2 3 4 7 異動通知書 学齢簿異動者一覧 申請 他市町村 学校 学齢簿異動 学校選択制 就学校の変更 国 私立就学 4.2.3,4,7 学校選択制 就学校の変更 国 私立就学

59 住民票担当課 住民 機能情報関連図 DFD 58 / 329 学齢簿 区域外就学協議書 回答 区域外への就学 区域外就学の解除 区域外就学期間の満了 区域外への就学 4 2 5 区域外就学協議書 異動通知書 学齢簿異動者一覧 学齢簿異動 区域外への就学 他市町村 学校 区域外への就学

60 申請 住民票担当課 住民 区域外就学許可通知書 機能情報関連図 DFD 学齢簿 区域外からの就学 区域外就学の申請 区域外就学協議書 区域外就学許可の通知 区域外からの就学 4 2 6 区域外就学協議書 区域外就学承諾書 区域外就学承諾書 異動通知書 学齢簿異動者一覧 学齢簿異動 区域外からの就学 他市町村 学校 区域外からの就学 59 / 329

61 住民票担当課 住民 機能情報関連図 DFD 進級 卒業 60 / 進級 卒業一括処理 卒業年月日 進級 卒業 学齢簿 原級留置対象者の把握 中学校入学者名簿 4 2 8 学齢簿異動 進級 卒業 他市町村 異動通知書 学齢簿異動者一覧 学校 進級 卒業

62 住民票担当課 住民 新設 廃校に伴う入学通知書 機能情報関連図 DFD 61 / 329 学区情報更新 学齢簿 新設 廃校に伴う入学通知書一覧 学校の新設 統廃合 学校の新設 統廃合 4 3 学校の新設 統廃合 他市町村 学校 4.3 学校の新設 統廃合

63 住民票担当課 住民異動情報 入学通知書 学校選択制案内書等 健康診断通知書等 入学通知書 就学校変更満了通知書 区域外就学満了通知書 62 / 入学予定通知書 学校選択制通知 健康診断通知書 健康診断票 入学通知書 入学通知書発送者一覧 学校選択制案内書等 健康診断通知書発送者一覧 入学通知書発送者一覧 学校選択制案内書発送者一覧 各種通知書発送者文字切れリスト 学齢簿 通知書等出力 就学校変更満了通知書発送者一覧 区域外就学満了通知書発送者一覧 5.1.5,5.1.6 各種通知書発送者文字切れリスト 就学校変更満了通知書 区域外就学満了通知書 5 1 他市町村 学校 5.1 住民 機能情報関連図 DFD 5 発行 通知書等出力

64 住民票担当課 住民 機能情報関連図 DFD 5 2 学齢簿 学齢簿 名簿出力 他市町村 学校 5.2 名簿出力 63 / 329

65 住民票担当課 住民 機能情報関連図 DFD 5 3 学齢簿 学齢簿情報 学齢簿情報 アプリケーション 学習者情報 学齢簿情報出力 他市町村 学校 5.3 学齢簿情報出力 64 / 329

66 住民票担当課 住民 機能情報関連図 DFD 学齢簿 学区 地域別人口統計表 学区 学校 地域別集計表 小学校 学区 学校 地域別集計表 中学校 教育人口等推計表 人口推計 集計表 5 6 統計 他市町村 学校 5.6 統計 65 / 329

67 住民票担当課 住民 住民情報 機能情報関連図 DFD 66 / 支援対象者一覧 学齢簿 抑止対象者一覧 5 7 支援対象 他市町村 学校 5.7 支援対象 抑止対象

68 住民票担当課 住民 機能情報関連図 DFD 外国籍児童への就学案内 67 / 329 回答 内容確認 外国人出入国 記録照会書 日本人 外国人出入国記録照会 学齢簿 外国籍児童への就学案内 5 8 不就学 管理局 出入国在留 他市町村 学校 5.8 不就学

69 第3章 68 / 329 機能要件

70 1 管理項目 69 / 329

71 1.1 学齢簿関連データ 児童生徒データの管理 No 1 9 24 35 37 43 44 100 児童生徒の情報について 以下の項目を管理 又は住民記録システム から取得できること 管理 とは データの設定 保持 修正ができることをいう 学校教育法施行規則第 30 条に記載の項目 児童生徒氏名 外国籍を有する場合は本国名 通称名及び併記名をそ れぞれ管理 児童生徒の現住所 児童生徒の生年月日 児童生徒性別 学校教育法施行規則第 30 条に記載以外のその他項目 児童生徒宛名コード 個人を識別するための番号 名寄せを行う際に必要 児童生徒カナ氏名 外国籍を有する場合は本国名 通称名及び併記名 をそれぞれ管理 児童生徒通称名 日本人の場合に使用 児童生徒通称カナ氏名 日本人の場合に使用 児童生徒国籍 児童生徒郵便番号 外国籍を有する児童生徒を管理でき 日本国籍を有する児童生徒と同様に 新入学処理及び異動処理ができること また 外国籍を有する児童生徒の本 国名 通称名及び併記名を管理できること 外国籍を有する児童生徒の氏名文字数に対応すること 実装してもしなくても良い機能 児童生徒前住所 児童生徒メールアドレス 70 / 329

72 児童の住所コード 児童の行政区 地域 地区 自治会 コード 世帯番号 世帯主宛名コード 個人を識別するための番号 世帯主氏名 世帯主カナ氏名 居所 現住所と違う場合に使用 居所不明状況 居所不明年月日 居所不明状況 居所不明年月日は 1 年以上居所不明者である場合 実装しない機能 児童生徒電話番号又は携帯番号 児童生徒メールアドレス 児童生徒年齢 実装すべき機能について 学校教育法施行規則第 30 条第1項第1号にお いて 学齢児童又は学齢生徒に関する事項 氏名 現住所 生年月日及び 性別 を学齢簿に記載する事項として定められているため その他項目につ いては 補足情報として管理を行うこと 日本国籍を有する児童生徒の通称名については 離婚や支援措置などの理 由により本名と異なる氏名 通名 を利用するケースが想定されるため 実 装すべき機能とした 住所コードや行政区 地域 地区 自治会 コードについては 住民記録 システムから取得可能であるため 実装してもしなくても良い機能とした 実装しない機能について 年齢など生年月日から計算が可能である項目に ついては メンテナンス等の煩雑さを招くため 実装しない機能とした 外国籍を有する児童生徒の氏名を帳票に印字する際は 本国名 通称名又 は併記名の何れかを選択できること 外国籍を有する児童生徒の氏名文字数については 住民記録情報の文字数 にあわせることが望ましい 世帯番号 世帯主宛名コード 世帯主氏名及び世帯主カナ氏名については 児童に対するものを管理し 住民記録システムから取得可能であるため 実 71 / 329

73 装してもしなくても良い機能とした 居所については 住民票記載の住所とは異なる場所に居住しているケース が多数あるとの意見もあり 実装してもしなくても良い機能とした 児童生徒の電話番号 携帯番号及びメールアドレスについては 保護者の 情報と同一であるケースが多数と想定されるため 実装しない機能とした 保護者データの管理 No 2 10 32 33 34 36 38 39 43 44 45 10 0 保護者に関する情報について 以下の項目を管理又は住民記録システムか ら取得できること 学校教育法施行規則第 30 条に記載の項目 保護者氏名 外国籍を有する場合は本国名 通称名及び併記名をそれ ぞれ管理 保護者の現住所 保護者と児童生徒との関係 児童生徒に対する保護者の続柄を管理 例 父 母など 学校教育法施行規則第 30 条に記載以外のその他項目 保護者宛名コード 個人を識別するための番号 保護者カナ氏名 外国籍を有する場合は本国名 通称名及び併記名を それぞれ管理 保護者国籍 保護者郵便番号 保護者電話番号又は携帯番号 外国籍を有する保護者を管理できること また 外国籍を有する保護者の 本国名 通称名及び併記名を管理できること 外国籍を有する保護者の氏名文字数に対応すること 実装してもしなくても良い機能 保護者のメールアドレス 72 / 329

74 保護者通称名 日本人の場合に使用 保護者通称カナ氏名 日本人の場合に使用 保護者の住所コード 保護者の行政区 地域 地区 自治会 コード 保護者性別 身元引受人宛名コード 個人を識別するための番号 身元引受人氏名 身元引受人カナ氏名 身元引受人住所 身元引受人電話番号又は携帯番号 身元引受人児童生徒との関係 児童生徒に対する身元引受人の続柄を 管理 例 父 母など 身元引受人のメールアドレス 実装しない機能 預け先名 保育先名 預け先住所 保育先住所 実装すべき機能について 学校教育法施行規則第 30 条第1項第2号にお いて 保護者に関する事項 氏名 現住所及び保護者と学齢児童又は学齢 生徒との関係 を学齢簿に記載する事項として定められているため その他 項目については 補足情報として管理を行うこと 住所コード 行政区 地域 地区 自治会 コードや保護者性別について は 住民記録システムから取得可能であるため 実装してもしなくても良い 機能とした 外国籍を有する保護者の氏名を帳票に印字する際は 本国名 通称名又は 併記名の何れかを選択できること 外国籍を有する保護者の氏名文字数については 住民記録情報の文字数に あわせることが望ましい 日本国籍を有する保護者の通称名については 離婚や支援措置などの理由 により本名と異なる氏名 通名 を利用するケースが想定されるため 実装 してもしなくても良い機能とした 73 / 329

75 1.1.3 市町村内学校関連データの管理 No 3 12 13 14 15 16 17 18 20 21 27 2 8 29 40 46 47 49 市町村内学校関連情報について 以下の項目を管理又は住民記録システム から取得できること 就学前児童の仮データの登録ができ 管理できること また 新中学校 1 年生についての仮データの登録ができ 対象児童が小学校 6 年生時に仮デー タとの共存を可能とすること 学校教育法施行規則第 30 条に記載の項目 就学校名 学校入学年月日 学校転入学年月日 学校編入学年月日 学校転学年月日 学校卒業年月日 就学校名 学校入学年月日 学校転学年月日 学校卒業年月日は 小学校 中学校等の記載欄が必要 学校教育法施行規則第 30 条に記載以外のその他項目 指定小学校区 住所から判別されるものを管理 指定中学校区 住所から判別されるものを管理 就学指定校名 学校区から判別されるものを管理 希望就学校名 学校選択制導入自治体のみ使用 選択機能校を管理 希望就学校受付年月日 学校選択制導入自治体のみ使用 退学年月日 就学指定校名 希望就学校 希望就学校受付年月日 退学年月日は 小学校 中学校等の記載欄が必要 学級区分 通常の学級 特別支援学級等 学年 義務教育学校の場合は 中学校1 3年相当学年を7 9と表示で きること 就学校変更事由 就学校変更申請年月日 74 / 329

76 就学校変更許可年月日 就学校変更期間 義務教育学校の場合は 小1相当から中3相当まで最大9年間で設 定できること 原級留置に関する事項 例 原級留置決定年月日 原級留置期間 原級留置理由 不就学情報 例 不就学期間 不就学理由 副籍校名 特別支援学校就学時のみ使用 転入前学校 実装してもしなくても良い機能 就学援助有無 転出先学校 クラス 出席番号 就学校変更区分 就学校変更不許可理由 就学校変更開始学年 実装すべき機能について 学校教育法施行規則第 30 条第1項第3号イに おいて 当該市町村の設置する小学校 中学校 併設型中学校を除く 又 は義務教育学校に就学する者について 当該学校の名称並びに当該学校に係 る入学 転学及び卒業の年月日 を学齢簿に記載する事項として定められて いるため 副籍校名 については 令和の日本型学校教育 の構築を目指して 全ての子供たちの可能性を引き出す 個別最適な学びと 協働的な学びの実 現 答申 令和3年1月 26 日 中央教育審議会 において 特別支援学 75 / 329

77 校に在籍する児童生徒が 地域の学校に副次的な籍を置く取組の一層の普及 推進の重要性が示されているため 実装すべき機能とした また 就学援助有無 については現在管理している自治体と管理してい ない自治体とに分かれているが 就学援助システムを導入する場合には二重 管理となってしまうため 運用に合わせて利用の可否を検討すれば良い 転出先学校 を管理する自治体もあるが 転出先の学校へ問合せをする ことが想定されないとの意見もあり 実装してもしなくても良い機能とした クラス 及び 出席番号 は就学事務システム(学齢簿編製等)にて保有 すべき項目ではないが 校務支援情報との連携 学齢簿の出力順としての使 用が想定されるため 実装してもしなくても良い機能とした 就学校変更区分は 指定校変更の状況 申請中 就学校変更中 就学校変 更の満了 申請却下など を管理する自治体もあるとのご意見から 実装し てもしなくても良い機能とした 就学校変更開始学年は 就学校変更は翌年度 翌年度の学年 からのケー スも想定されるとのご意見から 実装してもしなくても良い機能とした 区域外学校関連データの管理 No 4 16 22 30 46 区域外学校情報について 以下の項目を管理すること 学校教育法施行規則第 30 条に記載の項目 就学校名 設置者名 学校入学年月日 学校転入学年月日 学校編入学年月日 学校転学年月日 学校卒業年月日 学校退学年月日 就学校名 設置者名 学校入学年月日 学校転学年月日 学校卒 業年月日 学校退学年月日は 小学校 中学校等の記載欄が必要 学校教育法施行規則第 30 条に記載以外のその他項目 区域外就学事由 76 / 329

78 区域外就学申請年月日 区域外就学許可年月日 区域外就学期間 実装してもしなくても良い機能 区域外就学区分 区域外就学不許可理由 区域外就学開始学年 実装すべき機能について 学校教育法施行規則第 30 条第1項第3号ロに おいて 学校教育法施行令第九条に定める手続により当該市町村の設置す る小学校 中学校 併設型中学校を除く 又は義務教育学校以外の小学 校 中学校 義務教育学校又は中等教育学校に就学する者について 当該 学校及びその設置者の名称並びに当該学校に係る入学 転学 退学及び卒 業の年月日 を学齢簿に記載する事項として定められているため 設置者名については 学校教育法第2条第1項において 学校は 国 地方公共団体及び私立学校法第三条に規定する学校法人のみが これを設 置することができる と定めらており 本条にて定めらた内容を設定する ものとする 区域外就学区分は 区域外就学の状況 協議中 区域外就学中 区域外就 学の満了 申請却下など を管理する自治体もあるとのご意見から 実装し てもしなくても良い機能とした 区域外就学開始学年は 区域外就学は翌年度 翌年度の学年 からのケー スも想定されるとのご意見から 実装してもしなくても良い機能とした 特別支援学校関連データの管理 No 5 16 46 特別支援学校情報について 以下の項目を管理すること 学校教育法施行規則第 30 条に記載の項目 就学校名 設置者名 77 / 329

79 学校入学年月日 学校転入学年月日 学校編入学年月日 学校転学年月日 学校卒業年月日 学校退学年月日 就学校名 設置者名 学校入学年月日 学校転学年月日 学校卒 業年月日 学校退学年月日は 小学校 中学校等の記載欄が必要 実装してもしなくても良い機能 障がい区分 学校教育法施行規則第 30 条第1項第3号ハにおいて 特別支援学校の 小学部又は中学部に就学する者について 当該学校及び部並びに当該学校 の設置者の名称並びに当該部に係る入学 転学 退学及び卒業の年月日 を学齢簿に記載する事項として定められているため 設置者名については 学校教育法第2条第1項において 学校は 国 地方公共団体及び私立学校法第三条に規定する学校法人のみが これを設 置することができる と定めらており 本条にて定めらた内容を設定する ものとする 督促関連データの管理 No 6 19 督促情報について 以下の項目を管理すること 学校教育法施行規則第 30 条に記載の項目 校長からの就学の督促に関する通知受理年月日 就学督促年月日 実装してもしなくても良い機能 就学督促事由 78 / 329

80 学校教育法施行規則第 30 条第1項第4号において 就学の督促等に関す る事項 学校教育法施行令第二十条又は第二十一条の規定に基づき就学状 況が良好でない者等について 校長から通知を受けたとき 又は就学義務の 履行を督促したときは その旨及び通知を受け 又は督促した年月日 を学 齢簿に記載する事項として定められているため 就学督促事由 については 一部の自治体においては管理項目とせず メモ情報として文字列にて管理しており そのような方式でも問題ない 猶予 免除関連データの管理 No 7 8 31 41 48 猶予 免除に関する情報について 以下の項目を管理すること 学校教育法施行規則第 30 条に記載の項目 就学猶予年月日 就学猶予事由 就学猶予期間 就学猶予復学年月日 就学免除年月日 就学免除事由 就学免除復学年月日 学校教育法施行規則第 30 条に記載以外のその他項目 猶予 免除されていた年数 実装すべき機能について 学校教育法施行規則第 30 条第1項第5号にお いて 就学義務の猶予又は免除に関する事項 学校教育法第十八条の規定 により保護者が就学させる義務を猶予又は免除された者について 猶予の年 月日 事由及び期間又は免除の年月日及び事由並びに猶予又は免除された者 のうち復学した者については その年月日 を学齢簿に記載する事項として 定められているため 猶予 免除されていた年数 についてはベンダごとに管理方法が異なる 79 / 329

81 メモや備考などへの入力と学年を下げる入力を併用して行う運用や 実際の 学年と異なる入力がされた場合のチェック機能を有する場合もある 外国籍 を有する者の入学の場合に1つ学年を下げる場合などもあり 管理項目とし て必要と考えられる 学齢簿変更関連データの管理 No 11 25 学齢簿の変更が発生する場合において 以下の項目を管理すること 学校教育法施行規則第 30 条に記載以外のその他項目 学齢簿変更届出年月日 学齢簿変更年月日 学齢簿変更事由 実装しない機能 学齢簿消除事由 学齢簿消除年月日 学齢簿情報の異動履歴を管理する上で必要であるため 変更の時点と事由 を管理する また 消除に関しては 学齢簿変更事由 及び 学齢簿変更年 月日 にて管理可能であるため 学齢簿変更届出年月日は 届出によらない異動の場合については 空欄で も可とする 支援対象者関連データの管理 No 23 DV ストーカー等の支援対象者情報について 以下の項目を管理するこ と 学校教育法施行規則第 30 条に記載以外のその他項目 支援対象者情報 80 / 329

82 住民記録情報の内容を参照し把握でき 就学事務独自の該当者の管理 例 フラグ管理 が行えることとする また DV ストーカー等の支援対象者 情報を画面照会した場合は 該当者 世帯員を含め である旨に気づけるこ と DV ストーカー等の支援対象者情報は 住民記録情報に準拠しているケ ースが多いが 就学事務独自で把握する情報もあるため その部分はメモで 管理を行っている場合も見受けられた 住民記録情報の内容を参照し把握で き さらに学齢簿固有の対象者と情報の登録ができることが望ましい 備考関連データの管理 No 26 備考について 以下の項目を管理すること 学校教育法施行規則第 30 条に記載の項目 備考 備考に登録された内容は照会でき 新年度に切り替わっても内容は引き継 がれること 学校教育法施行規則第 30 条第1項第6号において その他必要な事項 市町村の教育委員会が学齢児童又は学齢生徒の就学に関し必要と認める事 項 を学齢簿に記載する事項として定められているため メモ関連データの管理 No 105 メモについて 以下の項目を管理すること 学校教育法施行規則第 30 条に記載以外のその他項目 81 / 329

83 メモ メモは個人を単位とし 記載事項を限定しないメモ入力が可能であること メモを入力した者のユーザ ID 及び日時が記録されること メモ入力された ものについては 通知書や学齢簿等の外部向け帳票に出力されないこと ま た メモ登録されている対象者を画面照会した場合は メモがある旨に気づ けること 実装してもしなくても良い機能 メモの修正 削除について履歴管理されること 個人を単位とした記載事項を限定しないメモ情報の入力を必要としてい るため その他のデータの管理 No 42 103 実装してもしなくても良い機能 その他の情報として 以下の項目を管理すること 就学校区分 実装しない機能 任意の項目 児童生徒の就学校の状態 例 就学校変更就学 区域外就学 特別支援学 校就学 国私立就学 学校選択制による就学 転出など をEUC機能利用 時など容易に判別する項目が必要であるとも考えられるが 異動事由や各種 項目などの組み合わせで判別可能であるため 実装してもしなくても良い機 能とした 任意の項目については 用途が明確となっていない項目であるため 実装 しない機能とした 82 / 329

84 1.2 その他の管理項目 データ変更記録の管理 No 50 250 1.1 学齢簿関連データ に規定する変更記録は 以下の項目を管理するこ と 異動者 異動日 処理日 届出日 入力場所 入力端末 また 変更したデータ自体については 以下のとおり 時点ごとに全項目 の履歴データを持つ方式により管理すること 学齢簿に記載する各項目を1列とし 全項目を1行で保持する データキーは 児童生徒宛名コードと履歴番号でユニークとする 履歴番 号は 1 からの単純連番とする 履歴は データキーの履歴番号をカウントアップし 項目内容の変更有無 に係わらず 全項目の内容を保持する 履歴番号が最大のデータを1件セレクトすることで その個人の直近デー タの全項目を取得する 実装しない機能 変更があった学齢簿の内容は 取り消し線による記載ができること 変更記録の管理方法については 確認した全自治体で同様の方式を用いて 履歴管理を行っており 変更前の内容については 一つ前の履歴として管理 している 取り消し線による学齢簿への記載については 紙での管理を行う場合を想 定しているが 実情は異動履歴の照会を画面表示にて行っているとの回答が 多数であったため不要とした 83 / 329

85 異動日には その異動の効力が生じる日 処理日には その異動を学齢簿 システム上に反映した日 届出日には その異動の届出があった日をそれぞ れ設定するものとする 届出日は 届出によらない異動の場合については 空欄でも可とする 入力場所 入力端末 システムログや通知書発行管理に使用するため 就学事務システム(学齢 簿編製等)を使用する場所として 本庁 支所 出張所 就学事務システム (学齢簿編製等)利用課等の入力場所及び入力端末等の登録管理ができるこ と 指定都市においては 行政区 総合区を設置している場合は総合区 以下 同じ 区役所 を管理できること システムログや通知書発行管理に使用するための就学事務システム(学齢 簿編製等)を使用する場所 本庁 支所 出張所 就学事務システム(学齢簿 編製等)利用課等の入力場所 及び入力端末等を管理する機能が必要である 学齢簿情報の削除 No 51 実装してもしなくても良い機能 システムで削除した学齢簿データの保存 システムから削除する場合の磁 気ディスク等への保存 ができること 成人式案内の情報として活用するケースもあり 卒業後も5年以上管理す る必要があるために実装を検討したが 全ての自治体及びベンダにおいて削 除データの保管機能を有していないため 実装してもしなくても良い機能と した 公印管理 No 52 268 84 / 329

86 公印管理 教育長及び職務代理者等の公印が管理できる ができること 通知書等を出力する場合 印字する電子公印を帳票ごとに設定する必要が あるため また 他部署で通知書を発行する場合 他部署の公印も設定でき るよう考慮すること 認証者 No 268 通知書等の認証者は 教育長及び職務代理者等について 職名 氏名の管 理ができること また 期間等事前に登録した条件によって 自動的に切り替わることがで きるよう職務代理者期間の管理ができること 通知書等を出力する場合 印字する認証者を設定する必要があるため ま た 他部署で通知書を発行する場合 他部署の認証者も設定できるよう考慮 すること 通知書発行履歴の管理 No 53 1.1 学齢簿関連データの管理 に規定する通知書の通知書発行履歴は 以 下の項目を管理すること 通知年月日時 通知場所 通知対象者 児童生徒及び保護者を管理 通知書の種別 枚数 文書番号 端末名 ユーザ ID 85 / 329

87 通知書の発行状況の確認を行う上で必要となる 一括出力時には 発送者一覧を別途出力していることから 通知書発行履 歴への出力有無を単票出力時 一括出力時又は両方を選択できるよう考慮が 必要である 学区管理 No 54 55 56 265 266 267 住所による学区の自動設定ができること 当該児童生徒の現住所が入力さ れると学区の設定により自動で就学指定校が選択されること 学区の設定については全ての自治体において管理できている 学区の年度 管理については 毎年行われるものでないため実装すべき機能とせず 学区 の変更が行われた場合は 学校の新設 統廃合 にて管理を行うこと とする 学校の新設 統廃合 No 57 58 新設校 廃校の設定ができること 新設校 廃校による学区の設定ができ ること 新設校の追加 廃校の削除 学区変更による異動履歴の記録を伴う一括更 新を行う機能が必要であるため コード パラメータ管理 No 194 263 264 265 以下の項目について コードと名称を任意に設定し編集できること 保護者と児童生徒との関係 児童生徒に対する保護者の続柄を管理 86 / 329

88 例 父 母など 性別 国籍 支援対象者区分 学年 小 中学校区 学校選択制の範囲 学校名 設置者名 学校住所 学校電話番号 学級区分 学齢簿変更事由 就学校変更事由 区域外就学事由 就学猶予事由 就学免除事由 不就学理由 原級留置理由 実装してもしなくても良い機能 コード パラメータ管理の情報として有効期間を有し 該当期間時点のマ スタ パラメータを参照できること 以下の項目について コードと名称を任意に設定し編集できること 就学校変更区分 就学校変更不許可理由 区域外就学区分 区域外就学不許可理由 保護者の続柄については 住民記録情報の続柄とは異なり 保護者と児童 生徒との関係 児童生徒に対する保護者の続柄を管理 例 父 母など を 学齢簿情報として管理する必要がある 学校名については 令和2年 12 月 22 日に文部科学省より 学校コードの 取り扱いについて が公開されており 全国全ての学校に一意のコードを設 定し 横断的に管理できる仕組みを構築しており これらを活用すべきとご 87 / 329

89 意見をいただいた ご意見を踏まえ 学校コードについては 本コードを使 用することとする 中間標準レイアウト仕様にて定義されているコードについては 学齢簿シ ステムとして変更は行わず 定義されている内容を利用すること 学区 学校名など 変更となる可能性がある項目について 必要に応じて 有効期間を設定することで 変更が生じた際に変更前後の印刷に対応するこ とが可能となる 帳票管理 No 188 202 268 以下の保護者宛て通知書等の印字内容をマスタ管理し 任意に設定し編集 できること 帳票タイトル 通知文 様式番号 公印有無 公印の種類の設定 教育長印 職務代理者印 教育委員会印など 認証者肩書 認証者 自治体ごとに保護者宛て通知書等については 帳票タイトル 通知文 公 印有無に違いがあり 運用に合わせて変更できることが望ましい 通知書のタイトルは 入学通知書 小学校入学通知書 入学のお知ら せ など現状に合わせて 帳票の用紙サイズに文字数の制限はあるが 任意 に編集できること 通知文についても 担当者が自由に変更可能であること 帳票タイトル 通知文及び様式番号については 管理項目とせずに帳票の ひな型ファイルを直接編集する等のセットアップ作業で対応でも可とする 公印については 認証者と合わせて保護者宛て通知書等ごとに設定可能で あること 健康診断通知書管理 No 140 144 269 88 / 329

90 健康診断の実施情報について 学校ごとに以下の項目を管理し 健康診断 通知に印字できること 実施日時 実施場所 受付開始 終了時間 健康診断通知書を出力する際 学校ごとに印字内容を切替える必要がある ため 入学通知書管理 No 146 147 270 271 学校ごとに以下の項目を管理し 小学校入学通知書及び中学校入学通知書 に印字できること 入学期日 入学式年月日 入学式開始時間 受付開始 終了時間 備考 入学通知書を出力する際 学校ごとに印字内容を切替える必要があるため 89 / 329

91 2 検索 照会 操作 90 / 329

92 2.1 学齢簿関連データ 検索機能 No 88 実装してもしなくても良い機能 システム利用者 ID 単位 ごとに 一度検索ダイアログ等で設定した値 検索履歴 については 自動的にその設定値が 一定の件数保存されるこ と また それら検索履歴を選択することにより 同じ条件による再検索及び 検索履歴を活用した新たな検索にも対応できること 検索結果の保存は有効であると考えるが 検索条件の保存については 使 用頻度が少ないと想定されるため 実装してもしなくても良い機能とした 検索文字入力 No 80 81 82 フリガナを登録している場合は カタカナで入力及び検索できること 以下のあいまい検索ができること 清音 濁音 半濁音による違いを無視できること 例 ヂ と ジ ズ と ヅ ワ と ハ ヴァ と バ ヴィ と ビ ヴ と ブ オ と ヲ ヒ と ピ 拗音 促音の小文字と大文字による違いを無視できること 例 ッ と ツ ャ と ヤ ュ と ユ ョ と ヨ 氏名 カナ 等で文字列一致検索 完全一致 部分一致 ができる こと 名 氏名の名 のみの検索ができること 氏と名との間のスペースを無視した検索ができること 氏名フリガナ検索について 2文字目以降が ウ の場合で その 直前の文字が オ段 の場合 ウ を オ に変換して検索できる こと 91 / 329

93 長音の有無を無視できること 入力ゆらぎ対応として ー(全角長音) と (全角ダッシュ) と (全角マイナス) と (全角ハイフン) ー(半角長音) と (半角ハイフン マイナス) 全角スペース と 半角スペース を区別せず検索条件として指定でき両方が該当として処理される こと 検索文字から 異体字や正字も包含した検索ができること 例 検索文字の例 辺 で検索時は 邊 边 邉 𨘢 等 浜 で検索時は 濱 頻 濵 滨 等 藤 で検索時は 䕨 籘 籐 等が検索対象文字となる 外字を登録する際に 異体字を合わせて登録した場合は それも包 含して検索できること なお 一般市町村においては あいまい検索の機能として異体字検索は 実装してもしなくても良い機能とした 実装しない機能 株 や 有 等の記号を入力及び検索できること 検索文字入力については 住民記録システム標準仕様書 に準拠する 基本検索 No 75 76 77 78 79 83 84 85 86 87 89 9 0 氏名 漢字 アルファベットを含む カナ氏名 生年月日 西暦 和暦 性別 住所 宛名コード 世帯番号 就学校名 学年から検索できること 上記項目に関し 未就学児 児童生徒 保護者 保護者の場合は 就学校 名 学年を除く によらず検索ができ 複数項目による複合検索もできるこ と 外字検索 検索文字選択のためのサポート機能が提供されていること 具 体的には外字を選択するための手書き入力 手書き入力による文字選択等が 92 / 329

94 想定されるが 具体的な実装方法は規定しない また 西暦と和暦はそれぞれ対応する年に置き換えた検索ができること 検索により該当した情報の一覧表示できること 検索結果が設定件数を超えるとメッセージが表示されること 過去の検索結果履歴から選択することにより対象者の照会ができること 実装してもしなくても良い機能 入学年月日 卒業年月日 異動日 クラス 保護者電話番号 学区 旧姓 旧住所を指定して検索できること 生年月日の検索について 生年月日が不詳であることも考えられるため 年 のみの検索 年月 のみの検索が可能であること 学齢簿の状態 入学前 就学中 卒業 不就学等 を指定して検索ができ ること 就学校変更の許可期限が終了する児童生徒を検索できること 検索結果を降順 昇順に並び替えることができること 検索により該当した情報を選択した場合 該当者の属する世帯構成員の一 覧表示ができること 実装しない機能 検索結果を表示している状態で 検索条件を加えての再検索 絞込み が できること 兄弟姉妹の検索ができること 検索項目については検索ニーズが高い住民基本台帳情報を実装すべき機 能とした また 就学校名 学年については 就学事務システム(学齢簿編製 等)として検索ニーズが高いと判断し 実装すべき機能とした 住民記録システムにて生年月日不詳での登録が可能となっていることか ら 不詳検索を実装してもしなくても良い機能とした 該当者の属する世帯構成員の一覧表示については 検索結果から遷移した 画面 照会画面等 で世帯構成員の一覧が確認できれば良いので 実装して もしなくても良い機能とした 検索結果を表示している状態で 検索条件を加えての再検索 絞込み ができること のような絞込み検索については 複数条件検索ができるの 93 / 329

95 であれば不要 兄弟姉妹の検索は 該当者の属する世帯構成員の一覧表示で確認ができる ため また メニューに戻ったり 画面を切り替えることなく 基本画面にて 照会 異動 発行の操作が連続してできること は 操作性に関する要件 であるため 標準仕様書には記載しない 94 / 329

96 2.2 照会 学齢簿照会 No 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 101 102 104 個人を特定した後に 入学前 就学中 卒業 不就学等に関わらず該当者 の学齢簿情報 1.1 学齢簿関連データで管理の情報 を照会できること 学齢簿の状態 入学前 就学中 卒業 不就学等 が明示されること 就学校と学区が違う場合は 明示されること 兄弟姉妹の照会を切替えられること 実装してもしなくても良い機能 新年度 現年度 の情報をボタンで相互に照会できること 実装しない機能 健康診断受診予定校及び実際に受診する学校の記録ができること 新年度 現年度 の相互照会については 異動履歴画面からの展開も可 能であるため 実装してもしなくても良い機能とした 健康診断受診予定校及び実際に受診する学校の記録は 通知書上の印字項目 とするが管理項目とはしないため 実装しない機能とした 世帯員照会 No 90 106 108 学齢簿の登録において 該当の児童生徒の世帯構成が一覧で参照できるこ と また 海外に転出した場合の確認及び住民基本台帳の抹消状況が確認で きること 同一世帯員の住民記録情報や兄弟姉妹の学区情報 保護者の設定確認 世 95 / 329

97 帯内の異動状況など 一度の操作で確認できることで事務の効率化を図れる 異動履歴照会 No 107 109 110 個人を特定した後に データ変更記録の管理 に規定する児童生徒 の異動履歴を一覧形式で照会できること また 異動履歴一覧から選択した時点の学齢簿情報を照会できること データ変更記録の管理 に規定する異動履歴を照会する 入力の経緯等の確認の際に 入力場所がすぐ把握できるようにするため 入力場所の履歴照会機能は必要 また 過去の異動履歴を短時間で確認することができ 業務効率に繋げる ことができる 異動履歴を時系列に表示することで経緯が判別できるように する 通知書発行履歴照会 No 53 個人を特定した後に 通知書発行履歴の管理 に規定する通知書の 発行履歴について 照会できること 通知書の発行状況の確認を行う上で必要となる 漢字文字の照会等 No 59 漢字文字の照会については 拡大して照会ができること 実装してもしなくても良い機能 漢字文字の入力については 拡大して入力ができるとともに 文字コード 96 / 329

98 の照会ができること 漢字文字の拡大表示については 複数の自治体よりニーズがあるため必要と する 文字コードの照会や拡大しての入力は 就学事務システム(学齢簿編製等)の 業務観点から 実装してもしなくても良い機能とした 支援対象者照会 No 60 123 289 290 照会した該当者の学齢簿情報を確認する場合において 支援対象者である旨 が明示的に確認でき 支援対象者関連データの管理 に規定する支援対 象者の詳細情報が確認できること 通知書等を即時発行及び一括発行する際は 支援対象者の住所を非表示にす る制御が可能であること また 通知書等の発送者一覧は 支援対象者である 旨が明示的に確認できること 加害者である場合 その旨に気づけること 支援対象者を保護し加害者等に対して誤って支援対象者に関する通知書等 を発行することを防止するため 学齢簿情報を照会する場合において 支援対 象者であることを確認できる必要がある 支援対象者の就学事務システム(学齢簿編製等)での扱いについては 該当者 である旨を画面に表示するもの 住所を非表示とするもの メモ情報として管 理するものなどベンダ毎に機能が異なる 何れかの方法で該当者の照会及び通 知書等の誤った発送が抑止できる機能を必要とする 97 / 329

99 2.3 操作 キーボードのみの画面操作 No 247 実装してもしなくても良い機能 端末のセキュリティを確保しながら キーボードのみでも画面操作が可能 であること 就学事務システム(学齢簿編製等)は 住民記録情報との連携を基本として おり 文字の入力量は多くなく画面操作の処理速度向上には繋がらないと想 定するため 実装してもしなくても良い機能とした 98 / 329

100 3 抑止設定 99 / 329

101 3.1 異動 発行 照会抑止 No 248 249 支援対象者に対する抑止 操作権限管理 7.3 参照 に記載の排他制御に 対する抑止 その他の抑止を管理できること 住民記録システムに登録された支援対象者に対する抑止設定を参照し 異 動入力 通知書発行 照会などの処理ごとに抑止 エラー またはアラート が表示されること 各抑止機能について 異動入力 通知書発行 照会などの処理ごとに 個 人及び世帯単位で 抑止 エラーとして処理不可 アラート表示を行うが処 理可又は特段の制御を行わず処理可 の開始日及び終了日設定が可能である こと 抑止が終了していない者について 抑止の一時解除ができること 一時解除後 一定時間経過後に自動で抑止状態に戻ること 抑止状態に戻るまでの時間を設定できること 抑止 解除 又は一時解除できる権限は個別に設定できること なお 抑止の終了日を経過しても 抑止は自動的に終了しないこと 検索結果の表示の際 抑止対象であることが明らかとなること 抑止については1名の者に対して複数設定することができ 設定ごとに 抑止する処理 抑止レベル エラー アラート の設定ができること 抑止設定及び解除については 個人単位又は世帯単位いずれにも対応でき ることとし 市町村が選べるようにすることとした また 住民記録システム標準仕様書 3.1 異動 発行 照会抑止 を 参照し 1名の者に対して 抑止事由を複数設定する場合があるとの意見を 踏まえ 複数設定できる機能を設けることとした 100 / 329

102 4 学齢簿管理 101 / 329

103 4.1 新規就学者登録 学校教育法 学校教育法施行令及び学校教育法施行規則に基づく新規就学 者の学齢簿への記載等に関する機能のうち 新規就学者登録について記載す る 新就学者一括登録 新就学者一括登録 No 135 新規就学者の学齢簿への記載の処理が行えること また 住民記録情報 日本国籍を有する者の住民データ 外国籍を有する 者の住民データ から記載事項を自動的に反映し 学齢簿に一括登録ができ ること ただし 住民登録外者など自動判定が不可能な場合は 各項目の登 録も可能であること 自動反映によるエラーや論理的には成立するが特に注意を要するものが ある場合はアラートを表示し 権限者によって確認 修正 追記が行えるこ と 学校教育法施行令第 1 条第 1 項において 当該市町村の区域内に住所を 有する学齢児童及び学齢生徒について 学齢簿を編製しなければならない 第 1 条第 2 項において 学齢簿の編製は 当該市町村の住民基本台帳に基 づいて行なうものとする とされているものである 小学校に入学予定である新就学者の判定においては 住民記録情報の生年 月日より判断することで一括作成できる また 一括で学齢簿を作成する場 合は 学齢簿情報のうち設定可能な管理項目を自動反映させることで 手作 業による入力作業を軽減させること 学区 No 135 住民記録情報 日本国籍を有する者の住民データ 外国籍を有する者の住 民データ の住所コード 行政区 地域 地区 自治会 コード 番地から 102 / 329

104 自動的に判断して学区が設定できること 学区は小学校と中学校で区別して 管理ができること また 自動的に判断した学区の変更ができ 自動的に判 断できなかった学区については入力によって設定ができること 学校教育法施行令第 1 条第 1 項において 当該市町村の区域内に住所を 有する学齢児童及び学齢生徒について 学齢簿を編製しなければならない 第 1 条第 2 項において 学齢簿の編製は 当該市町村の住民基本台帳に基 づいて行なうものとする とされているものである このことから 住民記録情報 日本国籍を有する者の住民データ 外国籍 を有する者の住民データ から学区を自動判定し 学齢簿に反映させること ができる また 学区が未設定である児童生徒に関し 学区不明者名簿を出力でき チェックが可能であること は EUC機能で代用することとした 保護者 No 69 70 118 135 232 233 住民記録情報 日本国籍を有する者の住民データ 外国籍を有する者の住 民データ から自動的に判断して保護者が設定できること ただし 同一世 帯に保護者が存在しない場合の別世帯からの登録や外国籍を有する児童生 徒の保護者も任意に設定が可能であること なお 保護者認定申立による代理保護者が申請された場合も登録ができる こと 保護者が未設定である児童生徒に対し 手入力による登録を行うため 保 護者警告チェックリストで確認ができること また 全体チェック用として 保護者情報チェック一覧表が出力できること 保護者警告チェックリスト 保護者情報チェック一覧表は 全件を指定す るか 異動日範囲や処理日範囲を抽出条件にを指定して出力できること ま た 出力順は 出力項目をパターン化し 出力順パターンの中から選択でき ること 学校教育法施行令第 1 条第 1 項において 当該市町村の区域内に住所を 103 / 329

105 有する学齢児童及び学齢生徒について 学齢簿を編製しなければならない 第 1 条第 2 項において 学齢簿の編製は 当該市町村の住民基本台帳に基 づいて行なうものとする とされているものである このことから 住民記録情報 日本国籍を有する者の住民データ 外国籍 を有する者の住民データ の続柄 世帯主などの情報から保護者を自動特定 し 学齢簿に反映させることができる 保護者については 登録状況確認が必要であることから各チェック表から 確認することとした なお 有識者検討会において 保護者の自動設定はいくつものパターン 例 世帯主 続柄 筆頭者 があり 保護者を特定する条件のパターン化 と判定の優先順位設定を市町村で設定できることが望ましいとの意見をい ただいた 入学予定者の個別登録 No 101 116 117 新就学者の一括登録とは別に 入学が予定されている児童生徒を学齢簿に 登録ができること 任意の学年を入力できること また 入力補助として生年月日から学年を 自動算出し 設定ができること 新就学者の一括登録後 住民登録外者や転入者など追加で学齢簿を登録す る必要がある場合に個別登録を行う 就学予定者の確認 No 154 新就学者の一括登録後 小学校就学予定者一覧が出力できること 新就学者の一括登録後 学齢簿を新規に作成した就学予定者の確認を行う また 庁内連絡用や学校への連絡用として利用するため 小学校就学予定者一覧を出力する際 事務処理の効率化を考慮し 学校で 104 / 329

106 の絞り込みができ 出力順は 出力項目をパターン化し 出力順パターンの 中から選択できること 新就学者確定 入学確定処理 No 159 160 小学校入学対象者に対して指定した入学年月日を一括登録できること た だし 入学予定者のうち転出等の異動があった場合は 入学確定処理は行わ ないこと 入学予定者を新1年生として登録するために一括処理は必要である また 確定すべき内容を手入力した場合 作業量の増加が見込まれ 一括登録を行 うことで作業軽減が可能となる 学年 No 117 160 住民記録情報 日本国籍を有する者の住民データ 外国籍を有する者の住 民データ の生年月日から自動的に判断して 学年が自動設定できること また 学齢簿側で入力された生年月日からでも学年の自動計算ができること 学校教育法施行令第 1 条第 1 項において 当該市町村の区域内に住所を 有する学齢児童及び学齢生徒について 学齢簿を編製しなければならない 第 1 条第 2 項において 学齢簿の編製は 当該市町村の住民基本台帳に基 づいて行なうものとする とされているものである また 全員の学年を手入力した場合は作業量の増加が見込まれるため 職 員の負荷軽減のため 自動計算による判定を実装すべき機能とした 小学校入学者名簿 No 154 156 158 229 230 105 / 329

107 学校や学年を抽出条件に指定した小学校入学者名簿が作成 出力できるこ と また 出力順は 出力項目をパターン化し 出力順パターンの中から選 択できること 全件リストについては XLSX 形式又は CSV 形式により出力できること EUC 機能でも可 庁内連絡用及び学校連絡用として名簿を出力する必要があるため また名 簿情報はデータでの確認及び庁内での受け渡しが発生することが想定され るため電子データでの出力も必要機能とする また 就学前幼児名簿 就学予定中学校一覧 国 私立入学者名簿につ いて 次年度小中学校入学予定者について 小中区分選択ができること 学 校ごとに選択 出力ができること は EUC機能で代用することとした 106 / 329

108 4.2 学齢簿異動 学校教育法 学校教育法施行令及び学校教育法施行規則に基づく新規就学 者の学齢簿への記載等に関する機能のうち 学齢簿異動について記載する 転入学 編入学 新就学者異動 転入者 編入者の異動 No 61 62 63 64 65 68 69 117 125 166 1 67 168 179 実装してもしなくても良い機能 転入者 編入者の学齢簿は 住民記録情報の異動情報から自動的に作成で きること 一括作成しない場合は対象者を一覧表示した後 該当者を選択す ることで個別に反映することができること また 住民記録情報の異動事由 によって自動反映の有無を選択できること 自動反映によらず個別での登録も可能とする 異動時には保護者の自動設定 学区の自動設定 学年の自動設定ができ 履歴を作成すること 実装してもしなくても良い機能 学校から転入報告をCSVで受け取り システムに取り込むことができる こと 学校教育法施行令第 1 条第 1 項において 当該市町村の区域内に住所を 有する学齢児童及び学齢生徒について 学齢簿を編製しなければならない 第 1 条第 2 項において 学齢簿の編製は 当該市町村の住民基本台帳に基 づいて行なうものとする とされているものである また 住民記録情報で異動となった児童生徒又は保護者の情報を学齢簿に 反映させる必要があるため ただし 住民記録情報での異動をすべて反映する必要がないため 予め異 動事由を選択できる機能を有し 必要な異動情報のみを自動反映することで 確認作業の時間短縮が可能となる また 有識者検討会では住民記録情報と の連携については市町村で差があるため 権限者によるパラメータ設定によ り連携内容を設定できることが望ましいとの意見もいただいた 107 / 329

109 転入報告をCSVデータで受け取りができる機能は 教育委員会に届け出 た日と実際に入学した日が違うケースが想定されることから 学校からの情 報による取り込み機能が必要である市町村も存在するため 実装してもしな くても良い機能とした 学校との連携については 今後も検討が必要である ため継続課題とする また 組合立など複数の自治体に跨る学校の連携につ いても同様である 二重登録 No 170 171 再転入や帰化 住民登録外者から住民登録となった場合 過去の情報と新 しい情報の2つのデータを同一人物としてチェックする機能を備え 二重登 録と判断した場合は1つの学齢簿に統合することができること また 同一人リストが出力できること 再転入などにより学齢簿上で別人扱いとなり 同一人物の履歴として管理 できないため 本来 再転入者は住民記録情報で当該市町村転出時の宛名コードを使用す ることで二重登録を防ぐことが可能であるが 二重登録となってしまった場 合の考慮が必要となるため 就学事務システム(学齢簿編製等)側で1つの学 齢簿に統合する機能が必要である また 二重登録されてしまった場合のチェックとして 同一人リストによ り二重登録を防ぐことができる 同一人物としてチェックする項目は カナ氏名 生年月日 性別で候補者 を選定するが チェックする項目を自由に選択できることが望ましい 転入学の通知 No 166 172 173 174 175 176 189 190 児童生徒の転入があった場合 学齢簿の登録を行った後 転入学通知書の 出力ができること また 転入学通知書の出力は転入処理を行った窓口でも 即時発行ができること また 就学指定校と就学校が相違した状態であっても強制的に転入学通知 108 / 329

110 書が出力できること 紛失等による保護者からの申出により 再発行も可能であること 学校教育法施行令第 6 条において準用される第 5 条に基づいて 保護者 に対し 速やかに 小学校 中学校又は義務教育学校の入学期日を通知しな ければならない とされているものである 転入学通知書は保護者向けと学校向けに通知が必要とされており 保護者 向けには転入手続きにおいては 来庁された際に渡す事務手順となっている 場合 転入受付窓口での発行が有効である ただし 学校選択制を採用して いる市町村においては就学する学校の希望を受けて手続きを行う必要があ るため 転入受付窓口での即時発行はできないことの考慮が必要である 就学指定校と就学校が相違した状態で強制的に転入学通知書を出力し た場合 その履歴を削除できること は 操作性に関する要件であるため 標準仕様書には記載しない 編入学の通知 No 178 実装してもしなくても良い機能 児童生徒の編入があった場合 学齢簿の登録を行った後 編入学通知書の 出力ができること 実装しない機能 海外からの一時帰国や 外国籍を有する児童生徒の仮入学 体験入学 は 正規の就学とは区分を分け 仮入学についてもDBに登録し 通知書等を出 力できること 日本国籍を有する学齢児童生徒が帰国した場合 その時点からその保護者 には就学義務が課せられることとなり 住所地の教育委員会は住民基本台帳 に基づいて学齢簿を編製し 保護者に対して就学すべき学校の指定 編入学 期日を通知することとしている 外国からの帰国等により新たに住民票を登録する場合など 転入元が日本 でないことから編入学を行うことになる この場合 編入学通知書を用いて 109 / 329

111 入学を許可する市町村があったが ヒアリング調査の結果 転入学通知書に て代用しているとの回答が多数あったことから 実装してもしなくても良い 機能とした 仮入学については 法令上規定されていないため 実装しない機能とした 学齢簿の記載事項等の変更 住民基本台帳異動の自動反映 No 61 63 64 65 68 69 125 134 166 167 168 実装してもしなくても良い機能 住民記録情報に異動があった場合 住民記録情報より自動で反映できるこ と 自動反映しない場合は対象者を一覧表示した後 該当者を選択すること で個別に反映することができること また 住民記録情報の異動事由によっ て自動反映の有無を選択できること 異動時には保護者の自動設定 学区の自動設定ができ 履歴を作成するこ と 学校教育法施行令第 1 条第 1 項において 当該市町村の区域内に住所を 有する学齢児童及び学齢生徒について 学齢簿を編製しなければならない 第 1 条第 2 項において 学齢簿の編製は 当該市町村の住民基本台帳に基 づいて行なうものとする とされているものである また 住民記録情報で異動となった児童生徒又は保護者の情報を学齢簿に 反映させる必要がある ただし 住民記録情報での異動をすべて反映する必 要がないため 予め異動事由を選択できる機能を有し 必要な異動情報のみ を自動反映することで確認作業の時間短縮に繋げることが可能となる なお 有識者検討会では住民記録情報との連携については市町村で差があるため 権限者によるパラメータ設定により連携内容を設定できることが望ましい との意見もいただいた 自動反映できなかった管理項目をチェックするにあたり 学齢簿 住基差 異チェックリストで確認して修正する手続きとする 110 / 329

112 住基異動者の確認 No 167 168 169 224 児童生徒又は保護者に係わる住基異動者リストが出力できること 指定した年月日の範囲に異動があったものを対象として 住基異動者リス トを作成できること また 外国籍を有する児童生徒又は保護者については 日本国籍を有する児童生徒又は保護者とは分けて出力することができるこ と 出力対象は 住民記録システムの異動事由ごとに出力有無を設定可能とす ること XLSX 形式 CSV 形式により出力できること EUC 機能でも可 実装してもしなくても良い機能 身元引受人に係わる住基異動者リストが出力できること 転入者 転出者や転居者などの異動情報を把握し 学齢簿の異動処理を行 うために必要な確認リストである また 確認作業は随時行うことが理想で あるが 業務都合で月に1度などの事務スケジュールで作業を行う市町村も あるため 異動日付の範囲指定など抽出条件が選択できることが望ましい 出力対象は 住民記録システムの異動事由ごとに出力有無を設定可能とす ることで 学齢簿に影響を及ぼさない異動事由を除外することが可能となり 事務効率の向上に繋がるため 学齢簿記載内容の変更 No 66 67 103 111 112 113 114 115 116 119 120 121 122 125 131 132 163 166 16 7 168 169 172 191 学齢簿に記載された内容は任意に変更できること また 年度途中でも保 護者の変更や転学等の情報を変更できること 学齢簿の記載内容に変更があった場合 異動通知書及び学齢簿異動者一覧 が出力できること また 異動入力した内容の履歴情報も作成 管理ができ ること 111 / 329